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怖い話でした…。こういう、リアルな怖さは乃南アサならでは。決して絵空事ではなく、どこにでも起こり得そうなことが重なり合って…。そして、一番怖い存在が、語り手の「私」であったことがまた…!一気に読ませました。読後感は、爽やかではないです。うすら寒さを感じさせられました。
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乃南アサさんの作品を最初に読んだのって、いつだったかな? 十数年前だと思いますが。いつも期待を裏切らないクオリティーの高さ。すごいですよね。この本は単行本で出た時に「読みたい」と思っていました。結局買わなかったんですが、その時は。
そして、文庫化され、ようやく読み始めたところです。
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母親が死にすぐに父親が再婚したため、長野から東京の親戚の家に居候し、家政婦のような生活を始める19歳の少女。親戚の家庭は崩壊していたが、耐えて耐えてじっくりと根回しをし獲物は決して逃がさない主人公。登場人物がどれも気持ちよく不快なのは流石。主人公が怖い。
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ハッピーエンド、皆が幸せを手にした物語というイメージ。でもこれが幸せなのはん~、という感じ。書評も面白かったな。
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久しぶりに参加して、相変わらずの楽しさでした! またまた、ジャンルさまざま。心と頭の栄養をタップリ補給出来ました。
ありがとうございます!
高野佳子
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最後にどんでん返しがあるかと思ったけど、あっさり終わってしまいました。
「ウツボカヅラ」食虫植物… タイトル通り。
未芙由はこの生き方が一番手堅く、手っ取り早かったのかもしれないけど。
どんどん計算高くなってくる。
こんな女はイヤ。
もっと積極的に生きてほしいわ。
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母を亡くした未芙由が世話になることになった親戚の一家。夫は団体職員で不倫三昧、妻は専業主婦だが家事嫌いで若い男性と出奔、長男は年上の女性と同棲状態で家には帰ってこず、長女は中学で妊娠。二世帯住宅の階下には気むずかしい両親が暮らしている・・・こんな状況のなかで、自分の居場所を見つけるために奔走する未芙由。一家は離散し、家には夫の両親である老夫婦と長男、そして長男の嫁の立場を手に入れた未芙由が残るわけですが、本当に恐ろしいと思いました。特にラスト近くの結婚式のシーン。これが幸せな生活の始まりの日なのでしょうか?未芙由は本当に幸せを手に入れたの?これから幸せになれるの?考えさせられるお話です。
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最初は面白いな・・と思ったが、途中から惰性でページを進めていた。
主人公の女性の狡猾さに嫌悪感。
オレ的には乃南作品でもイマイチ。
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読みやすいけど、その分特に大きな事件もなく、たんたんと終わってしまった。ウツボカズラってそうゆうことかーといった感じ。みふゆ怖いなー。最後まで好きになれなかった。したたかって誰にも害を与えないようで、実は1番怖いかも。
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面白いか?と聞かれたら「面白くはない。」、つまらないか?と聞かれたら「つまらなくはない。」と答える作品。
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面白かったです。
誰に感情移入するというふうにはならなかったけど、
なんかじわじわと恐怖が襲ってきました。
こんな話はありえないとは思うんだけど、
あっても不思議じゃないって気もします。
ちょっとすっきりしない読後感でした。
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面白くてスラスラ読めた。最初だけ未芙由が可哀想だと思ったけど、読めば読むほど"コワイ"というか"強か"という印象を受けた。こういう女性は結構いる様な気がする。ウツボカズラは未芙由って思いがち。だけど、出てきた登場人物全員もそうだし、誰の心にもある部分なのかなぁと。文章自体が重苦しい感じではないので、そこまでモヤモヤするとかはなかった。でも、あらすじを他人に説明しようとしたら結構スゴイ内容だと思う。未芙由にとってはハッピーエンド?!ですね。未芙由スゴイ。強か!!
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田舎娘が金持ちの親戚の家で、その家を手中におさめていく話…とでもいうのか。冴えない田舎の子かと思いきや、ずいぶんとしたたかでした。意外な展開。
もっと事件性のある話かと思っていたけど、そういうわけではないのね。
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人に貸してもらいました。
とても控えな主人公だけど、地味にジワジワのし上がっていくのが面白い。
でも気がつけば誰も傷ついていないし、人の心を読める賢い女性なんだと思う。
これくらいの賢さがあれば・・・と思うけど、なんだか疲れそう。。。
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じわじわとイヤな暗い気分になっていく。誰に関しても感情という文字が浮かばない。淡々と自分の利益を追求するだけ。ある意味恐怖を感じた。