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大好きないせひでこさんの作品です。
植物の種を赤ちゃんに擬人化し手あります。
もうその赤ちゃんが可愛くて可愛くて・・・。
あの肉付きの良いふっくらと丸みを帯びたラインが堪りません。(笑
しかも、ただ可愛いだけでなく、
ボダイジュの種は竹とんぼのような形、
もみじの種は最初はふたつくっついてとんでいく、
クマシデはマントの形などなど、
種の特徴もきちんと描かれています。
メマツヨイグサは根の中で30年も100年も眠って待ち、
芽が出た頃には180歳だとか・・・・。
驚きですが、面白いです。
去年大学の理科の授業で、植物の種について
授業をしたのを思い出しました。
小学校の理科や生活で植物の種についての授業をする時の
導入にとても良さそうな1冊だと思います。
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大きな木のような人、ルリユールおじさんと、木と向き合ってきた
いせひでこさんならではの、木のあかちゃん、つまり種子たちの図鑑。
いせさんには、あかちゃんズの声が聞こえてしまうのだろう。
母なる木、枝たちの声が聞こえているのだろう…。
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一般にはあまり関心を払われない木の実や花の種に焦点をあてた絵本。
それらがどのようにして広がっていくかわかる。植物への限りない愛情に満ちている。あかちゃんの表情がとても愛らしい。
紅葉にトンボのような実がなることを最近知ったばかり。それがまた2つに別れて飛んでいくのだとわかった。
むしろ植物好きの大人に大事にされそうな1冊。
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【東日本大震災関連・その27】
(2011.10.13読了)(2011.10.13借入)
10月8日放映の「週刊ブックレビュー」で紹介された本です。
以下のように内容が紹介されています。(ホームページより)
「様々な木の種を人間の赤ちゃんにたとえ、新しい命の芽生えと成長の姿を、鉛筆だけの柔らかいタッチで描いた絵本です。
登場する木の種「あかちゃんズ」は二十種類以上。ヘリコプターのように遠くまで飛んでいくボダイジュ。どちらが遠くまで飛べたかを競い合う、双子のモミジの種。金髪をなびかせながら空を舞うムクゲ。
そして、80年もの眠りから覚めて、地上に顔を出すメマツヨイグサの種。
擬人化されてはいるものの、正確な描写力で、植物の生き生きとした様子をユーモアたっぷりに伝えています。
世界的に活躍する絵本作家の著者が、東日本大震災に衝撃を受けたことを契機に、未来への希望と祈りを込めて、生命の力強さを描き出しました。」
うちの神さんは植物が好きで、あれこれと教えてくれます。この本に出ている中では、くるくる回転しながら落ちてくる「アオギリ」。双子で仲良しの「モミジ」。などを教えてもらいました。
ドングリは、いまでも通勤路に落ちています。ときどき子供連れの親子がやってきて嬉しそうに拾って行きます。うちの神さんは、ドングリを拾ってきたら、しばらくしてどんどん虫が出てきたのにがっかりして、それ以来拾ってこなくなりました。
マツボックリは、以前住んでいたアパートの敷地で、子供たちが集めてきて遊んでいました。マツボックリが落ちる頃には、中の小部屋の種をみんな飛ばした後だったとは、そのころ知りました。
ヤドリギは、桜の木についているのをよく見かけます。種は鳥が運んでくれるんですね。
「タンポポのおかあさんは しらがのおばあさんになってから せがのびる」とは、不思議です。うちのおばあさんは、タンポポの花が枯れて種がまだつぼんでいる状態の時に、枯れて畳んである、花の部分を集めてきて、お日様で乾かして、煙草として吸ってました。
植物のことをいろいろ知ると、自然の中の散策が楽しくなります。
(2011年10月14日・記)
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平凡社/2011・7・15
いせ ひでこ ・13歳まで北海道
・木の種をあかちゃんにみたてた。
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いせひでこさんの絵本と出会って半年後、東北被災地へ絵本を読みに行こう!
