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前半何度か声出して笑った。ただ、結局は一発ギャグの域で、話が進むに連れて単調な描写に飽きてくる。実在のオタク作品を伏字を使って登場させるのも寒い。
もひとつ問題なのは、キャラクターにイマイチ引きがないこと。クロハのツンぶりは、一言ツッコミの繰り返しじゃなくてもっとうまく表現してほしい。柚はバカテスの姫路さんをどうしようもなく駄目にした感じ。路線を大きく変えないと厳しいかも。
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オタ、ロリ文化の現状を包括した世界観で描いており、それはそれで「なるほど」と新たに知る部分もあり・・・いや、なんていうか、ラノベだった。
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つまんないです。ただ、ネット上で無料公開されてた部分に限っては、これからもっと見たこともないようなものを見せてくれるような期待感を煽られたので、話題になったのも当然と言えば当然。
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一章だけなら星5つ。とても面白かった。どうみても続編がある展開だが、後半のgdgdぶりをみてると厳しいか?だが、最初の方は神だぞ。
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かんじがなくなり、こてんとなるひ―これがにほんのみらいかもしれない。このらいとのべるをよむと、そうかんじてしまう。
じっさい、かんこくではすでにかんじがはいしされており、とくべつなぎょうじいがいにはかんじがほとんどつかわれていない。
そのかんじがつかわれなくなったじだいのなかで、しゅじんこうのいもうとはかんじがよめるのだ。これは、われわれがべんきょうしていたこてんのぶんしょうをよむよりもしなんのわざだとおもう。
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傑作。
タイトルのインパクトに惹かれて購入したのだが、1ページ目からそれを裏切らない怒涛の展開。
全篇を通して直前のセンテンスを裏切り続け、最後までするすると読めるライトノベルのお手本のような本。
物語は萌えが一般的となった未来社会を舞台に、メディア論的な内容と、主人公と義妹たちとの関係の2本を軸にして展開する。
「ぶんがく系ラブコメ」の名に違わず、大学などで近代小説をかじったことのある人にはニヤッとできる小ネタが散りばめられているのも楽しい。
さらにフラグの立て方と回収の仕方がとても丁寧なために、物語の展開に無理がなく、読んでいて溜飲が下がる。
後半に主人公がメディア論的な主張をする場面があるのだが、本書全体のテーマとうまく絡めて説教くさくならずに処理しているところにも好感が持てる。
ライトノベルが芥川賞を取る日もそう遠くは無いと思えるいい作品でした。
続きもあるそうなので、読者の期待をいい意味で裏切るようにがんばれ作者!
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漢字が失われた未来の日本では、主人公の妹は数少ない漢字の読める人間。
各新聞にも取り上げられてた話題作。
ドン引きしすぎて一回りして変な感動があった…すごいわ…よく書けるな、こんな話…。
や、面白かったです(笑)
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賛否両論なので読んでみました。ライトノベルとして傑作だと思います。しかし、23世紀文学の小説は21世紀の僕には読み辛く、こんなもの小説じゃないと登場キャラのように言いたくなりましたが、その点を除いても傑作。この作者には続編ではなく新作を是非書いて頂きたい。
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すべてはアイデア。その上でバカバカしく遊ぶ心意気。それは素晴らしい。ただ、それだけとも言えるんだけどね。
過去の文学の評価や位置づけが時代を経て変化している現実を考えると、まんざら「バカだ」と切り捨てられない鋭さがある気もする。ただまあ盛り込みすぎなのか、風呂敷まとめられなかったのか、中途半端感があるがおしいのだよ。
だったら開き直って、バカバカしい遊びを突き詰めてくれればよかったのに。23世紀の文章は結構面白いし、23世紀と21世紀の時代ももっと細かく書き込んじゃってもいいんじゃないかと。で、パラレルワールド話はばっさりいくとかさ。
あと周辺的なこととして、「クールビューティー」とされている「僕の妹」が挿絵のイメージと合わなくて。別のイラストにしてほしかった。
