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r子供の頃に読んだ抄訳版では「無人島でのサバイバル生活」という記憶しか残ってないけど、全訳版で読むと印象変わる。
なかなか無人島に漂流しなかったり、やたらとキリスト教(聖書)に関する考察があったりと。
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20年振りの再読。新訳は読みやすかったです(ときおり出てくる「びびる」とか「イケメン」なんて突飛な訳語には面食らいますが)
やはり本作のサバイバル文学のオリジネーターとしての価値は高いですね。作者の無人島生活についての緻密なイマジネーションには敬服します。これ読んで無人島生活に憧れた少年たちをどれだけ生み出したことか。
今回久々に読み返して気になったことがいくつか。まず主人公の性欲処理(はっきり言えばマスターベーション)について全く描かれていないこと。28年もの孤独の生活の中で彼が性欲処理で煩悶した様子は全くない(帰国後結婚したようなので、ゲイとか性的不能ではないはず)。やはり当時のキリスト教的倫理観でこれを描くことはタブーだったのでしょうか。「語られていないこと」の発見は今回の再読の収穫でした。
あと、フライデー以外の人物の固有名詞がほとんど出てこないことも奇妙。恩人の船長や救出したスペイン人ですら名前が明らかでないのです。おかげで人物像のイメージがさっぱり膨らみません。これが当時の文学の常識だったとは思えないし、不思議ですねぇ。
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青年ロビンソン・クルーソーが、地元から出て、旅をする中で無人島に漂流し、生きる中での、自省的な小説。人の強さと弱さが感じられる。
解説に書かれている通り、これは大きく省略して読まれるのはもったいない話だと思う。名訳。
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ダニエル・デフォーの「ロビンソン・クルーソー」の新訳を買いました。新訳といっても2011年の発売ですが。
この作品を初めて読んだのは、新潮文庫の「ロビンソン漂流記」でした。でもとても面白かった。ロビンソンが無人島に漂着して、それでもなんとしても生きていこうとする姿勢と心の有り様がとても素敵でした。
その新訳版がネットでも評判が良かったようなので買ってみました。この作品は、児童向けにも発売されていて、年代を問わず楽し組むことが出来る作品だと思います。僕の座右の書の一つです。
ブログでも紹介してます
http://blog.livedoor.jp/masaathlon/archives/32694955.html
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「十九歳ではじめて船出をしたロビンソンは、数々の苦難に襲われたあげく、南米の無人島に漂着する。日記を付け、聖書を読み、煙草をくゆらす孤独な日々のなか、彼は安全な住まいを築き、農耕や牧畜を営む工夫をこらす。近代的人間の典型として、多様なジャンルに影響を与え続ける古典的名作を、抜群に読みやすい新訳で。」