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ストレスが多い現代社会で、物事の捉え方を変えて柔軟に生きるために役に立つことがたくさん含まれている一冊です。
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うつの投薬治療を始めてもう6年以上になりますが、
今まで、認知療法には懐疑的というか、
積極的に取り入れようという気持ちになりませんでした。
私のうつは、「何かの出来事」→「憂鬱な気持ち」→「身体が動かなくなる」
というプロセスを踏まず、
ある日急に、何の前触れもなく、
「もうダメだ」って時がおとずれ、身体が動かなくなり、強い希死が出てくるからです。
希死の理由も分からない。
だから、認知療法のように、「考え方」を変えても、
「感じ方」を変えても、回復する気がしなかったのです。
けれど、「うつと戦わない生き方」という本を読み、
認知行動療法に興味を持ち、この本を手にしました。
結果としては、とても役立ちました。
物事を多角的に見ること。
そのプロセスが詳しく書かれています。
「自分はダメな人間だ」
→そんなことないよ。ダメな人間なんていない! あなただって素晴らしい人間!
みたいな、単純なポジティブシンキングではありません。
それだったら、受け入れられなかったですね。。
何故、そう感じるのか。
他の考え方はないか?
その考えから、気持ちは変わったか?
これは、ある種の訓練ですね。
1回や2回考えてみるのではなく、
そう考える「クセ」をつける。
うん。
認知行動療法、出来るところから取り入れてみようと思いました。
さっそく、本書に紹介のあった「うつ・不安ネット」に登録してみました。
「これできっとよくなる」という気持ちじゃなく、
よくなるきっかけ、第一歩になればいいな。
という気持ちで、初めてみたいです。
印象に残ったのはこの部分。
『最近の脳科学では、何もしないでいると、何かをしようという気持ちにならないことがわかっています。何かをしたいという気持ちになるためには、行動を通して報酬系と呼ばれる脳のサーキット(回路)を刺激する必要があるのです』
あぁ、たしかに・・・。
朝から身体が動かないとき、動かない原因も分からず、
ただ一日横になって、それでもまったく何も休養になっておらず、
ただ悲観的な考えに埋もれていくだけで・・・。
そう!
もし、ほんの少しでも動けるのなら、動こう!
そして、「なんで動けないんだ・・・」という問いに一つの解答が出ました。
「動かない」からです。
そう解答が得られただけでも、
「動けない自分はダメ人間」っていうぐるぐる思考から、
少し開放された気がします。
読んで良かった一冊です。
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タイトルに「はじめての」と付いているだけあって
認知療法という言葉しか知らなかった私にもわかりやすかった。
文中に何回も出てくる「現実を見つめなおす」という言葉が印象的。
通常であれば「現実を見る」という行為はシビアで辛い事のイメージを
持っていたが、うつ状態になると事実を歪めて悲観的に捉えてしまうので
現実を見つめなおした方が楽になれるというのは目からウロコだった。
頭で思考する方法だけでなく、体を動かして行動することの重要さや
リラックス方法なども紹介されていて読みごたえがある。
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勇気をもらえることが書いてありました。病気だったら家でじっとしてなきゃいけないとか違うんですね。偉い先生にそう言ってもらえると嬉しかったです。考え方は私はお陰様で改善されてきてるのかもと気づかせてくれた本でした。この先、困難が起こったら使ってみたい方法でした。
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人に勧められて読んだ本。入門編らしいが、それにしては「認知療法」の定義が分かり難い。事例を踏まえて説明しているが、それが余計に分かり難くしてるかも。意外に初版が新しいので日本ではまだ堵についたってところかな?
