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北欧デザインや建築を紹介する本はあまたあるけれど、この本『北欧デザインの巨人たち あしあとをたどって』は、デンマーク、スウェーデン、そしてフィンランドの「巨人」〜 すなわちヤコブセン、アスプルンド、そしてアールトの三人の「あしあと」を辿りつつ、唯一無二の北欧デザインの個性がどこから来て、どこへ行くのかを数々のエピソードから示してくれている点で興味深い。
ぼく自身は、数あるエピソードのなかから選び出されたエピソードのひとつひとつにとりわけ著者ならではのセンスの鋭さを感じたし、かならずしも作品紹介にこだわらない写真の数々も、美しくも短い北欧の秋をとらえている点でよりいっそう輝きを増している。
デザインや建築に関心があり北欧を旅するひとは、これを手に取ることで一段「深い」旅になることうけあい。
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デンマーク、スウェーデン、フィンランドそれぞれの国のデザインについて語られている。基本的な知識をつけるためにとてもよい一冊。
結構勉強になった。北欧家具taloと一緒にめぐっている辺りも勉強になる。
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アルネ・ヤコブセン、アルヴァ・アールト、グンナール・アスプルンド…デンマーク、フィンランド、スウェーデンを代表するデザイナーであり建築家でもあった彼らの横顔が浮かび上がるような一冊。ページに挿入される露出光を多めにした写真も柔らかい印象でとても良い。ふとした時に、手に取ってページをめくりたくなる。
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フィンランド調べのため。
ほかの北欧諸国とごっちゃにしたくないので、まずはフィンランドだけ読んだ。
一冊で三か国のデザインについて書いているが、フィンランドは割合が高め。
内容は、詳しすぎないブランドの背景の説明などのため、過多な情報に混乱せず、初心者にも読みやすい一冊となっている。
デンマーク家具→工芸的 フィンランドの家具→日用的/アルテックのビンテージの家具はIDタグによって変遷がわかる/エリックブリュッグマンはアアルトより繊細