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不眠症で苦しんでいたので、付録3「快適睡眠のコツ」に目を奪われ購入。なかでも、夜中に目が覚めたときに時計を見ない、というアドバイスは目から鱗です。なぜなら、目が覚めると、時刻がとても気になり、さらに不安が増す、という悪循環を繰り返しているのが、私の現実だったことに気付いたからです。
私は認知療法の本を、沢山読んできたので、本文の方からの収穫はありませんでしたが、付録1「こころのクセチェック」、付録2「簡易抑うつ症状尺度」、付録4「認知療法面接チェックリスト」は実践的でためになります。
以下、おさらい。
・認知、気分、行動の悪循環
・否定的認知の三徴・・自分自身、周囲との関係、将来に対して悲観的
・行動計画を立てることの意味
*行動で認知のゆがみを見つめ直す
*不必要な範囲の行動を整理
*いちいち決断しなくて良い
*満足度に意識的になれる
*自己コントロール感の向上
・問題解決で、自分の中でブレストし、利点と欠点を検討する。
・自分の良いところをリストアップする
・距離の関係(相手から同じ反応を引き出す)と力の関係(相手をつけあがらせる)
・みかんていいな。みたこと、かんじだこと、ていあん、いな(否定された場合の対案)
・下向き矢印法
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認知療法の入門書。学術的な解釈の紹介や色々な療法、個人でもできる認知療法の活用サイトの紹介もあり、読みやすく分かりやすかった。
考え方をコントロールするのではなく、行動で認知のゆがみを見つめ直す=動けば気持ちが変わる、ということは一理あると思う。
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難しそうだと思ったけれど、簡単なところから始められそうな感じがする。もう少し勉強してみようかと思った。日本での認識がもっと深まれば救われる人も多いだろうに。新しい知識がどんどん日本に広まることを祈ります。
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つらい時はつらいのが当たり前、悩まなくて良い。
でも、という言葉が心に浮かぶ時はだいたい後ろ向きの発想になっている。
自分なりの思いこみの世界に閉じ込められているとつらくなりがちになります。
自分の心の癖をあらかじめ知っておくことが役立つ。
問題が起きるのは特別ではない。
問題は解決可能、まずやってみよう。
精神的苦痛は心の信号。
立ち止まって考えよう。
問題解決には時間がかかる。
できれば自信に、できなくても問題がはっきりする。
自分の気持ちに正直になる。
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タイトル通り認知療法の基本書。
どんなに客観的に考えているつもりでも、人には誰しも「こころのクセ」がある。
物事の受け止め方、思考の偏りのクセを認識することで、気持ちを切り替えしなやかに考えられる心を取り戻すことができる、ということらしい。
理論よりは実践寄り。実際に悩んでいて認知療法を受けている人に役立つ内容かな。
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うつ・不安による物事の受け止め方、心のクセを認識することで解決していこうという認知療法の入門書。
自分の認知の偏りは「深読み」が一番点数高かったな。
巻末のチェックリストやってみたら中程度のうつだって。
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認知療法の一般向けの解説本。
具体的な技法というのはコラム法のところになるのかな。
ただ、コラム法は一人でやるのは難しそう。なので、一般に認知療法の考え方を広めるというところになるでしょう。
付録が豊富なのもよいと思う。
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最近気になる「認知療法」
2010年には日本でも保険でうつ病とかの治療に認知療法が使えるようになりました
カウンセラーの勉強会では「認知行動療法」って教わりました
認知療法と行動療法が合わさった感じですかね
まぁ結局、認知しても行動しないと意味がないからね・・・
この認知療法はうつ病の方だけじゃなくて、普通に日々暮らしてる私たちにも適用できます
人それぞれ「こころの癖」ってものがあって、追い詰められたりすると出てくる思考がある
数日前の私の「ゼロイチ(白黒)思考」もその一つ
こうなってしまった時に自分で「あぁぁ」って気付ければ良いよね
カウンセラーの勉強でちょっと難しく教わった理論を実際の場面のエピソードを元に
簡単に説明してあって、心理学とか知らない方でも読みやすくて理解しやすいと思います
大野さんも「最後に」で書かれていますが、認知って簡単に言えば
ものの見方、受け取り方、感じ方という意味
そこにやっぱり人それぞれ癖がある
いつも同じ見方・受け取り方でモヤモヤしてませんか?
