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哲学の思想について物語の中で楽しくわかると思いきや、哲学そのまますぎて難しくて断念。
だいぶ噛み砕いてはいるんやろうけど、物語の筋がほとんどないんじゃないかと思った…。
我慢して読み進めていけば展開があるんかもしれんけど、面白くないから先を読む気になれなかった。
他の人のレビューを見て、小説やと思って読むより、小説風哲学の入門書という感じで読めば違和感なかったかもと思った…。
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この本のいいとこは、西洋哲学史のお勉強感なく読める点だとおもう。主人公の15歳の少女(ソフィー)の視点から、彼女の日常を織り交ぜて、不思議な手紙を通じて物語が進んで行くので、読みやすかった。この本では、古代ギリシャ〜中世〜ルネサンスの哲学者たちが、自分たちを取り巻く世界がどのように生まれたのか?自分たちはどう生きるべきか?を問い続けている様子が描かれていた。哲学者たちの生きた時代背景、哲学者たちの考えと、そして、後世に与えた影響が説明されていた。筆者が伝えたかった点は、哲学者たちの問いが、現代の我々にも通じる問いであり、それを知ることは意義のあることだってことだとおもう。一般的に歴史は積み重ねであり、同じ過ちを繰り返さずに、よりよく生きるためには、昔の人が考えてきたことを知ることは、重要だからだとおもう。
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哲学は難しいもの、と漠然と感じていたけれど、この本を読んで、もっともっと身近なもので、私たちが日々何かを考えたり感じたりするのとおなじように昔の人が1人で、あるいはたくさんの人と考え、感じたことであると知れた。哲学ってどういうものだろう、ということはかなり分かりやすく、すっと理解出来たけれど、でもやっぱり自分の中に落とし込むにはもう少し自分の頭で考えたい、と思ったのが読み終わってからの1番の感想。何年かしてもっと世界の見方が変わってから読み返したい。
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哲学の話は興味深いものもあったり、眠くなったりとある。
教科書で出てきた人物とか、聞いたことある名前の人とかの事が書かれてて興味はあった。だけどやっぱり難しい。。
ソフィーの話は面白く続きが気になる。
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哲学を少々学んでから再読。ミステリー要素もあり、物語のキーとして哲学がうまく機能しており、哲学を理解することで物語や謎を解いていくような感覚がしました。
ヒルデとアルベルト、そしてソフィー。哲学とミステリーという観点で下巻も楽しみになる上巻だと思います。上巻はソクラテス、プラトン、アリストテレス、ロック、ヒュームの部分が個人的には特に面白かったです。
上巻を読んだ後だと、"ソフィーの世界"の中で、クナーグ=神、ヒルデ=天使、ソフィー=天使の幻視の中にある神の母性??という謎で終わる。
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大学の授業で使用して上読み切りました。ソフィー、ヒルデ、この本を読んでいる自分など様々な視点から読むと面白いかも。難しく考えがちな哲学を分かりやすく丁寧に説明してくれます。
ただヒルデの父親がうざい。(伝われ)
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最初の30ページくらいまでは我慢がいるが、その後は面白い!
哲学は文系のもの、と思っていたけど科学から始まっているんだな。
西洋哲学史がしっかりと解説されながらも物語としても面白く、何より「問いを立てる」姿勢の重要性が伝わるのが良い。
この本が流行った頃は高校生だった。
当時は興味なかったけど、思春期に読んでおけば良かったなぁ。
娘が15歳になったら、薦めたいと思う。
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哲学の歴史を14歳の女の子を通して学べた。
パラレルワールドはネバーエンディングストーリーみたいだった。
初版時、話題になったけれど、絵が怖くて読めなかった。
大きさは上下巻分かれている方が持ち運びやすく良いと思う。
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物語形式で哲学の成り立ち、成熟の過程を歴史に沿って学びたい人に最適なのかな?
僕は哲学の概念や歴史は、それのみにフォーカス(抽出)した本の方が読みやすい。物語的な部分がノイズというか、面倒くさいのだ。この本ではないけど、大河ドラマなどは時に史実より物語(ドラマ)性を重視してしまうことがあるので、知識として蓄積させるにはその部分を取り除く必要がある。それが面倒なのだ。
この本はその物語性の中に「謎解き(ミステリー要素)」を仕込ませているので、最後まで読まずにいられないという意味で哲学の入り口として語られるのだろう。
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学生の時以来再読。概念の話ばかりで今回も自分には難解だった。ただ、哲学の歴史が古代ローマから始まり、中世ではあまり進展がなく推移し、ルネッサンス以降開花し科学の進歩と共に進んで行く過程が面白かった。下巻も読みたいが、少し経ってからにしたい。
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サスペンスミステリー調のストーリーにも引き込まれることはもちろん、ソフィーに対する哲学講義が非常に筋道だってて哲学の系譜があらあらっと理解増しました。
序章で哲学者とは白兎の毛の先っぽで踏ん張り奮闘する知的好奇心オバケなんていう、哲学者の心得みたいなところから始まり、まだ手をつけていなかった自然哲学者から古代ギリシャ三代哲学者なんかをさらってくれて(プラトンのイデアとアリストテレスの経験主義的な対比なんかも)、18世紀イギリス経験主義まで駆け抜けてくれてます。個々の哲学者の思想と、前時代とのつながりを拾ってくれてるので、体系だった学習としても最適ではないでしょうか。
ソフィーの気だるいツッコミなんかもちょうど良いアクセントになるし、北欧だからか全体的に重苦しい雰囲気も哲学のテーマにマッチしてて、児童書のようですがおじさんにも良い負荷をかけてくれます。後半からのストーリー展開気になる、これハッピーエンドするんかな?
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15歳の少女ソフィーがある哲学者と出会い、自らの存在の謎を解いていく話。ファンタジーの物語と、初心者向けの哲学講座がミックスされた本である。少年少女に話しかけるようにヨーロッパの哲学史をわかりやすく説明してくれているため、どの世代でも楽しめる内容ではないだろうか。昔読んだ本だが、新装版が出たということで久しぶりに手に取ってみると、まったく内容を忘れていた。初めて読むように楽しませてもらった。
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ノルウェーの少女と一緒に古代ギリシャからの西洋哲学の流れを学べる。一冊目としてはとっつきにくいかもわからないが、他の哲学入門書を読んだあとであれば、各哲学者の思想が整理されて理解が深まる。繰り返し読みたい本。
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哲学の歴史を学びながら、不思議なことに巻き込まれていく少女ソフィーの物語。
噛み砕いて教えてくれる先生の説明は、哲学初心者の私でも分かりやすい。知識として定着させる前段階の、興味を持って自分の頭で考えることや、人の体温を感じるような哲学に直接触れられる点が良かった。ソフィーは先生の話についていけているようだったけれど、じっくり腰を据えて考える必要のある事柄も多くあった。
先生も含め、ソフィーを取り巻く出来事は不可解で不安を掻き立てられる。上巻の最後は、人間を弄ぶ神の存在が示唆されてSFホラーの様相だった。
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哲学の歴史についてストーリー性を持たせて流れるように読みながら学習もできる素晴らしい本。いつか時間があったら読み返してみたい。