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「中国と政治的に同盟することは日本が中国の衛星国としてとりこまれることになる。小沢一郎の中国寄りの態度は国益の損失だ。アメリカと対決姿勢をとらせて、日本の国力をそごうとしている」偏り過ぎの主張が爽やかな一冊。
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アメリカの行動は、全て裏打ちされた国益を守る行動であり、本書ではその裏についてまとめている。
震災時のアメリカ軍の動きと、アメリカと強力なコネクションがある日高氏の考えとして、原発事故時のアメリカの動き、震災復興計画についてまとめている。日本の政治とは異なる次元でアメリカが行動していることがわかり、興味深い。
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民主党の対中国寄りの政策の無意味さ・お粗末さを主張するとともに、日米関係の大切さを今一度見直すべきだという意見。日高義樹の意見は偏り過ぎている気がするが。
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政権を取ったばかりの民主党は、米軍基地問題をこじらせたり、機密文書を暴露してみたりと、アメリカから嫌われることを意識的にやっていたような印象を受けていましたが、最近はどうなのでしょうか。
東日本震災後に多くの国が日本を支援してくれたのは、東北には重要な部品を製造している工場があるからとか言われていました。私の勤務している業界でもある重要部品が東北地方で製造されていて、その対応に追われたことがありました。
ニュースを見て驚いたことの一つに、震災直後に、アメリカの空母が支援に宮城県沖までやってきたことでした。この本の著者である日高氏は、それは軍事演習をすることになっていたので、あれほど早くに来ることができたとのことです。
私の感覚では日本が嫌われることの多かった民主党政権のアメリカが日本をどう見ているのかが気になっていたので、米国事情に詳しい日高氏によるこの本は参考になる点が多かったです。
以下は気になったポイントです。
・福島原発事故についてアメリカ側があまり深刻に考えていなかったのは、技術的な問題ではなく、危機管理体制の問題で事故が起きたと結論付けたから(p17)
・東京電力の発電事業は世界で高く評価されてきた、機材の補修や管理、取り替えを適切に行っていて、原子力発電所の施設や装備の問題が事故とは直接関係ないことを、世界の専門家の目には明らか(p27)
・原子力空母は燃料の石油を搭載する必要ないので、食料品や物資を積みこめる、今回支援にきた「ロナルドレーガン」は、6000人分の乗組員の食料や必需品を90日分積載可能(p48)
・大震災後のアメリカ軍の緊急出動態勢は、日本の民主党の愚かな行為で日米関係が悪化しても、日本がアメリカの核の傘のもとにあり、アメリカが常に日本の側にいることを、中国に思い知らせた(p53)
・被災地の救援に自衛隊の半数を出動させたので、防衛体制は空になった、アメリカ軍は救援活動と演習という名のもとに日本を守ろうとして戦争に近い出動態勢をとった、陸軍の舞台が長期にわたって過酷な救助活動に独力で当たったことはあまり例がない(p61、101)
・アメリカ海軍が太平洋戦略の中心になっているのは、海軍を除いては、わずかの空軍のみで陸軍はほとんどいない、海兵隊はグアム島への移転を開始したから(p63)
・中国外相に嘲笑された民主党は、前言を翻して「アメリカの核の傘を提供してほしい」と申し入れた(p91)
・第二次世界大戦前に、日本陸軍の首脳は中国と手を組んでアメリカに対抗しようとしてアジアに経済圏を築こうとしたが、うまくいかなかった(p135)
・中国共産党の首脳は、多くがアメリカ留学をして、アメリカ的な教育を受けている、国内のみで教育を受けたものも、アメリカ資本による北京清華大学を卒業して同様の教育を受けている(p136)
・アメリカにおいてティーパーティグループは、3000程度自然発生的に誕生している、このグループが強いのは中西部から南部にかけてで、かつては民主党が強いと言われた地域(p185)
・ティーパーティが中国に対して主張しているのは、1)公平な自由貿易体制、2)パテントをはじめとするアメリカの知的所有権を守ること、である(p186)
・第二次世界大戦で日本空軍に撃墜された経験のありシニアブッシュ大統領は、「戦後、民主主義と自由のために尽くした昭和天皇に敬意を表するために、葬儀に列席する」と表明した(p194)
・ネルソン・ロックフェラーが副大統領になったのは、ウォーターゲート事件騒動で、フォード副大統領が大統領に昇格して、その後任としてなった(p203)
・副大統領は外交に精を出す人物が多く、ブッシュ前政権まではほとんどの副大統領が日本びいきであった(p210)
・アメリカの歴史書には、核爆弾を投下してソビエトを引き込むことで太平洋戦争に勝ったと書いているが、指導者は、薄氷を踏む思いで勝った戦争で、幸運(特にミッドウェー海戦、当時の日本の海軍力はアメリカの2倍)と日本の失敗によって勝つことができたという自覚がある(p220)
・中国では共産党の力が弱くなり、軍部の発言力が増している、かつての日本軍部とおなじようにブレーキがきかなくなっている(p229)