と、思わせてくれたのがこの絵本です。
2011年に出た新刊です。
東北のことを想い、たった1ヶ月で描き上げられたと言う、情熱のこもった作品。
岩手県、福島県、そして東京のチャリティライブにて語り紡がせていただきました。
こどもたちよ、元気に育ってね。
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種子は木の赤ちゃんなんだよ、という設定が低学年には分かりにくかった様子。本も小さかったので、大人数よりも手に取ってじっくり見て欲しかったかな。
でも、みんな集中してよく聞いていた。絵を大きくしたり、少しでも実物があると、もっと楽しんでもらえそう。
所要時間5分
2012.11.1 お話の会 Aさん
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木の実がどんなふうに落ちて、
そして育っていくのか
子どもでも分かりやすく書いてる本。
絵もかわいい。
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震災後に描かれた絵本。
ほぼスケッチ画で色がつけられているのは数ページだけ。
いろいろなどんぐりたちがかわいらしくて、木のあかちゃんの紹介本としても楽しい。
いせさんはヤドリギが一番好きなんでしょうね。
飯野町に全村避難した飯舘村の子供たち(約360人分だと聞いた)全員にこの本を題材にしたイラストとメッセージを一言ずつ描いたものを(二日二晩で描き上げたものですって……!)プレゼントしたそうです。
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命がつながれていくことの大切さと、命がつながっていくために必要な強さを感じる作品でした。
子どもなら、植物ごとに赤ちゃんの姿がこんなにも違うのだということを楽しめるでしょう。おとなでも、可愛い絵本として和むこともできるし、生について生真面目に考えることができる作品にもなるように思います。
書店で手にして、何度か迷い、何回か通ってやっぱり欲しいと購入。
一日に一度だけ、偶然開いたページの絵だけを楽しんでみたり、通しで読んでみたり、繰り返し読み、眺めている絵本です。
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出版社からの内容紹介
植物のあかちゃんたちは、とてもユニーク。いろんな形で風に乗って旅をし、やがて地上で芽吹きます。ハルニレ、ボダイジュ、ムクゲ……。子供たちの未来に捧げる、いのちの輝きの絵本。
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手をつないでいるモミジの赤ちゃん
土から手を伸ばしている赤ちゃん
かわいいなぁ
木じゃないタンポポを最後にあるのはどうして??
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植物の種を赤ちゃんで現すなんて、可愛すぎる。
ただ、樹木紹介の羅列かと思いきや、最後に繋がるのがいい。
作者の樹木への愛情を感じて、優しい気持ちになる。
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昔、絵本に興味を持ち、好きで集めていた時期があったのですが、最近、私がフォローしている方々の感想を読むうちに、再度読みたくなりました。
まずは、「いせひでこ」さんの「木のあかちゃんズ」。
色々な木の種を、人間の赤ちゃんに擬人化するというアイデアが、一見シンプルに見えて、実は、こんなに奥が深いものに感じられるとは、思いませんでした。
絵の大部分が、鉛筆画のような白黒のラフな描写には、どんな色をしているのだろうと、想像力を育むような雰囲気がありながら、木や葉っぱの絵柄には、はっきりと、それぞれの特徴を捉えてあり、私が知らなかった木の葉っぱって、こんな形でこんな役割があるのだなと、良い勉強になりました。
その上、それらにあかちゃんズが関わると、新しい世界に繰り出そうとする姿が、本当に可愛らしくて癒されました。特に、どの帽子を被ろうか悩んでいるあかちゃんズが、私のお気に入り。後ろ姿が、またチャーミング。
これを読んだお子さんは、間違いなく、木に興味を持つんじゃないでしょうかね。正に最後の絵柄みたいな感じで。木を見る意識が変わると思いますし、木も生きているんだよという、当たり前だけど、大切なことを再実感させられる、素敵な絵本だと思いました。
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いろんな木のあかちゃん.ちっちゃくてかわいくて.それぞれの種の特長を掴んで描き分けている.本当に素敵な絵本.