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よくある異世界トリップもの。
幸永が思いもかけず異世界にトリップしてしまい、かつ早い時期にもう元の世界には帰れないとわかったのに、生き生きとしているところがよかった!かといってあっけらかんとしている能天気ものではなく、しっかり現実を見て考え行動しているところが好感度高かったです。
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小さい子供を助けるために、車にぶつかってしまった幸永が、次に目を覚ました先は、泉や神殿があるまったく知らない場所だった。
おまけに目の前には大きな虎がいた。
幸永は虎に「神子」と呼びかけられるも、幸永にはまったく心当たりがない。
いったいそれはなんのことで、自分はどこに来てしまったのだろう?
不安でいっぱいの幸永に、その虎――レイモンドは、自分は人虎族の王だと告げる。
そこは日本ではなく、人間とは微妙に違う一族が住む世界で。
人虎族であるレイモンドは、人の姿と虎の姿と両方をとることができる。
そして、幸永よりもずっと大きくてたくましいのに年下である。
そんなレイモンドと共に、謎の国で暮らすことになって……という話でした。
おそらく、幸永が飛ばされたのは、死後の世界の一つで。
現実世界の幸永は、もう死んでしまっているので元に戻ることもできなくて、そしたら当然不安だから、誰かに頼りたくなるだろうし。
おまけに、人虎族と対立する人熊族に攫われてしまって……という災難まであって、結局幸永はレイモンドとラブラブに……。
深く考えなければ十分に面白い話だと思います。
ただ、自分がこういう立場に立たされたらきっとめちゃくちゃ不安だろうなー……とか、いろいろ考え出してしまうとあんまり楽しくない状況だな、と思います。
幸永みたいに家族思いだと特に。
でもまぁ、幸永は前向きに頑張っているので、それにケチをつけるのもよくないと思うので、これはこれで有りなんだろうなって思うことにします。
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細かいことを気にしなければ楽しめる一冊。設定もキャラクターも不思議系。攻の変化した動物の描写が可愛い。ファンタジーが好きな人にはお勧め。