・小泉政権が行ったビックバンによって、銀行体制が壊れた、金融自由化と市場開放で農協の組織が壊滅、郵便貯金制度も実質的に解体したので、自民党が勝ったとしても昔のような権限と権力を持つことは無いとアメリカの専門家は見ている(p235)
・「日本が安全であるから、資産を日本円にして日本に置いておく」という外国人の考え方は、新しい気づきであった(p264)
・日本がいま不安定になっている原因の一つは、アントレプレナーとして成功した人々が政治資金を提供し、民主党政権を支持していることである(p269)
2011/8/13作成
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米国共和党の見方が分かるということで読んだが、オバマ政権の消極的な外交政策が同盟国を不安定化させていることや日本の民主党政権が米国から平和ボケで嘘つきで信用出来ないが、組し易いと見られていることなどが分かる。
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そういえば、他の本でも読んだな。
やっぱり日本はアメリカの従国で、
抵抗しない様に、アホになる様に、教育されてきたんだな。
と改めて納得した。
衣食足りて礼節を知る。
豊かにさせて、心も満たして、平和ボケさせる作戦は大成功。
筆者の個人的な見解も多いように感じだけど、
わたしも平和ボケした日本人だから、
わかってないのかもしれない。
やはり世界は金と武力。
この両方が揃わないといけない。
すなわちジャイアンとスネオ。
それから薄々気づいてはいたものの、
やっぱり日本ではほとんどニュースが制限されている気がする。
大臣が民間企業のセールスマンになってたなんて、
世界がびっくりあきれていたなんて…。
一企業を国の代表者がセールスに?モラルは?!
そんなことしてないで、国益を考えてよ…。
日本の政治家が浅はかで愚かだからしょうがないね、
と世界が思っていてくれるうちに、
なんとか体制を戻したいところだけど、
できる人、思いつかない…。
そして最後に、地震後、TEだけが責められている姿に、
非常に違和感があったけど、ここに答えがあった。
そもそも許可したのは国じゃん。
ということは、政治家や公務員だって
給料半額くらい当たり前じゃないの?
発電メーカはなんでもっと責められないの?
平和ぼけの日本人たちは、マスコミに踊らされすぎ。
マスコミは悪だ。
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3.11大震災を踏まえた日本とアメリカ、中国の関係に関する地政学的解説。
日本は中国となんか仲良くしていないで、再度アメリカとの友好関係を重んじていくべきだ。何を言ったってアメリカだって日本が好きだし、必要としているのだから。その辺の事情をわかっていない民主党の政治家はなっていない。と、いうもの。
世の中の見方として、こういう観点も知っておく必要があるとは思うけど、「平和主義は甘ちゃんの戯言」、「いかに権力を握るかこそが重要事」といった考え方に取りつかれるのはどうしても不幸に感じてしまう。たぶん、気質的にこんな本読むべきではないのだろう。
それにしても、なんとも高慢な文章。どれだけ重要人物と親しいのか知らないけど、明らかに本筋と関係ない逸話を交えられると、逆にそんなに自分を大きくみせたいのか感じてしまう。
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東日本大震災のときの米軍による「トモダチ・オペレーション」の真意は、震災に乗じて中国人民解放軍の「跳ね上がり」を警戒し、日米同盟の絆を見せつける必要があった為、米軍は2隻の空母を展開した。
日本の民主党政権は米国から「経験がないから」と哀れがられている。
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途中までしか読んでいないが原発についてとか。原発事故の起こった本当の原因はなんだったのか。危機管理能力について。
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パブリックポリシー(何が公の利益になるか)
原子炉のメーカーであるGEが日本に代表を送付して説明→日本人は関心を払わず
全自衛隊を災害緊急出動
→菅首相の反自衛隊的な思想,国家防衛の軽視
アメリカ側が民主党政権の幼稚さを受け入れた。
岡田外相 核密約の暴露
日中同盟→日本が中国の衛星国化,居心地の悪い立場
原発事故 許可を出した政府,メーカー,電力会社に責任
「選挙権を手にしたいなら,日本人になればよいのではないか。日本に帰化すれば選挙権が得られるだろう。外国人に選挙権を与えれば,日本が外国の利益に動かされる危険がある。」
外国人から献金を受け取ることができないのは,国を守るための当然の仕組み
ニクソン大統領→世界の歴史の中で,戦争で奪った領土を,何の代償もなく旧敵国に返した例はあまりない。
フォード大統領→三木首相の要望で田中角栄を陥れる文書を日本に渡した。
ブッシュ元大統領「昭和天皇の葬儀に行く。私は未来をみている。戦後,民主主義と自由のために尽くした天皇に敬意を表するためだ」
小泉・竹中の金融自由化→太平洋戦争に次ぐ,日本の敗戦
アメリカ政府は,自民党が政権を取り戻すのは難しいから,とりあえず民主党を受け入れた。