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限られた時間の中でいかに良い判断を下していくかという練習とその見本をシミュレーション風に書いた本、なので非常に読みやすいし、自分がそのシミュレーションのキャラクターのような気持ちで読める。
以下要旨。
リーダーには常に当事者意識が必要である(Ownership)。限られた資源の中で、時には足りない情報・Capabilityは何なのかを枠より大きく考え解決策を持ち込むのが当事者意識である。リーダーの業務に慣れてくると業務の効率化と職務放棄の二極化が起こりやすいが、前者を常に意識できるようにする。
信念に基づいた意志表明も必要である。自分の意見や方向性を明確にするという行動はその人の強い信念や価値観を裏付ける。その軸となる考えがぶれる人は尊敬を得ない。
問題発見力と解決力。ひとつの事象をとっても見る人によって何を問題とするかが変わる。1つの内容から3つや4つの問題点が抽出できるときもある。副店長が良い感情を持っていない、忙しい時期に有給休暇を取ろうとしている、残業尺減という理由で帰宅したこと、などなど。また原因の追及も似たような点があり、その根本原因に対してWhy, Why, Whyの心で臨まないと本当の解決策は得られない。
組織形成力。リーダーとして最も大事な役割は自分がいなくても円滑に運営できる組織作り(文化と仕組み)である。自分がいないと組織が回らないとか言っているようでは二流である。これ、あと6か月のPet Careに関して当てはまることではなかろうか。
評価力。自分がどのような傾向があるかちゃんと把握しておく。たとえばハロー効果(1つができるとみんなできる)、寛大化傾向(自分の部下)、期末考課(最後にやったことばかり)、中心化(可もなく不可もない)など俺はどれもある気がする。
他にもインバスケットの本を読んでみよう。問題集とか。
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60分の間に20の案件を処理するインバスケット。その入門書に位置付けられる本です。
内容はストーリー仕立てで読み安く、各案件に解説もありなるほどなという内容もあり。
問題解決のアプローチの仕方やどこに配慮して考えていけばいいかなど、参考になりました。
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社内研修を受講することになり、Agendaの中にインバスケット
という言葉があった。
たしか、10数年前に前職で受講した研修の中にあったものだ。
この研修では、自分は、とある組織の一員として設定され、
組織図などの参考資料が提供される。
そして、電話メモ、メール文書、ファクシミリ、手紙といった自分
への業務指示や連絡を読み、制限時間内で処理していく。
当時は、「7つの習慣」
(⇒ http://booklog.jp/users/keith12/archives/4906638015 )
の中にある緊急度と重要度のマトリクスと自分でやる仕事か
他人に依頼する仕事かで優先順位を設定していけば良いと
だけ考えていた。
もちろん、各課題には、何らかの力を測るためのテーマが盛り
込まれているだろうとは考えたが、当時は、そういった体系を
知らなかった。
この本を読んで、今になって繋がったが、この研修というか
アセスメントを通じてコンピテンシーの項目の一部を測定する
ことができると考えられているようだ。
(参考)
コンピテンシー・マネジメントの展開―導入・構築・活用
(⇒ http://booklog.jp/users/keith12/archives/482011722X )
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インバスケットがどうゆうものか理解できたし、小説感覚で楽しく読めた。ただ、回答が4択とかで、実践では役立たない気がする…。
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「脳に汗をかく…」という帯がついていたので「なんかしんどそうな本やなぁ」という気持ちからしばらく放置していました。新しく管理職になった女性がその部署の問題点を解決していくという内容ですが、時間は1時間、与えられた課題は20個。
限られた時間でどんどん判断を加えていくのですが一読して、「いつもやってることやん?」。経営者なら別にどうということのない内容のように思えました。これが脳に汗をかく、ってことか?とちょっと意外に感じた一書でした。
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きいたこともない思考法に興味を持ち、読んでみました。へぇ~こういうことかと納得。正解がないだけに自分の能力がモロ試されます。仕事だけでなく、生活していく上でも役立ちそうです。
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簡単にできる仕事を先に選んで、数をこなす事で「やった感」を自分の達成感にしていた。これらは自分の仕事ができるキャパシティ=本来すべき仕事の余地を無くしている。
その解決方法が優先順位をつける。
パレートの法則、全体の大部分を一部の要素がつくりだしている言われる法則。
