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個性的な男子高校生が活躍するザ・ゾンビーズシリーズ第3弾。
慕っていた女性の死に不信を抱いた女子高生が、ザ・ゾンビーズの力を借りて真相を解明するというストーリー。
時おり例えで使われる映画作品が、シネマファンには嬉しい。大人になった彼らはどんな姿なのか興味ある。
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こんなに格好良くて気持ち良くて清々しいものが他にどこにあるんだろう?
私が思いつくものの中にはない。
赤信号の話、私と全く同じことを考えてた。びっくりした。
山下をちゃんと大切な存在だと考えているのが素敵。
ヒロシは生きてたら多分シュショーになっていたと思う。
スンシンは相変わらず強くて格好良くて、優しい。
アギーはチャラくて、スマートで、ちゃんと遠くからみんなを見ている。
萱野も南方も絶対イケメンで信用できる熱い仲間。
岡本さんも、仲間だ。
自分が女の子であるというコンプレックスに涙が出そうになる。
それでも俺らは友達だ、仲間だ。
約束って凄いなぁと思った。
こんな中にいたらいつ死んでもいいと思えると思う。
だからアクセルを思いっきし踏むことができたんだ。
そして彼らは死なない。
ゾンビーズだからだ。
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真面目で平凡な女子高生だった16歳のわたし。岡本佳奈子。
けれど、11月のあの日、家庭教師をしてくれていた大学生の彩子さんが校舎から謎の飛び降り自殺を遂げた日から、わたしを取り巻く世界ががらりと変わってしまった。
綾子さんの自殺に疑問を持ったわたしは、彼女が信頼を寄せていた同じ大学の学生・中川に相談を持ちかけた。直後に数人の男たちに襲われたところを助けてくれた、救世主その1南方、その2萱野、その3山下、その4朴舜臣。ザ・ゾンビーズ。
彼らと共に真相を追い始めたわたしはもうひとつの世界を見つけた。
彼らのいる世界。そこまではこぶしふたつ分の距離。必ずそっちへ行ってやる。
強くなって、飛んで見せる。
過去は刹那へと去ってゆき、存在するのは現在とほんの少し先の未来だけ。
そう、わたしは、彼らのスピードに焦がれている──。
ザ・ゾンビーズシリーズ第3弾。今回は女の子が主人公。
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フライダディフライ、goを読んで久しぶりに金城作品を読了。なんとも清々しい青春小説。ちょっとありえないような展開もあるけれど、そこはご愛嬌。アギーやシンスン等、「純日本人」ではないキャラクターが出てくるところも好き。そこはやはり金城作品だなと。ただいつも思うのが、山下の扱いがぞんざい過ぎないかと・・・。みんなに認められた立ち位置で本人も納得の立ち位置だけど、ちょっとかわいそうすぎるキャラじゃないか・・・。それと、導入部分はちょっと狙い過ぎに見えた。ゾンビーズシリーズの読者をハラハラさせる演出とはわかるけれど、本編をうまく角度から切り抜いただけに見えで、演出し過ぎかなと思ってしまった。
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いいヤツと悪いヤツがはっきりしているので、するする読めた。
登場人物の決断や成長の描写がさわやかだし、純粋な勧善懲悪モノなので読後の爽快感がすばらしい。
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読了後の爽快感は良かったが、逆を言えば私にとって爽快感でしかない作品。
ユーモアも挟んであり面白いが、いろんな場面で不自然さを感じてしまった。特に最初と最後は「あり得ないだろう」と思いながら読んでしまい、その世界観に十分に浸れなかった。
しかし、中川と岡本の言い合いは考えさせられる部分が多く、思い出したときに読み返しても良いなと思った。
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今度の敵は聡い大学生。
大切な人を奪われた岡本さんはお利口さんの世界を出ることに決める。
デタラメな連中に憧れて、笑ったり怒ったりしながら闘い方を学ぶ。
新しい世界に行くために必要なものはきっとそう多くはない。
ちょっとの技術と、アクセルを強く踏み込む勇気。
愛すべきザ・ゾンビーズシリーズ3作目!
