投稿元:
レビューを見る
こういうことが続いてきたんだなあと人生をすごくリアルに感じられた。戦時中をこういう風に描いた作品に出会えてよかった。
投稿元:
レビューを見る
ドラマとあわせて読みました。右手が使えなくなるところ…せつせつと伝わってきます。戦争は体験したくないです。広島出身の作者の熱い思いが淡々としたやさしい絵のなかに強く伝わってきます。
投稿元:
レビューを見る
ナントもいえない読後感。戦争の話なのに、優しい気持ち。今年の夏にやった北川景子主演のドラマを観てみたくなった。
投稿元:
レビューを見る
下巻まで読んで深みがわかりましたわ。戦争系の、かっこいい話でなく、世界の片隅に生きてる普通の人々にとっての戦争。
投稿元:
レビューを見る
作者があとがきにも書いているように、戦時下の生活がだらだらと続いていく。戦争を題材にした作品というのは、感情の起伏が激しいものが多いのでこれはこれで、いいのかもしれない。死の話もあるが。
そして、最後にようやく本当の意味での夫婦の絆が生まれたような話。
投稿元:
レビューを見る
戦中に普通にいた気がする夫婦の話。
今と違うのは、周りで人が殺されて死んで行く事。
最後だけ、泣いてしまった。
投稿元:
レビューを見る
映像化をきっかけに知った。
戦争を知らないわたしは、すぐに戦争を遠いものと考えてしまうから、
定期的にこのお話を読んで、心を揺さぶっていきたい。
大事に生きよう。思い出そう。
夕凪より、
戦争のむこうにある、つたなくて愛しい営みに思いを馳せる感じ。
投稿元:
レビューを見る
※前後編の感想をまとめてこちらに。
大学のとある講義で参考に取り上げられてから、ずっと気になっていた作品。
戦時下の広島・呉を舞台に、ひたむきに生きる女性・すずの日常を描く物語。戦争マンガだから、めちゃめちゃ暗い…なんてコトは全然ナイ。むしろ明るいというか、本当に日常をありのまま描いている感じ。その中で穏やかに育まれていく、周作さんとすずの夫婦愛が素敵です。
前編収録の冒頭3作品は、すずにとって、後に夫となる周作さん、そして友人となるリンさんとの出会いに重要な意味を持っていますね。後編を読めば、人と人との縁がめぐりめぐる…ってこいういことか~と納得させられますね。個人的には、講義で取り上げられたのが前編50-51頁ということもあって、すずと水原さんにとって思い出深いであろうこのシーンが印象的です。オチもあるしw
引用はリンさんの台詞から頂きました。私にはこの台詞が、後編で引用したすずの台詞につながっているような気がしたんです、なんとなく。でも、みなさんが取り上げていた周作さんの台詞「過ぎた事 選ばんかった道 みな 覚めた夢と 変わりゃせんな」(前編178頁)も良かったです。心に響きました。
後編は戦況がもっと厳しくなって、ほんわかな気持ちだけでは読めないシーンも多々ありました。みんな「行ってきます」と出ていくけど、読み進めていって、本当に無事に帰ってきてくれるのか不安になってしまいました。あの時代は誰もがそれを感じていながら、それを軽々しくは口にできなかったんだろうと思います。
そんな世界で普通であること、変わらずにいること…はとても難しいことだと思います。それでもすずは、ちゃんと周作さんの隣に自分の居場所を見つけました。でもそこに至るまでの道は、とても険しいものだったと思います。兄・要一を失い、姪・晴美さんと同時に右手を失い、実家のある広島に原爆が落とされ―。
本当に、「貴方などこの世界の ほんの切れつ端に すぎないのだから」「しかもその貴方すら 懐かしい切れ〱の誰かや何かの 寄せ集めにすぎないのだから」(後編212頁)かもしれないですね。
…それでも、そんな世界にでも、誰にでも居場所はある。
私は祖父から戦争体験を聞いたことがありますが、どこか遠いもののように感じていました。でもそれは、過去にこの国に本当に起こったことなのだと、この作品を通して改めて感じました。これは後世に語り継がねばならないことだと思います。それでも戦争体験を語れる人は少なくなってきましたし、語りたくない人もいます。そんな時代に、こういう作品が世に出てきてくれたことに、とても感謝したいと思うのです。忘れた頃に…8月6日や15日に、ふとめくってみようと思える作品でした。
投稿元:
レビューを見る
力で支配し、力に屈する。このシーンだけでも是非。
たまたま平和な時代に生まれただけだということをもっと感じるべきかもしれない。
投稿元:
レビューを見る
希望をもって話は終わる。
これは大きな大きな救いなのですが。
自然です。
登場人物たちには当たり前のことなのかもしれないけれど、間違いなくこれは救いなんです。
劇的ではない。それこそが西洋の救いではなく、もっと曖昧な日本独自の物語の救い方。ふわっとして、麻のように強い連帯
投稿元:
レビューを見る
夫婦無事で生き残って安堵した。
でも悲しい…ふんわりした空気をそのままに酷い現実を味あわせてくれる。
3冊版の上巻は図書館で借りたけど、コンビニで見かけて前後で購入してしまった。
生きていきたい。
投稿元:
レビューを見る
「夕凪の街 桜の国」が戦後を描いていますが、こちらは戦中。広島の呉が舞台です。
原爆が投下された当時が舞台。こうのさんの、やさしいタッチで家族の物語が描かれてます。
このタイミングで読めて良かった。
投稿元:
レビューを見る
広島大空襲、原爆投下、終戦。主人公「すず」も大きな犠牲を払うことになった。戦争の痛みは、その地で暮らす「市井の人々」にも伝播してゆく。物語はビターだけれども、読了後の満足感はとてつもない。
投稿元:
レビューを見る
後巻から戦争まんがらしくなる。
夫との関係が冷え込む折、戦火が激しくなった主人公の一家をつぎつぎに不幸が襲う。健気でほんわかしたヒロインだったが…、
とにかく絵に迫力がある。
義姉や夫との確執が埋まり、最後に次世代への望みがつながれたラストに溜飲が下がる。
投稿元:
レビューを見る
普通の人たち。
ささやかな日常。
だからこそ心に刺さる。
普通の人が戦争に巻きこまれるのは絶対まちがってる。