すべてが重要に見えても本当に大事なのは全体の二割であり、その二割を確実に処理することで残りの八割の成果を生み出す。
逆に言うと残りの重要でない八割の仕事をすべて処理したとしても重要度からすると全体の二割程にしかならない。
「要点は何なのか」自分が何をすべきかという点に注目
本来リーダーが目を向けなければならないのはBの領域。Aの領域の案件の多くはBの領域から移動してきたもの。Bの領域にある時点で取り組むことが重要。
リーダー自身が仕事に追われていると、チームのメンバーとのコミュニケーションをはかれなくなり、異変を見逃してしまいます。
まずメンバーの行動を察知。異常に気付くためにもコミュニケーションは大事。もし普段と違うなら話を聞く配慮が必要。
問題意識を持つにはまず当事者意識を持つことが大事。自分の出来事だと思うことで損得の感覚が発生し、問題意識に繫がる。
金田という人物を問題視するのではなく、金田の具体的な行動と、それに至った考え方や経緯に注目すべき。金田の立場からなぜこのような考え方に至ったのか着目。
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インバスケットの例題が本書では大部分を締める。
最初の方にはインバスケットの解説が入るが、中盤以降はほぼ全て物語り形式のインバスケットの例題となる。
インバスケットは考え方を身につけると同時に自分の考え方の癖をあぶり出すのに非常に良いツールに思えるが、そもそものどのような考え方をするのかの部分が無いと役には立たない。
本書は管理職として最初の一歩の考え方を得るには非常に良いように思える。
本格的なものをやってみたいと思える。
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導入編という形の読み物として、軽いテーストで書かれているが、考え方、判断基準については参考になった。
認識していても、直ぐに処理出来るものから手をつけてしまう事があるが、きっちり判断した上での優先順位付けをする必要があると、改めて考えさせられた。
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演習型なので2時間くらいかけて一気に読了。意思決定、問題解決、コミュニケーションなど仕事のやり方がもろに出るし、自分がうまくできてるところ、配慮が足りなかったところも明確になり、いろいろ気づきがあった。インバスケットは日常的に起きそうな案件を多数扱ってることからも、仕事のやり方を伝えるパッケージとしてよくできている。他のも受けて見たい。
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インバスケットはインプットよりもアウトプットを意識しているため、自然と「自分なら・・・」と主体的な形で読むことが出来た。
ストーリー性を持たせ、シンプルで簡単な内容のため読みやすかった。
ただし、もうちょっと深い内容、難しい内容でも良かったかなぁとも感じる。
導入編という意味では良いかもしれないが、そこそこ出来る社会人なら物足りないかも。
新入社員や若手社員向けかもしれない。
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限られた時間の中で、山積する課題に対してどのように対処していくことができるのか?それを洋菓子店の店長に任命されたらというケースで演習できる本。まず、演習して、その後それぞれの問題に対する解説が書いてあり、それを読んで問題解決力や意思決定プロセス、分析力、洞察力のどこに抜けがあったか、といったことをいろいろ気付かされる。ゲーム感覚で読むことができ読みやすいのも良いところ。
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普段の自分の仕事のやり方では、思慮深さが足りないことを認識させられた一冊です。
外部組織活用、組織内におけるリーダーの視点など、日頃の業務を実行するうえで参考になりました。わかっているようでできていないことを認識できました。
内容としては、インバスケットのワークを実際に行い、解説を読んで理解を深めるというものです。
インバスケットを体験してみたいなら、読んで体験が出来る一冊です。
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実践の問題集として、まあまあ面白かった。
難し過ぎずに、即答出来るのがほとんどであった。
でももうちょっと、ビジネスビジネスした設定が有難いなあ…。
このインバスケット訓練は、正にマネージャーには必要なのでは無いのかな?
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「インバスケットゲーム」というビジネスゲームについて、この本で始めて触れた。すごく面白い&仕事上での判断力を磨いたり、正しい考え方を見につけるのにもとても役に立ちそう。
この本は、超入門用にカンタンな実践問題が出題されていて、4択で答える形式なので、消去法で考えると正解はカンタンに導けるのだけど、4択じゃなくて、自分で答えようとすると。。。けっこう難しい!!!
コレをきっかけに、もう何冊かインバスケットに関する本を読んで活用したい、と思える良書でした。