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軍配者シリーズの最終巻
小太郎・勘助と来て、表題通り冬之助が活躍するのかと思ったら、景虎と信玄の戦いが軸となり、冬之助よりも勘助の方が書かれているような気がする
最後に3人の軍配者たちの長きにわたる友情で締められているのが良かった
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軍配者シリーズ、第三弾にして完結篇。
これまで、軍配者として三者三様に活躍してきた、小太郎・勘助・冬之助。
おっさんになっても、固い友情で結ばれ、夢を追い続けているのは、素晴らしい。
今すぐにでも、通しで読み直したくなっちゃうくらい。
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三人目の軍配者の物語のはずが、つかえた相手が摩利支天の加護を得てセオリー無視で戦場を縦横無尽に荒らしまくる謙信なので、主役の軍配師を喰ってしまって、謙信の軍配者ではなく謙信そのものの物語になってしまっている。戦国時代の武将としては、義を重んじ、お固いイメージのある謙信が、義を重んじるということは同じでありながら、純情で単純で、ここまで無茶苦茶な破天荒な活躍をするので、軍配者の出る幕はない。また、戦のあり方も、従来の古式な戦法から、火力の多さを競う時代へのターニングポイントであり、気象や吉兆を占う職能を持っていた軍配者が単なる軍師に変わっていく時代を描いているので、ますます、軍配者の活躍は少なくなっていくのだろう。最後に主人公は古巣の足利学校に戻っていくが、その後は描かれていない。足利学校も戦国時代の終わりに向け衰退していくことになるのだが。
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ついにシリーズの完結。展開早く読んでいてついつい引き込まれていく。
若干急ぎ気味かな?とか色々思う所もあるが三冊通して楽しめた。
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「謙信の軍配者」の話にはなっていなかった。そもそもこの謙信には軍配者は要らない訳ですね。そして、半分は山本家のホームドラマ。知らず知らず期待していた話と甚だしい違いがあり、読むのが辛かった。足柄学校の話は新鮮だったので残念。
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鉄板で面白い最終回でした。
小太郎・勘助・冬乃助の友情は、じじいになっても青臭いです。
2011/08/07 読了。
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「軍配者」シリーズ三部作の完結編。
敵味方に分かれても、足利学校の学友として、心がつながっている彼らの姿が良かったです。
本書だけで見ますと、もっと冬之介の事を書いてほしかったというのがありますので、★は三冊通しての数ということで。
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2011/8/24読了。シリーズ第3作にして完結編、でなければ途中でやめてたかも。。前2作よりも勢いがなくなって、ラストにようやく前作の名残を感じたぐらい。
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シリーズ最終章。
3人の軍配者を軸にしているのだけれど、やはり小太郎が一番好きだったかなぁ。
損得抜きで仲良くできる仲間というのは羨ましくもある。それがいい歳をしたおっさんなら、尚更。
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読み終わってしまった。
小太郎の幼少時代と足利学校での出会いを描いた一巻、
小太郎という親友を得て、武田晴信、雪姫や千草と出会って優しい心を取り戻す勘助が中心の2巻、
そして3巻は長尾景虎に仕官した冬之介の話で完結巻。
終わり方も良かったのだけど、全体のリズムが素晴らしい。
旧友との邂逅(仕事で会ってるんですが)や勘助家族のほのぼのから、一転軍略や政治の話になる、メリハリが効いてて、ゆっくり読みたいのに、ついついページを捲る指先が急いでしまった。
成長過程の景虎と(ちょうど2巻の晴信位な)と、一転、将として落ち着いてきた晴信、完成された感おのある氏康。それぞれが仕える主君の描写も良し。
帯にも痺れました。「友よ、次に合間見える時はその馘頂く」
軍師好きとしては堪らないシリーズでした。
最後の川中島の戦いは、なんとなく角川映画「天と地と」の場面を思い出してしまった。お金かけただけあってのスケールで良かった。そういえば謙信は渡辺謙さんが白血病で降板して、榎木さんでした。それが残念でした。
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早雲・信玄・謙信という3部作の最終ストーリー。今回はてっきり冬の助ストーリーかと思ったが、前回の勘助ストーリーのつづきといったところ、この辺が少しがっかりだった。前作・前々作と比較すると、史実に近いストーリーが多かったように思う。やはり上杉謙信はストーリとして成立しずらいのかとおもった。その影響か、突進する冬の助というイメージから、謙信に同調し影から支える理解者という180度違った角度に変わっていた。しかし、著者冨樫倫太郎の戦描写はかなりよく、人の動きと考えとが絵に浮かぶように流れて読みやすかった。また、ジジイになってもなお、敵でありながらよき理解者である3人が非常に羨ましい。
3部作振り返ってみると、第一部の早雲の軍配者が一番楽しかったように思う。軍配者というものがどういうものか、非常に興味があったところに、ツボにはまった。また、清渓である風魔小太郎の爽やかさもよかったのであろう。それだけに、2部移行は出番が少なかったのだろうと思う。
こういった連作は、また何かを題材にして企画して欲しい。本の売れない時代に、謙信の軍配者は発売日に列を作って購入する人の流れがあった。
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三部作・完結編!!
舞台は越後、そして最終決戦川中島へ。
戦闘シーンの魅力より上杉謙信という人物についての魅力の方が優ってるかな\(^o^)/
この三部作全てを通して言える事やろけど、どんな名将だろうとみんな人間臭くてそれが温かく描かれてる印象。
少し読みづらいシーンも多いけど、是非手にとって読んでみて欲しい!
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謙信の若い頃の話が他の本にない人間味が出ており良かった。
けど、早雲の方が面白かったな。
史実と小説のキャラクターの共存は難しかったかも。
3人の友情で閉められたので個人的には満足。
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残念。期待していただけに。2巻までの流れは、よかったのだが。キャラクターが活かされていない。前2作までは、主人公の心情と主君との関係、周囲のキャラクターとの交わりがうまく描けていてよかった。最終巻だから展開を焦ったのか、情報量を詰め込みすぎたのか、説明的描写が多すぎた印象。もう、1、2巻書いて、小太郎や勘助サイドの描写もいれつつ、冬之助のキャラクターをしっかり描いてほしかった。もったいない。
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終わってしまうのが残念。
戦乱の世でも、士官先が敵対する者同士であっても、友情は変わらないというのがいい。
せつなく終わりました……。