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途中で何度も放棄しようと思った。でも、続きがやっぱり気になって・・・最後まで読みました。1話目は狂気、2話目は同情、3話目が刹那かな。
1話目はかなりグロテスク。思わず想像してしまう(させられる)描写で、先を読みたくないのに、読んじゃう。
2話目は、星新一さんを思い出しました。女子だったのか!と言う感じで。
3話目、全裸と言う設定とタイトルはどうかと思いますが、視点が面白い。そんなこと考えたこともなかったけど、あったらコワイ。今思い出しても、軽く鳥肌が立つ本です。
人が死んでいく過程(又は死んで行く時の様子)が、詳しく書かれていて不思議。
娘が「読みたい」(小学生)と言ってたのですが、さすがに「頼むからやめて」とお願いしました。
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中編2編、短編1編の現代ホラー。
携帯小説ということだが、しっかりした構成、中編2編はミステリーとしても面白かった。
「クラスメイト」拾った携帯電話のデータフォルダには、友人の死体映像が残されていた・・・。
「穴」ひょんなことから寮の部屋の壁に穴をあけてしまった。穴の向こうには別の部屋があり・・・。ラストは少し予想はついたものの好きな結末だった。
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「全裸部屋」が良かった。やっぱこういう考え方に至るのってすごい。しかし徐々に小さくなる部屋に閉じ込められるのって、自分でも想像してみると、最後の方がどうなるのか考えると嫌だなぁ。
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短編集。
「クラスメート」感想
登校途中のケイタは携帯電話を拾う。
持ち主に近づくことなく持ち主のすべてを知ることができる携帯電話。
他人の生活を覗いてみたい欲望に勝てずに、ケイタは拾った携帯電話をこっそりと持ち去る。
級友の藤島といっしょにさっそく携帯電話を調べ始めるケイタ。
その中には藤島の彼女・田中ミサトの惨殺死体が画像として残されていた。
犯人はいったい誰なのか・・・。
殺人という行為は普通ではない。
人としての何かを失わない限り、人を殺すことは出来ないのかもしれない。
偶発的に起きてしまった最初の殺人。壊れていく心。
バランスを失った気持ちは奈落の底まで一気に落ちていく。
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ぬーん・・・悪くはないんだろうけど、怖くないんだよね~~www
この作家さんの文体のせいかしらん??
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拾った携帯電話にクラスメイトの死体の写真が保存されていた「クラスメイト」。
一人暮らしの部屋に空いた穴の向こうには、どうやら殺人鬼が住んでいるようだーー「穴」。
気がつくと全裸で白い部屋にいた。この部屋は少しずつ狭くなっていて、いずれ押しつぶされてしまいそうだ。「全裸部屋」。
「穴」が一番好き。
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拾った携帯の中には、部屋の壁に開けてしまった穴
何故閉じ込められたのか分からない白い部屋。
3本の短篇集ですが、どう突っ込んでいいのか…。
拾った携帯の中身もそうですが、犯人の言い分に
確かにと思う事と、それは違う、という事と。
そもそもそれは成りすましになって
本人ではないのですが…一人遊び?
壁の向こうにある空間、には驚きですが
どう設計したらこうなるのか。
そして驚きの殺人鬼の正体。
読むうち、そんな気はしてきていましたが
主人公には確実に思いもよらない結末かと。
どうしてこうなった? なのは最後の話。
一体どうしてこうなったのか、誰がどうしたのか。
どうして携帯だけがあったのか。
小さくなっていく部屋の構造も謎です。
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携帯電話をテーマにしてそうな感じがしました
現代人の繋がりに欠かせない
コミュニケーションを超えた何かになってる的な
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3編の携帯電話が関係する物語。
がっつりとしたホラー小説という感じはしない。
非現実的なところもあり、違和感を感じる部分もあるが、不思議と引き込まれた。
特に最初に収録されているクラスメイトはよく出来た作品だと思う。
なんとなく犯人探しをしながら読み進めたが、あぁそうきたかという感じを得られた。
2作目の穴からは現実では起こらなくもない微妙な感覚のなか、犯人は...そうだったのね。
最後の全裸部屋は現実の世界とは思えない世界観。
起こるはずのない現実の中で、部屋がゆっくりと縮んでいき最後は圧死。
主人公なりの答えは見いだせたようだが、私には答えは見つけられなかった。
説明
内容(「BOOK」データベースより)
拾った携帯電話のデータフォルダには、友人の死体映像が残されていた(『クラスメイト』)。ふとしたひょうしで部屋の壁に穴があいた。その穴は殺人鬼の部屋とつながっており―(『穴』)。目を覚ますと、全裸で真っ白な部屋に閉じ込められていた女子高生。脱出する方法はあるのか(『全裸部屋』)。携帯ホラーの天才作家!待望の文庫化。
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クラスメイト 主人公たちの思考がよく分からず自分は終始 ? という気持ちで読んでいた
穴 これは非常に面白く特に終盤の展開がいい意味で裏切られたこの本の中で一番心に残った
全裸部屋 哲学的作品で最後は何が起こるかドキドキしながら読んでいたが最終的にふわふわしたまま終わってしまった 自分の好みに合う作品ではなかったが深く考えさせられる部分がありとても興味深かった
全体的にベストセラーになりうるという本ではなかったがところどころ読者を驚かすことがあり読む価値はある作品だと感じた
2巻を買う機会があれば是非読んでみたい
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ジャケ買い。2009年の作品という事で、携帯電話の扱いが時代を感じさせる。当時の気持ちになればかなり斬新な設定の不条理ホラー。3話収録だが、良くも悪くも喜怒哀楽イライラスカッとあらゆる感情を刺激された。続編読むかは悩み所。悶々としそうだし…
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絶望の三話。二話目がオススメかな(〃ω〃)
全裸部屋はヒロインの性格が唯一の救いかな…あの性格だから答えに辿り着いたのだろう。。。
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うーむ、なんかこう、しこりができる話ばっかりでしたねぇ。個人的には好みです。
クラスメイト
この著者さんの作品は他にも読んだことがあって、この話に出てくる犯人は、まさに狂人のそれ。ある意味見たことある展開にそこまでゾクッとはしなかったけど、意外な人だったので驚きました。
穴
これは途中で隣の殺人鬼が誰なのかは分かった(笑) でも、もしこいつが殺人鬼だったら切ないなぁって思ってたくらいで、まさか当たってしまうとは…。儚くて結構気に入ったお話でした。ミカ自殺後、リョウコがその天使のような死体にジャガイモを投げつけるシーンはなかなか切ない、が、いい。
全裸部屋
なんだこれ。終始謎が残る作品。ホラーと言うよりは、危機的状況の中で悟りを開いた少女の一人語り感がある。でも、考えさせるような内容で、別に俗受けしやすいような脱出を試みたりしない所には好感がもてた。いちばん怖いのは、なんで裸に携帯電話という組み合わせだったのかと言うこと。
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読めたーえげつない描写がバシバシくるので気味わる暇がないし、スピード感あるから次読みたくなるけど、圧倒的なバッドエンド、絶望感ですが世界に引き込まれますよー
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3つの短編が入っている。
「クラスメイト」はわかりやすい恐怖。
「穴」は自分も落ちてしまいそうな怖さ。
「全裸部屋」は呼吸がし難くなるような辛さ。
全て怖かったが、一押しは「全裸部屋」!!
恐怖とこの世の不条理を教えてくれる話。
本当の恐怖って、『理解できないこと』だと思う。
殺人を犯す人は考えを理解出来ないから怖いし、地震はいつ起こるかわからないから怖い。
怖さの本質を教えてくれた一冊!!