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ピアノトリオについて、たんなるカタログ本ではなく体系的に論じようと試みた一冊。
全体は、大きく分類すると三部構成になっている。たくさんの名前が登場する第二部はとりあえずその都度パラパラめくることにして、まずはビル・エヴァンスとキース・ジャレットについて紹介した両端に、著者のかんがえる「ピアノトリオ」があらわれていて自分のようなジャズ初心者にも参考になった。
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初めて買ったジャズのLPレコードはオスカー・ピーターソンの『プリーズ・リクエスト』。やがてビル・エヴァンスの『ポートレート・イン・ジャズ』に移行して、この2枚は本当に盤が擦り切れ、ジャケットがボロボロになった。時代はやがてキース・ジャレットで、独創的な独奏『ケルン・コンサート』にしびれまくったが、その彼が「スタンダーズ・トリオ」を結成したと聞いたときは、レコード屋に駆け込んだ。大西順子にも惚れまくった。
「ジャズはピアノトリオに始まりピアノトリオに終わる」という先人訓?をある意味信奉していたのだが、コルトレーンに入れ込んで以降はジャズは吹奏楽だという方向に急展開。オーネットに及んではピアノレスで、こっちの方が断然かっこよくなってしまった。
それが最近またピアノに戻りつつある。やはり先人は正しかったのかな?ブラッド・メルドー?どうなのかな?
「所謂「ジャジーな雰囲気」をタバコ片手に楽しむ、人生の傷にじんわりとジャズが染みる、粋なオトナ」(菊地成孔)にはなりたくないな。スイート、メロー、センチ、クール、などなどというのはヒジョーに危険なのですよ。
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改めてjazzをこれから聴こうと思わせる本。キースジャレットはあまり聴いてなかったが、現在で最高峰のピアノトリオであるなら、チェックはしておくべきか。