違う見方ができるようになれば、すっごく楽になれることもあるのです
私も暴走しそうになる時は「立ち止まれぇぇ!違う切り口!!」って自分に言い聞かせます(苦笑)
認知療法の入門に調度よい本かなぁって思います
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無意識にやってることを意識化し、自分にとって望ましいように作り替えるというのは、心理に関することだけでなくどこでもやっていることだ。
そしてそれはすごく、難しくて面倒くさい。でもこの本を読むと、実際やってみると面白いかも、と思えるかもしれない。
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6つの後ろ向きスキーマが役立つ。ただ,スキーマという単語はいらないと思った。後ろ向きだけでいい。
1 弱さ
1 弱さ
「自分は弱い」「人に助けを求めるのは弱い人間だ」
2 完全主義
「成功しなければ人生をむだに過ごしたことになる」
少しの失敗も許せなくなる
3 他のから認められることに固執する
4 命令型の確信
「**でなくてはならない」「**しなくてはならない」
5 自律的
「自分の考えは他の何より大切」
6 他の人のために傷つけられてしまった
整理が3つの軸があるという。
自分,他人,世界。
なんだ「三方良し」がわかっていれば,なんでもないことなんだ。
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自分のものの考え方、受け取り方を客観的に捉え、現実に即したしなやかでバランスの良い考え方に変えていくための方法が描かれています。これからの生活で多いに活用したい方法がたくさん載っていました。
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この1冊でかなりの情報量が盛り込まれている.
何度か読み返してみたい本.
同じ著者の認知療法の実践本も試してみたいと思った.
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ストレスが多い現代社会で、物事の捉え方を変えて柔軟に生きるために役に立つことがたくさん含まれている一冊です。
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うつの投薬治療を始めてもう6年以上になりますが、
今まで、認知療法には懐疑的というか、
積極的に取り入れようという気持ちになりませんでした。
私のうつは、「何かの出来事」→「憂鬱な気持ち」→「身体が動かなくなる」
というプロセスを踏まず、
ある日急に、何の前触れもなく、
「もうダメだ」って時がおとずれ、身体が動かなくなり、強い希死が出てくるからです。
希死の理由も分からない。
だから、認知療法のように、「考え方」を変えても、
「感じ方」を変えても、回復する気がしなかったのです。
けれど、「うつと戦わない生き方」という本を読み、
認知行動療法に興味を持ち、この本を手にしました。
結果としては、とても役立ちました。
物事を多角的に見ること。
そのプロセスが詳しく書かれています。
「自分はダメな人間だ」
→そんなことないよ。ダメな人間なんていない! あなただって素晴らしい人間!
みたいな、単純なポジティブシンキングではありません。
それだったら、受け入れられなかったですね。。
何故、そう感じるのか。
他の考え方はないか?
その考えから、気持ちは変わったか?
これは、ある種の訓練ですね。
1回や2回考えてみるのではなく、
そう考える「クセ」をつける。
うん。
認知行動療法、出来るところから取り入れてみようと思いました。
さっそく、本書に紹介のあった「うつ・不安ネット」に登録してみました。
「これできっとよくなる」という気持ちじゃなく、
よくなるきっかけ、第一歩になればいいな。
という気持ちで、初めてみたいです。
印象に残ったのはこの部分。
『最近の脳科学では、何もしないでいると、何かをしようという気持ちにならないことがわかっています。何かをしたいという気持ちになるためには、行動を通して報酬系と呼ばれる脳のサーキット(回路)を刺激する必要があるのです』
あぁ、たしかに・・・。
朝から身体が動かないとき、動かない原因も分からず、
ただ一日横になって、それでもまったく何も休養になっておらず、
ただ悲観的な考えに埋もれていくだけで・・・。
そう!
もし、ほんの少しでも動けるのなら、動こう!
そして、「なんで動けないんだ・・・」という問いに一つの解答が出ました。
「動かない」からです。
そう解答が得られただけでも、
「動けない自分はダメ人間」っていうぐるぐる思考から、
少し開放された気がします。
読んで良かった一冊です。
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タイトルに「はじめての」と付いているだけあって
認知療法という言葉しか知らなかった私にもわかりやすかった。
文中に何回も出てくる「現実を見つめなおす」という言葉が印象的。
通常であれば「現実を見る」という行為はシビアで辛い事のイメージを
持っていたが、うつ状態になると事実を歪めて悲観的に捉えてしまうので
現実を見つめなおした方が楽になれるというのは目からウロコだった。
頭で思考する方法だけでなく、体を動かして行動することの重要さや
リラックス方法なども紹介されていて読みごたえがある。