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いいなあ。いいなあゾンビーズ!
弾ける、いやもう爆ぜるような青春。
飛び抜けて突き抜けて、こんなふうに生きていけたらどれだけ楽しいだろう、と思う相変わらずの彼らの生き様に、今作でもにやにやさせられっぱなしでした。
今回はそこにひとりの女子高生が混ざるのですが、これがまた良い化学反応を起こしてやっぱり爆発してる。うーん最高!愛してるぜ!
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このゾンビーズシリーズ大好きです。
世の中のルールに縛られず自由に生き生きと飛びまわる主人公たちが素敵です。
なにかと鳥肌物のシーンが多いのも特徴です。
良いこと言うなぁーって部分が多々あります。
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金城一紀さんは「GO」でデビューした作家さんなんですが、テレビドラマの脚本を書くこともあります(「SP」や、最近だと「BORDER」など)。
で、今回読んだ「SPEED」は、ザ・ゾンビーズ・シリーズの第3弾なんですが(映画化された「フライ,ダディ,フライ」が、ゾンビーズ・シリーズの第2弾です。映画版では、金城さん本人が脚本を担当してます)、ゾンビーズ・シリーズの中でだと、「レヴォリューションNo.3」のほうがおもしろかったかなあ?、といった印象です。
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ザ・ゾンビーズシリーズ。
愛すべき高校生たちの物語。
読後感のよい作品でした。青春。
相変わらずかっこいいなー
こんなに粋で頼れる高校生いるんだろうか。笑
登場人物それぞれが愛おしい。
みんなの世界までは、あとこぶし二つ分。
佳奈子がはやくまたみんなと同じ世界でいっしょに笑えますように。
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【 #SPEED 読了】
ゾンビーズシリーズの3作目。
ずば抜けて面白い。
.
ゾンビーズの奴らは、
自分たちの目と頭が正しいって判断したら、 赤信号でも渡るよ。
で?オマエはどうするよ?
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可愛らしい女子高生が、真面目な不良男子(?)と組んで、良い子に見せかけて陰で悪さをしている優等生をとっちめる。なんてあらすじを書くと、いかにも「定番」なのです。
しかし、面白い。一気に引きこまれ読み切ってしまいます。
特に不運の塊、山下の扱いが秀逸です。これが無かったら、ひょっとしたらそれこそ「ありきたりな」作品になったかもしれません。チラッと一瞬だけ不運な姿を描くだけなのですが、その軽さとタイミングの良さが素晴らしい。
しかしこのエンディング、ひょっとして次は女性版ゾンビーズ?
だとしたら、それも楽しみです。
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痛快で爽快。
理不尽なことはたくさんあるけど、「こんなもんか」じゃなくて「頭で納得しても心が納得出来なかったら取り敢えず闘ってみろ」っての、良かったな。
私も走ったり踊ったり、体を動かしたくなりました!
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『犬神家の一族』の「佐清(スケキヨ)」が可笑しくて、ほかの本でその描写に行き当たるたび、笑ってしまった時期があります。スケキヨ死亡のシーンはご存じの方がほとんどでしょう。湖面からズボッと2本、突き出た足。かの有名な「波立つ水面から突き出た足」のシーンです。
この『SPEED』は映画化された『フライ,ダディ,フライ』(2005)と同じく、落ちこぼれ男子高校生たちが活躍する“ゾンビーズ”シリーズ第3弾です。ヒロインの女子高生を救うため、他校に侵入した彼ら。メンバーのひとりに必ず何かやらかしてしまう山下くんという子がいて、このときも見事作戦成功かと思いきや、山下くん、行方不明。発見された姿は「校舎脇の植え込みに、逆立ちするみたいに頭から刺さっていた」。メンバーの声にふきました。「スケキヨを助けに行くぞ!」
こんなピンポイントな感想ですみません。(^^;