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既に知っていて実践していた内容が多々あった。思い込みを捨てる,心構え,読書の効用,分散型読書,マズローの説の応用,読書の使い分け(概要把握と詳細把握と通読)などである。
本書で得られたのは、次の二点。勉強をするときは、それを邪魔する要素を極力減らすことという教訓と、参考文献リストを見て新たな書籍を渉猟できたことである。
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速読がメインではなくて、いかに読んだ本を記憶するか。というのがテーマだった。今まで何冊か似たようなのを読んできたけれど、一番読みやすくてよかった。
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「速読」というよりも「文章を読む」ということについて考えてみれば「目で文字を追う」「その文字を解釈する」大まかに言ってこの二段階があり、それぞれのスピードを上げることによって、より早く「本を読む」ことができる。「速読」について書かれた本ではそのトレーニング法として、いわばハード面での「目の動かし方」といったものに重点をおいているものが多いように思う。
しかしどんなに目を早く動かして文字を追えるようになっても、全く未知の分野の文章を理解することは難しい。また「速読についてあまり詳しくはない読書家」は「読むことを続けるうちに早く読めるようになった」という意見が多い。そうしたことを考えると、早く文章を読むコツというものはハード面でのスキルよりも、むしろソフト面でのスキル「認識力を高めること」そのために「予備知識をできるだけ多く持つこと」さらには「予備知識として活用できるために既知の知識を応用する技術を身につけること」にあるように思う。
本書はハード面のメソッドも取り上げてはいるが、ソフト面から「速読」のノウハウを重点的に説明したもの。このような観点からすれば、速読を修得することは認識能力を高めることに繋がり、必然的に頭の動きもよくなる。それを速読の目的としている速読研究者は多いが、本書の著者は「読字障害」を克服した経験の持ち主であり、その説得性は特筆すべきものである。
本書のような読者が速読を習得する理由としては「仕事」「学業」「資格」といったものを挙げることが多い。しかし情報収集が人間の本来的な活動であるとすれば、「文章を早く読む方法」はもっと幅広い需要があるスキルなのではないか。その方法論もまだまだ発展の余地を残しており数年後にはさらなる玉石混交となるように思う。
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本を読むのに苦労している方におすすめ。
自分もこれまでは頭からしっかり読んでいくタイプで、疲れる割に内容が頭に入りませんでしたが、この本を読んでからは、もっと肩の力を抜いて本が読めるようになり、活字恐怖症が改善された気がします。
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読みやすかったので、一気に読めました。よく言われているようなことが多かった気がしますが、再認識でき、読書初心者にとっては良かったと思います。
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読書がもたらすメリットや本の選び方など、同ジャンルの本によく書かれているありきたりな内容が半分。
もう半分は、「プリペアードマインド」「プライミング効果」などこの本の特徴といえる速習法、3つの読書法を解説している。
目的を持って読むというのはどこでも言われているが、具体的に条件やイメージまで設定することで、モチベーション維持も含め「読むための準備」をしっかり整えることができる。
次に「パラパラ読み」で1度ざっと全体を見ておくことで理解しやすくなり、しっかり読むべき箇所の判断もできるようになる。
また、自分のレベルや読みたい本に合わせ、どの程度の情報を得たいのかなどで段階的に使い分ける3つの方法も内容理解の助けになりそうだった。
読書初心者だけでなく本に馴染みのある人でも、「読書前のプロセス」を学ぶことでより早く多くを吸収できるようになるのではないかと思う。