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新書版のころから大好きな作品です。
ちょっとウルルッとなりながら読みました。
如月の過去が痛くてそれによる心の傷がさらに痛くてそれを知らずに癒す尾崎が力強くて。そのくせ尾崎の鈍感と叫びたくなるところも多いんですよね。
もちろんハッピーエンドだから安心して読めますね。
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文庫での新装版。名作ですね。
両親の死が影響して人をモノのようにしか捉えることのできない如月と、傲岸不遜で遊び人の元893ではあるけれど胸の内に深い優しさを持つ尾崎との切ないラブストーリーです。
尾崎がどんな相手を連れ込んで寝ても、何も感じることなく平気な如月。愛人ではないけど、ただの同居人というわけでもない不思議な二人の関係です。
そんな如月が初めて人を人として認識したきっかけが、刺された尾崎が生還したことです。
尾崎が男らしくて、Hが好き?なせいで人間くささがにじみ出てるのが魅力的。色気を感じさせます。如月が彼を意識しはじめる気持ちに共感。
でも、好きになってしまったのに、なかなか素直に気持ちをあらわすこともできずツンな態度をとる如月がまたいじらしくて切ない。こういうの書かせると火崎センセは素晴らしく上手いです。
尾崎もまた変なところで照れ屋さん。そこがまた読んでてよかったりします。不器用同士の恋愛が、ちょっと痛い展開で成就するのが常套だなと思いつつも、痒いところに手が届くこのドラマチックなストーリー展開に心酔です。
素直にいい話だと思えてしまうのが悔しい?くらい。イラストもいいし、書下ろしも胸にキュンキュンきました。
そんなに激しいHシーンはないのに、なぜか色っぽい。
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シリーズになってるみたいだし、面白かったらしばらく楽しめるかと思ったけど・・・
続けて読むほどでもなかったかなあ。
火崎さんは、割と「きゅん♪」とさせてくれる人なんだけど、設定のわりには、もうひとつ心動かされるものがなかったな。
ファンの方には申し訳ないけど、イラストが敗因かとorz
かなり苦手な絵柄だった・・・
上手下手は関係なく、私の好みの問題なんですけどね。
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なかなかおもしろい設定だった。
尾崎のからかいに隠された静かな一途さがとてもいい。
続編があるらしいので、そちらもぜひ読んでみたい。
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これはよかったー。
「やれば出来るじゃん」などと失礼にも思ってしまったほど。
幼い頃の事件がきっかけで感情を失くしてしまった受。
周りの人間はみんな人形。
そんな受の感情を唯一揺り動かす存在が攻だった、というお話。
途中まで攻に対して、特別な感情を抱いていなかったのに
ある事件がきっかけで「特別」なのだと意識し、
世界が変ってしまうところがよかったし
必死になってその自分の中に芽生えてしまった感情を
攻から隠そうとするいじましいところもよかった。
お互いに恋人同士ではないし、本気の恋愛感情は持たないと約束していたから。
一緒に居たいがために感情を隠すくだりが無理矢理感なくて自然だし、
そのヘンの感情の行き違いを、どきどきしつつも楽しく読んだ。
同時収録の短編は、時系列的に本編の続きのようで。
攻限定で感情を取り戻し恋人同士になったものの、
まだまだぎこちないようで。
全4巻あるそうなので、このカップルがどう変化し絆が深まっていくのか、
その後がとても楽しみ。
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挿絵と極道モノが苦手気味なんで敬遠してたけど、シリーズ化されるだけあって面白かった。
続きも探さなきゃ。