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懲りない会社やで。
みずほの二回目の障害自体は割りに簡単に過ぎ、二度も起した莫迦な経営陣の問題と、他の事例にも触れ、何が必要かを説明する。
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http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Watcher/20110728/363027/
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実際にシステムを運用するのに必要なことがいっぱい書いてあった。日本企業、とくに金融系の企業は、IT投資というのを、CS度重視でやってきたけど、本当はバックヤードへの投資が必要なんだよね。システム開発会社を下請けのような見方をしたりするのもそう。「システムが動くのは当たり前」という状況を作ってきたのは、IT業界の努力の賜物なんだろうなぁ。でもそれは神話の範疇にとどめてほしいと感じやした。
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企業の経営陣がいかにITを軽視しているか、そしてそれがいかに危険なことなのかについて書かれた本。
わが身を振り返っても、システムって所与のもので、自分の使用しているシステムがどういう構成になっているのかとか、全く意識していない。ブラックボックス。
ある意味、とっても怖い状況かもしれない。
でも、金融機関のシステムなんて、あまりに巨大かつ複雑すぎて、普通の人間の理解力を超えちゃってるんじゃないかと思ったりもする。
まだまだ把握可能な範囲なんだろうか。。。
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みずほ銀行のシステム障害の詳細、他事例。体系化されたプロジェクトマネジメントの強化を強く提言。この辺りは非常に難しい...。体系化されたものを画一的に取り入れたら意味がないので。
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会社の情報システム部署以外の人にも読んでもらいたい。システムは常に障害リスクを孕んでおり、本業に大きなダメージを与える可能性がある。
現実を直視せず、専門用語を駆使し、相互理解から逃げようとする情報システム部署が存在する会社は、黄色信号。経営者はそれを正さなければならない。
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「みずほFGのツーバンクがそれぞれ別の情報システムを用いていることは、システム障害とは関係がない」
この命題は正しいと思う。ガバナンス論としては組織が複雑化してポストばかり増えるのは好ましくないが、システム的には別であればそこで障害影響を遮断できる。
「みずほ銀行のシステム障害の真因は、経営陣のIT軽視である」
このきれいな命題はちょっと要注意だ。経営者にシステム知識があるから傷害対応が円滑化する訳ではない。残念ながら本書では「IT重視とは何か」が煮詰まっていないのだけれど、個人的に仮説を立てれば、カネがかかるIT投資を鬼子扱いしないことが大事なんじゃないかと思う。
「勘定系システムが老朽化し、ブラックボックス化が進行していた」
この警告は銀行関係者もシステム関係者も、心して受け止めるべきだろう。23年前のシステムに大幅な刷新を加えることなく、新サービスをツギハギしながら使い続けること、これは確かにリスクが高い。
コンピュータのことは独特の性向を持った人間にしかわからない、という時代は終わった。どんな会社もITなしでは生きられないのだから、経営陣といわずもっと若いころから、システムから企画できる人材を育成しないと、ブラックボックス化は進むばかりだ。
日経コンピュータは9年前のシステム障害についてはかなり深く取材できていて、本書でも第二部に再掲された内容には迫力がある。一方で今回の障害についてはみずほの報告書をなぞるレベルに留まっている。まぁ、みずほの報告書を読み込む手間が省けた、というところか。
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実はむかしむかしですが、システム関連の記事や本を書く職業に
つきたかったのですが。。。
この本は、あまりにも外から見た意見が多くてちょっとなあ~と
思いました。
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システム障害はシステム部門でなく、経営者の責任。
IT企業だけでなく、あらゆる業界がITシステムなくしては業務がままならない現代において、この認識は非常に重要だと思う。
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システム障害の経緯が緊迫感があって興味深い。このトラブル対応を生き延びたエンジニアはどこでもやっていけるんじゃないか。
システムはそれを使ってビジネスする企業のものであり、システムの品質にも、トラブルにも責任を持つ必要がある。品質の高いシステムを作ることも、システムを安定的に運用することも難しい。システム屋任せで、速く、安く、確実に出来るシステムなんか存在しない。その事実に気付いているユーザーもまた少ない。だからこそ、その前提にたって、システム屋として品質を向上させる必要があるんだと思う。
以下、本のまとめ
2011年3月14日からのシステム障害詳細
銀行合併に伴うシステム障害詳細
他行等、みずほ銀行以外でのシステム障害について
動かないコンピューター撲滅のための十カ条について
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p58:みずほ銀行の二度のシステム障害は、どちらも経営陣のIT軽視、IT理解不足に原因がある。
→会社にとってITをどう活用するのか、経営陣がどうITを活用するのかが不明確なのだろう。
p178:情報システムの開発や運用のカギを握るのは、技術ではなく、人だからである。
→結局、開発は人である。
p204:プロジェクトを始める前に「プロジェクトを定義」することである。・・・そもそも何の目的でプロジェクトを推進するのか、その目的を達成するために必要な人材や資金を用意できているのかどうか、そのプロジェクトのリスクは何か、といった点を事前に考え抜いて、プロジェクトの計画を作ることである。
→研修でもたびたび習っているが、すべては計画が大事。
計画段階で詰まっている案件は上手くいく。
うちの会社はここをしっかり検討すべき。
p220:集めた要望を整理し、矛盾を排除したものが、情報システムの要件となる。
→要望と要件は異なる。要望を見極めるのもSEの仕事の一つ。
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みずほの障害を題材にしている。
一億ステップもあるシステムなのに、10年間で、二回しか大きなトラブルが起きていないのは、私は凄いと思う。
海外では、上記をどう評価するのか、少々気になった。
システム品質と費用はトレードオフであるが、その点に関してすこし触れてほしかった。
ただ、プロジェクトマネージメントは、非常に重要であるということを、改めて痛感させられた一冊である。
一言
ミスを減らすには自動化が一番…ちょっと意識して仕事してみます。
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身につまされる。
システムは稼働したら動いて当たり前と考えられるけど、その当たり前を実現するには、日頃のメンテとどれだけ緊急時を想定できるか。現場だけの頑張りでは、大規模システムの日頃のメンテだけでも無理。経営陣の理解も必要。
経営陣に読んで欲しいな。
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みずほ銀行の二度にわたるシステム障害だけではなく東証などのシステム障害を取り上げ、経営陣がITに無関心である事に警鐘を鳴らしている。
システムは動いて当たり前、ではなく当たり前に動かすための仕組みを構築し維持する事の重要性に気づいている経営陣が増やすために何が大事か、という視点から経営陣には必読の書と言えるだろう。
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みずほ銀行で発生した二度のシステム障害を題材に、システム障害がなぜ起きたか、どのようにして防ぐかについてまとめられている。冒頭に、システム担当ではなく経営トップやビジネスパーソンを対象にと記載があるが、その割に後半に進むにつれシステム用語が増え、注釈も十分にないため、システムに知見がない人にはハードルが高いのではないかと感じる。一方で、障害対策やシステム開発の進め方については抽象的な記載が多く、システム担当としても読み応えに欠け、非常に中途半端な印象を受けた。