ラノベを読むのは初めてだから、これがラノベの中でどれくらいのレベルなのかわからない。これを機に、別の本も読んでみようかな。
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いやぁ酷かったです。酷すぎて逆に心地よかったですね。
ネットで話題になっていたので買ってみたのですが、単純に酷かったです。
文章も内容もぶっ飛んでました。
自分は楽しめましたが、無料公開されている冒頭部分だけ読んでもっと真面目に期待して読んだ人にはお気の毒な内容だと思います。
本書は、“撲殺天使ドクロちゃん”とか、あっちよりです。
文壇が崩壊し漢字が使われなくなった近未来の“漢字の読める妹”という設定をいかしたプロットが展開されるわけではなく、漢字の読めない主人公が、例えば 『童貞は妹で捨てる』 と書いてあるのをなんて読むのか妹に聞いて辱めるとかそんな内容です。
漢字がどうとかはあんまり重要じゃないですね。
それよりも未来では総理大臣が2次元の幼女だったり、幼女が野球拳で負けて全裸になる話が重厚な文学作品であるというとんでも設定が楽しかったです。
お勧めはできませんが、酷いのが読みたい人にはうってつけですね。
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アイディア勝ちすぎる。現代文の方は公共の場で読むのは控えるべきだろう。吹くし。続編を意識したラストの消化不良感は仕方ないとはいえ気になるのが残念。ところでP246 6行目の「おかしな日本語」がかかる位置によっては主人公はそれを認識してることになり、面白すぎることになるんだが、どうなんだろう。それはともかくミルかわいすぎる。小さい子が自分のお菓子をわけてくれる。なんて良い子なんだ!
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タイトルと内容が一部で評判だったために読んでみた。
物語自体のプロットからはいい展開をしていただけに、文体がウケ辛かったのが残念。正確には中盤からのあらすじが割と自分の中で描きやすいと言うか、全体像が想像しやすかったからというのもあるが。
漢字が読めるかどうかっていう話が過去と未来の関係性につっかけていったこと、マシュマロ時空移動に関してやパラレルワールドの発生もそこまで悪くないし、兄妹って言うのがテーマとしてよくあることなのでそこまで目立って突っ込むことではないと思う。
おそらく妹萌えの描写とライトノベル・携帯小説特有の表現がどこまで読み続ける精神力を保たせるかで違うのだろうが、そこを抜けても漢字の読解力と小説を書く人との整合性とか解釈(要するに主人公はどこまで聞き言葉として漢字や単語を理解してるのか?とか)に矛盾がないかどうかも何処か自分の中で踏み込めない要素のひとつ。
四章と五章でかなりひっくり返った物語が、このストーリーのまま続くとしたら期待も出来るかもしれない。
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テーマはともかく、その内容が激しく萌えとオタクの極まり煮詰まったルーチンの中にあるので、出てくるタームと思想に触れた事が無い人には主人公他登場人物の思考がカオス過ぎてついていけないだろうと。
けれどもそのハードルを乗り越えると、環境の違いから生まれる思考、常識のギャップに対する描写が鋭くて、SFを読む楽しさが有ります。これを笑い飛ばせる人と友達になりたい。そんな作品。
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「きらりん! おぱんちゅ おそらいろ」で衝撃を与えた話題作。2巻が発売されたことと、意外に真面目なSF的展開という噂より買ってきた。どこまでもふざけてるw(褒め言葉)。『おにあか』という正統派文学を生み出したことがこの本の全て。ハーレムご都合主義とか、タイムスリップしてるだけでSF言うのかよとか、そんなことは突っ込んじゃいけないのです!ツンデレな義妹と変態幼女とぽわぽわ美少女が好きなら是非に。
好きなことを好きと言える強さはいいなと思った。世の中が二次元萌えになったら、オタクはさぞ生きやすかろう。ちょっと想像してみたが……そんな世の中いやだ。あぁ、でもこそこそ隠れなくて済むのはいいなぁ。時代によって文化が違うということを、なんだか不思議と実感したような気がする(なんとも曖昧な!)
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狂ってて面白い。主人公のキャラがなかなか珍しいんじゃないかな。ただ鈍感だったりとある程度のテンプレは踏襲してるところがあるけれど。設定とキャラクターが素晴らしい。題名の力が強すぎるから3巻から5巻で終わるといいな。