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宣伝文句からヤクザ崩れのダメ男の話かと思ったら 全く違うトーン 前作がありその後日談だと 後書きで知った 少し損した気分だがそれも良し 残されたものの重みだとか現実だとかその類
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「水の中の犬」の続編です。
しかしながら主人公は別人になっています。
もちろん「水の中の犬」にも登場している人物ですが。
なるほど〜こんな続編の書き方があるのか!!と妙に納得しました。
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ちょっといいかも。
私立探偵で過去に訳ありで、他人の娘を育てていて、事件は起こる。
王道に近い設定。
だが、これがなかなかいい。安心して読めると言い換えてもいい。
最近の本は突飛であればいいような風潮が一部あるが、そうでない良さをもう少し若い読者に啓蒙するべきだと思う。
たしかに、この作品を客観的に評価するとなれば、諸手を挙げて素晴らしいとは言えない。「どっかで読んだことあるよなこんな感じ」てな感じになる。が、好きか嫌いかといえば『好き』なのだ。
これがいいし、これでいいのだ。
銃に関する件も悪くない。
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何も考えずに読んでよし、でも前作、水の中の犬を読んでから読むと、泣ける!
水の中の犬で、物腰柔らかく、しかしひたすらにストイックに生き、死んだ「探偵」。
その生き様に関わり、ちゃちゃをいれながらも味のあるいい脇役を務めた矢能が、
なんと今回の主人公。
そうして最後に関わった栞が大事に愛されて、育っているのもまたシアワセなおまけ。
前作の息詰まるハードボイルドに、軽妙な味が加わるのは、
その対比とともにとっても味わい深い。
これは2作を並べて読んで満点、という感じで。
もっとがんばれ、矢能!
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「水の中の犬」の主人公・探偵からすべてを託された元ヤクザ矢能。慣れない探偵稼業ながら、個性的なブレーンたちを無理矢理使いまわして恐るべき真実を解明する。
敵役である数馬の存在感に圧倒される。また、矢能と栞の関係が何ともいい。お互いを必要とする思いが、とても清々しく武骨な物語に潤いを与えてくれる。
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初見の作者さん。
面白かった
作品の紹介
探偵見習いで元ヤクザ。矢能が呼び出された先で出くわしたのは、死体となった依頼主と妙な覆面を被った若い男。図らずも目撃者となり、窮地に追い込まれた矢能。しかし覆面男は意外な方法で彼を解放した。これが周到に用意した殺人計画の唯一の誤算になることも知らずに。最も危険な探偵の反撃が始まる。
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『水の中の犬』の続篇、主人公は元やくざの探偵矢能。前作では陰の探偵に対し、陽の探偵矢能。元やくざだけあり、度胸としたたかさを兼ね備え、はったりの押し出しも強い頼もしい奴です。
前作の縁で小学2年生の女の子栞と同居してます、彼女は年の割りにしっかりした大人の考えを持ち、矢能の痛いところを突いてくる厳しさ優しさを合わせ持ってます。中年の元やくざと少女、ベタな関係ではあるけれどはハラハラさせられるし最後はホントよかったな!って思わされる。
本筋のほうはスピード感あり、矢能の問題処理能力、追撃能力が頼もしい限り。そして敵役の若者ですが身体能力にすぐれ、冷静な判断力を持ちながらも純粋過ぎる故、善悪の判断を誤ります。矢能と彼の邂逅は、探偵とのそれと違いながらも眼を熱くさせるに充分でした。最期はしたたかな矢能らしい着地で、前作のやりきれなさを払拭してくれます。
ですが、エピローグではまたホロリと…2作続けてですが、エピローグのわずか2ページほどの描き方が素晴らしい、木内氏の力量に拍手です。
異なる主人公を据えて続篇を描くという構成、そして陰と陽に例えられる主人公の対比、さらに二人を取り巻く脇役達(情報屋、やくざ、殺し屋等々)どれもが濃密に交差し合って物語を完成させており、ハードボイルドのジャンルで確固たるポジションを築いてる秀作だと思います。やはり探偵が好きだな、権力の後ろ盾がない徒手空拳、でも魅力的な脇役がいて、正義だけでは割り切れない決着があって、そこにドラマがある。
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はじめての木内作品。
図書館で何気に借りてきたのですが読みやすくてハマリます!!!
元ヤクザで探偵の矢能、血の繋がりはない小学生の栞と2人暮らし。
設定はよくありそうなカンジだけど、
読み進めると登場する人全てのキャラが独自で魅力的。
ハードボイルドだけどキャラのユーモアもあり、重くないので
テンポよく一気によめます。
木内さん作品、すごく好きなので他の作品も楽しみです。
『藁の楯』の著者。
映画を見ていたので、キャラ設定になんだか納得しました。
『BE-BOP-HIGHSCHOOL』の漫画家さんとしててのほうが
知名度高いでしょうか。
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藁の犬とは違う軽さというか読みやすさ。元ヤクザが探偵になる話しだけど、なぜ探偵なのか探偵である理由みたいなのが全く分からないと、思っていいたら、水の中の犬の続編だったんだ。うっかり逆から読んでしまった。
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矢能さんはやはり魅力的なキャラですね。
頭が言い訳ではないけど、感がいい人なんでしょうね。
とても読みやすく、いっき読み出来る!
でも、木内さんの小説ってどこかプロットみないな感じで
設定とかすごく面白いのに、物足りない感じがするのはなぜ?
といいつつも、続きがあったら読みたい。
栞が高校になったくらいの設定で続編を書いてほしいな。
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前作「水の中の犬」から続け様に読了。しょっぱなから一気に引き込まれるストーリーは、やはり作者の漫画家として培った力量か?
個人的には前作より好き。
続編が出れば、読んでみたい。
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ミステリーだけど探偵がかわっている。べたな感じもあるしむちゃくちゃなんだけど面白い。話の進め方も探偵側と犯人側の両サイドから進めるというありきたりな感じではあるけど単純ではないところがまたよい。何かはまってしまった。
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読みやすい。さすが漫画家です。
話の組み立て、設定がうまいので、ストーリーがすんなり入ってきて、一気に読めます。
そして、主人公がかっこいい。
ちょっと軽いけれども大満足な一冊でした。
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「水の中の犬」の続編。前作で死んだ探偵の跡を継いで探偵業を営み始めた元ヤクザが主人公。テンポがよく一気に読んでしまった。テンポが良すぎるのか‥主人公が犯人を見つけ出すまでの早さに、犯人だけでなく私も驚いた。笑
でも満足のいく面白さで、是非シリーズ化して欲しい。
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「水の中の犬」の続編。前作で脇役だった矢能が主人公。
矢能のキャラクターがとても素敵で、栞との関係がどことなく映画「レオン」を彷彿させました。
後味も良く、面白かったです。