紙の本
凄く雰囲気のいい物語
2015/09/08 18:55
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Ai - この投稿者のレビュー一覧を見る
群さんの話は雰囲気が良くて好きです。
本当に皆が読んで何かしら共感できる話だと思います。
将来に対する不安があってもそれを今気にしすぎない感じもいいです。
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45歳、全てをリセットしたいと、月10万円の生活費で
80歳まで暮らせる貯金を用意。
さて、その暮らしぶりは……
誰もが持つだろうリセット願望。
きっと、いつまでも、元の生活と比べたり、あれこれ考えるのはダメ。
いわゆる優等生タイプは、心と裏腹にリセットなんてなかなかできない。
それって、私のこと?などと、思わず苦笑。
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いつもの何の変哲もない毎日って実はすごく大切で愛しいものなんだなぁ。自分次第で暮らしの新しい風は作れる。。
小さなこと、ささいな事にもっと喜びをかんじて毎日の中に笑顔がふやせたらいいな。。お話的には地味ですが、だからこそ物語を身近に感じられます。
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「接待に明け暮れる毎日や同僚の悪口、噂話に嫌気がさし、有名広告代理店を辞めて貯金を取り崩しながら月10万で死ぬまで暮らそう」という女性の話。
正直、この小説で作者は何を伝えたかったのかよく分からなかった。
貧乏生活でも自分のために美味しいコーヒーやお茶を用意し、季節の移り変わりを肌で感じ、小さな幸せを見つけてていく主人公を羨ましくも思うが、「小説」としてはちょっと物足りなかった。
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読後感は悪くない。湿気と虫との戦いには挫折しそうになったけど(笑)こういう人生の選択もいいかも?と思う。自分にはできそうにないから尚更かな。
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中学生のとき大好きだった群よう子さんですが、本当に久しぶりに小説を手に取ってみました。無印物語のような底抜けに面白いユーモアとシュールを追及した作品とは随分テイストが違う気がしますが、素直で礼儀正しく人情味溢れ、おごり高ぶらないのに誇り高いキョウコさんに惚れ惚れとし、とても素敵な一冊です。地位と名誉を捨て、ボロアパートで月10万円の生活を送る。私だったら考えられないのですが、キョウコさんはきっとこの生活を続けていくのだと思います。続編が読みたい一冊です。
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スローライフを基にいろんな悩みを持った女性の日常。
友人のセリフなどにハッとさせられた。
それに抱える悩みや不安について共感出来る部分も。
こんな生活は出来ないし、仕事も私は辞めれない。
だけど少し憧れる。
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かわいいタイトルと表紙に惹かれて買いました。
とても読みやすい文章でした。
読みやすくてすらすら読めちゃうがために、
読み終わってもあっさり消化されちゃったけど。
仕事をやめて、ボロアパートで質素な生活をする。
冬は寒さと戦い、夏は虫と湿気と戦いながら、
それでも住人との関わりなんかに幸せを感じて。
いいなぁ、憧れるなぁ。私にはできないけれど。
あと、主人公の同級生、マユちゃんがかっこよすぎます。
彼女のレベルまでいつか到達したいです!
「かもめ食堂」の作者さんだけあって、
雰囲気がなんだか似てました。
映画の「めがね」「プール」「マザーウォーター」のラインが
お好きな方には、なかなかおススメかもです。
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唐突にドロップアウトしたような印象を受けて、
なんか戸惑っているうちに貧乏生活の苦労話になってました。
だったら、そんな都会に住まなきゃいいんじゃね、とか
そんなに確執があるんなら母親と絶縁しちゃえば、とか
ま、そんなことを思いました。
母親から見て、グレた娘ということなんだから、
それは母親の責任なんだろうしね。
それが分かってるからこそ、あたりが厳しいんだろうけど。
なんか、お互いいい大人なのにねって。
そんなことを思いながら、気がついたら終わってました。
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主人公のキョウコにとても共感できる。
終わりがちょっと唐突かな。もう少し先のキョウコも見てみたいなあ。
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8月18日読了。よくも悪くも群よう子、かな。楽しく読めるけど、特になんてこともない。なんてことないものを楽しみながら、ちょっと優しい人たちにふれたいならばオススメの一冊。
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「きもの365日」という、きものを来て一年過ごすという企画の日記的エッセイで群さんの文章に慣れていたので、読み易かった。
(ちなみに上記作品を読むまで群さんの印象悪かったのに、一転した。きものを着るのが好きな人にはほんとにおすすめの本です。わたしの感想はこちら。http://booklog.jp/users/mari09/archives/4087477002 簡単ですが。)
広告代理店のキャリアウーマン(死語?)が、45歳にして退職、実家を出ておんぼろの共同トイレのアパートで一人暮らし。一切働かずこれまでの貯金で死ぬまで隠居生活をしようという計画を実行する話。
カビとなめくじの件はさすがに痛々しい。
慰めるだけじゃない、実践的アドバイスをくれる親友の存在がありがたい。
根がまじめだから、引越当初「働かないでいることに罪悪感を感じてしまう」ところがリアル。
全体的に「こういう生活夢みたいでしょ、自由に憧れるでしょ」っていうふわふわした書き方じゃなくて、生活感あふれてるのがいい。
お隣のおばさまとの交流(物物交換の件が特に)は、年齢を超えて同じように生活をする同士、認め合っての会話なのがよかった。
シンプルな生活。
いまの生活から考えたら出来っこないと思うような生活だけど、思いきってしまえば変えられないことはないんだ(ものすごく大変だけど)、という希望を持たせてくれる物語。
おもしろかった。
れんげ荘がつぶれたり、ここでの生活に堪えられなくなるような事件が起きて引っ越すことがあっても、この人の変えた自分の中の大事な一点はきっと変わらないで居られる。
強固な反面教師のお母さんがいるお陰で、立ち位置をいつも確認できるのだ、とも言えるけれど。
姪が(そのおばあちゃんの言うことに染まらず)きちんと自分の価値観で接してくれるのは救いだ。この子も、本当の自由を知っているひとりかもしれない。
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月10万円の暮らし。
悲壮感はなく、むしろ色んな物を捨ててシンプルで身軽になった生活がとっても素敵でした。
でも、蚊の猛襲やらカビ地獄には耐えられないかも・・・
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群さんはこういうエッセイと小説のあいだみたいの、おもしろいかも。まあ、エッセイとどこが違うの?という感じもあるけれども。なにもすることがなくてむなしい、という感じが、わたしにはああわかるわかるという。この主人公はバリバリ働くのに疲れたってことだからもう働きたくないってのもわかるけど、そうじゃなかったら、まったくなにもしないって耐えられなくなってくるんじゃ?あと思ったのが、こういう母親って多いんだろうか。わたしの母はまったく違うんだが、この小説みたいなウンザリな母親だったら、ひたすら距離を置きたいと思うだけでむしろ楽なのでは?とか思ったりも。
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母から薦められた1冊。
まず、一言。おもしろかった。特に断捨離をしようかなーと思っていたので。
自分を変えることを決断したキョウコさん、すごいと思う。広告会社でバリバリ働いている中で、転職とかでなく、無職になるなんて…不安で仕方ないと思う。
どんな生活なのかなー。想像してみる。大学生の時に何もしない生活は送ったことがあるけど、それは終わりがあるもの。一定期間だからできたことだと思う。
作品の中に出てきた『贅沢貧乏』にも興味があるので、機会があれば読んでみたい。
とりあえず、自分の断捨離を成功させよう!