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何かを調べようと思ったら、まずパソコンに向かってググってみる、大人も子どもも今はそうすると思います。でもそれだけでは解決しないこともたくさんあります。そんな時、図書館を使って調べる方法をこの本がていねいに教えてくれます。調べる方法を身につけるため、図書館の機能について知るために役立つ一冊。そして司書を目指す人に、ぜひ読んでおいてほしい一冊です。図書館の存在意義と仕事内容がよくわかります。
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ググって一発検索も良いけれど、図書館でアナログ的に調べることもまた大事であるということを痛感させられる。図書館で調べるためには、図書館内を歩き回り、見当を付けた本をペラペラとめくっていくことになるので、頭だけでなく体を使う必要がある。これは新たな発想を生み出しやすい環境といえる。また、所望の本に辿り着くためにはイメージを広げて検索していくことが必要であるため、自分の視野を広げる訓練となり得るということにも気付かされた。
本書では、図書館で調べることの重要性を説いた上で、図書館での検索方法やそのスキルの向上のさせ方も掲載されている。何度も読み直しアナログ的な検索方法のスキルも身に付けたいものである。
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読みながら大学のレファレンスサービスの授業を思い出した。
司書を目指す生徒に読ませるのにいいかも。
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現役の図書館員(レファレンス担当)である著者による、10代の若い人向けに易しく解説された「図書館の使い方」。
図書館の本の「分類」の読み解き方から、蔵書検索といった基本をはじめとし、調べ方のテクニックの解説などが、ソフトな語り口調で丁寧に書かれています。
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インターネットが発達しても、図書館は使える。
調べるならインターネットで大体足りる、という人も多いとは思うが、やはり図書館の使い方も知っておいて損はない。むしろ、新しいツールができたからって、それが万能でもないし、昔からのシステムは、よいところがあったから残ってきたわけで、両方使えるのがベター。
図書館の使い方なんて知らない、という人に。結構簡単に書いてありますが、図書館の基本と、図書館(図書)のいいところが上手にまとまっていると思います。
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プロの検索ノウハウ紹介本。「図書館員の仕事」のイメージが少し変わる。
図書館員は、一人ひとりが検索エンジンであるべきなのだな。
電子情報が溢れる昨今の図書館の魅力のひとつは「情報を視覚的に体感できること」だという。共感。
MVP:なし
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ネットばかり使ってないで、たまには図書館で調べ物しよう!という気にはなったが、まだ、図書館には行ってない
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分類の限界についてコンピュータの例で説明している。
ソフトが007、インタネットは547、548、携帯電話は69という具合に、昔の分類に押し込めようとして、失敗している。
環境が519だが、上下水道、都市計画の518から52の建築に行く途中に割り込んでいる。
「セレンディピティ」という話をいきなり展開している。閃きではなぜいけないのだろう。
検索の仕方、記憶違いへの対応の仕方など、図書館で調べるのに必要な技能を網羅的に記述している。いろいろな観点が必要であることも記述している。
残念なのは、図書館員の受け身の話ばかりで、図書館員が積極的に社会に出て行く話がすくないこと。
図書館員もWikipediaなどを編集して情報発信に協力してよいことが抜けている。
自治体の図書館が住民が書いたものを収集していない。
図書館という狭い枠にはまりすぎていて、もう少し,図書館を出て、ネット上の一次情報源を当たってもらえると嬉しいかもしれない。
図書館員の立場を限定しすぎていないだろうか。
図書館員の仕事を限定しすぎていないだろうか。
自治体の図書館であれば、その地区の住民、企業の出したものをどういう収集の仕方をするのか説明をするのを当たり前にできないのはなぜだろうか。
行動にいろいろな視点が必要だという観点が抜けているかもしれない。
この本を書いたこと自体が、社会に出る行動の一つのはずだ。
なぜ本を書くとよいと感じたのか、それがどのような効果があるのか、もっと発信する必要があることはないのかなどなど、書き始めていただければ分かることは多いはず。
なぜなぜ分析を前向きなことに使うとよい例になるかも。
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201707読了。図書館に勤め始める前にちゃんと読んでおけば良かったなぁと思った本。図書館での調べものに対して、とても丁寧に説明してくれています。
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図書館での調べものの経験値が少ない。
もっといろいろと調べられるようになりたいと思っているので、図書館でタイトルにひかれて借りた。
神奈川県立川崎図書館のレファレンスサービス担当の著者による、調べもの案内。
目の6が鉄道に関係することがあること、51~52への流れがあることなど、なるほど、という感じ。
「袖ふれあうも他生の縁」、気になった本は、もっと手に取ろうと思った。