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認知療法についての本。
はじめてのとあるので、説明が長いところもあるけど自分にとってはちょうどいい感じ。
精神的障害かある人以外にも日頃ストレスを感じている人にも大変有用な考え方を学べるのではないか。
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大野裕さんの本は、実はこれが初めて! 読みやすかった。
あとがきに書いてあったけど、治療者向けでもあり、当事者向けでもある。
手元に置いておきたいなと思ったので、買おうと思います。
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新書版の認知(行動)療法の入門書。
内容としては、認知療法とはなにか、行動を少し変えてみる、問題を把握して解決する方向にもっていく方法、身体と心をリラックする方法、人間関係で気持ちを伝えるには、コラム方法の使い方、後ろ向きスキーマーに気づくにはという内容である。
認知療法は、自分の感じ方・考え方に偏りがあって、具体的な事実・事象を独自の認知で偏ってしまうことが自動思考で根付いてしまうことに問題がある。
まずは、リラックスして気持ちも体もニュートラルな形にして、行動をすることで方向を変化させて、一番重要な、自分に染みついた考え方や感じ方を変える必要があるのではないだろうか。そのように全体を読んで感じた。
認知(行動)療法の書籍はいろいろと出版されているが、全体像を新書という形で読むには良い本だと思う。
①考え ②気分 ③行動 ④身体の反応 のどこから手をつけるべきかを考えてもよいかもしれない。
認知行動療法とは、認知療法 と 行動療法 の発展形であり、上記の4つが密接に絡んでいるからこそ、4つのいずれか手を付けても、4つに影響があることを利用しているということがわかると理解しやすいように思えた。
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はっきり言って、無茶苦茶読み辛い本です。
うつ病の人はよほど寛解に近くないと、読んでも理解できません。
すべての文章が、回りくどく書かれすぎ。
役に立ったのは、付録ぐらいです。
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文字通り認知療法の入門書。自動思考といった認知療法についての説明から、実際に現場で行われるであろう「活動記録表」や「思考バランスシート」にを使った手法を紹介まである。おまけに嬉しい快適睡眠のコツといった付録つき
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ボクの中で、認知というのは本当に大切な分野。教師として前に立っていても、「なぜ?」と自分を制御しきれていない部分を感じている。
それは振り返ってみると、「認知」によっておこっている。ここでボクの自動思考とスキーマを上手く修正していくことで、認知の修正をはかり、よりよく生きていけるのでは?と考えている。
この「認知」という考えにとてもよく気づかせてくれた本。コラム法については、これから自分自身でできることの一つとして、生活の中に取り入れていきたい。
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はじめての、という割には色々詰め込まれた本。
認知行動療法は、うつ病の人が再発しないように勉強することが多いが、何もそれだけではない。自分に自信がないとか悩んでいる人にもオススメ。
いきなりこの本だけ読んでも、わからないことだらけだと思う。
同じ著者が出している実践本(書き込みながら、考え方を習得できるノート)もやりながら、読むといいと思う。
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認知行動療法とは、個人、個人が持っている思い込みを修正する治療です。
私たちは、誰でも自分特有な思考をします。
たとえば、ある人からメールの返信が返ってこなかった場合、なんとも思わない人もいれば、自分は嫌われているかもしれないと考える人もいます。
同じ現象を異なったフィルターを通してみているわけです。
うつ病になりやす方は、自己否定的、引っ込み思案、悲観的な思考パターンを持っています。
いくら抗うつ薬を服用して気分をあげても、この考え方のパターンを変えない限り基本的には変わりません。
療養中は、良くなったけれど職場に復帰したら再度悪くなったということになりかねません。
認知行動療法では、ストレスがかかる場面でどのようなイメージや考えが浮かんでくるかを問いかけるそうです。
http://ameblo.jp/nancli/entry-11881603133.html
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気持ちが暴走することがあるのでその対処と改善にと読んだ。「はじめての」だけど結構詰め込まれてたので読んでる間疲れた。
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分かり易くてよかったです。分量もそれほど多くないので、本を読むのが億劫になっている時期にはちょうどいいのではないのでしょうか。
「自分の認知の偏りを治すには、まずは推測と事実のふるいをかけて、推測の可能性を多面的に検討する。そういった検討を繰り返していく中で、自動思考(とっさに考えること、感じること)を修正し、最終的には自分の価値観や人生観を変えていくことに繋げていく。」
といった感じのことが書かれているような・・・気がします。