一つのテーマについて調べるときでも分類がちらばっているということはわかるのだけれど、情報が探せないときには理由があるということが、参考になる。
現金輸送車の写真が載っている「本」を、分館で探せなかったことがあるのだ。
児童書の自動車の図鑑を数冊みても載っていない、警備関係の本がない、三億円事件関連の本にも載っていない。
……判別されると困るから見つからなかったのかどうかが気になるので、もっと大きな図書館で探してみよう。
あとは、『理科年表』や「そだててあそぼう」シリーズをきちんと見たことがなかったので、確認する。
『値段史年表 明治・大正・昭和』や「モノづくり」シリーズは存在すら知らなかったので、確認するのが楽しみだ。
調べものは、連想ゲームと宝探しのようだなぁ。
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自分にとって今まで図書館は,お金をかけずに本をよめたり,気軽に本の内容を確かめられる場所という認識でしかなかった。ネットで取り寄せ予約できるようになってからは特にそう感じる。
でも,この本を読んで図書館に対する見方が変わった。
図書館はネットや書店にはない魅力をもっている。分類番号という素晴らしいシステムがある。狭いからこそ全体を見渡すことができて色々な本に巡りあえ,ネット検索よりも情報をうまく引き出すことができる。自宅の本棚のように使え,眺めて取り出してめくるという手応え感じながら知識を得られる。
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<内容紹介より>
ネットで検索→解決の、ありきたりな調べものから脱出するには。図書館の達人が、書架と分類のしくみ、使えるレファレンスツール、検索することばのセンスを磨く方法など、基本から奥の手まで、あなたにしかできない「情報のひねり出し方」を伝授します。
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「図書館での調べ方」のガイダンス準備のため読了。
中学生に向けられたちくまプリマー新書なので、短い時間で読めるし、とてもよくまとめられていて読みやすい。
参考になるレファレンスのやり方(図書館員側からも、利用者の立場からも)も書かれており、実りのある本でした。
p.16
分類は図書館の本の並び方を示すルールなので、もし分類を知らなかったら、何がどう並んでいるのかわからないまま本を探していることになります。…多くの物を内容ごとに分けて置くというのは図書館だけの特殊事情ではなく、家電量販店だったら、テレビ、洗濯機、エアコンと売り場が分かれていきます。
…
※分類番号を913.6「きゅう いち さん てん ろく」と読むことも言及されている。「きゅうひゃくじゅうさんてんろく」とは読まない。
p.40(イメージしながら探す)
情報はイメージしながら探すものです。図書館に足を踏み入れて、江戸時代のことを調べるのだったら歴史「2」の書架に、歌舞伎のことを調べるのだったら芸術「7」の書架に向かうでしょう。当たり前のようですが、それは、江戸時代の書架にありそう、芸術の書架にありそう、というイメージが働いての行動です。
p.76~(要約)
蔵書検索を行う際、収録されている本のデータに検索ワードが含まれていなければ検索にはヒットしない。
=個別具体的なキーワードだと、検索で結果が出ないことがある。
→どういったテーマの本に載っていそうか、ということをイメージしながら書架を回ることも大切。
p.122(誰が必要とする情報か)
図書館では、「その情報はあの分野に関することだから、内容的にこのあたりの書架かな」と探していくのが一般的です。ただ、もう少しひねった考え方をすることもできます。それは誰が必要とする情報かという見方です。
本はある読者層を意識して作られていることが多いようです。逆手にとって、自分の調べている情報は、どんな読者が必要としている情報なのかを考えてみましょう。
腹式呼吸について調べていたとします。からだの本を見ても記述はあると思いますが、よりわかりやすく実践的に出ているのは何の本でしょうか。どんな時に腹式呼吸が必要とされるのかと考えられれば可能性がいくつも浮かんできます。ヨガや座禅、リラックスや精神安定法、歌やボイストレーニング、太極拳など、それらの本には、たいてい腹式呼吸が説明されていると思います。
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図書館に興味を持ち、行きたくなるという効果はありそうだし、おそらく作者の意図するところもそこだと思うから、上手く達成されていると思う。本の探し方の参考になるという点もさることながら、知的好奇心を広げるための絶好の場だということもビシビシ伝わってくる。色んな出会いがあるから、堪らなく好きなんですよね、図書館とか本屋さん。
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「しらべる方法」というか、極意を人に説明するのは難しいが、この本は、かなりわかりやすく書いている(中高生向けだからというのもあるが)。
初心者向けレファレンス研修の参考にぴったり。
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図書館の運営にかかわるようになって、はや数年。
日々書架の間を歩くようにしているが、未だNDCは二桁くらいまでしか頭に入っていない。
でも、そのNDCゆえに、調べるコツが必要だということがわかった。
と同時に、リファレンス事例集がなぜあんなにでているのかも、このことから理解できた。
例えば、コンピュータ関連を調べようと思ったら、0番台の情報学、500番台の工学、600番台の通信と分かれてしまう。
日々新しい事項が生まれてくるのを、既存の分類に当てはめていくが故の難しさだ。
新しい分類にしたところで、同じ問題が起きるだろうし。
最近、図書館で資料を探すとき、データベース検索ばかりで満足してしまっていた。
ちょっと反省した。