投稿元:
レビューを見る
帯がネタバレ
恩田ワールド全開で楽しめた
ミステリーや純文学を期待するとガッカリするかも。あくまで、ファンタジー
投稿元:
レビューを見る
映像記憶能力を持つ男はなぜ失踪後「塔と水路の町」の丘に住みつき、そして「水無月橋」で死んだのか。
【暴力的な不在】が許せないあたしは死んだ男の弟、焚き火好きの男子高校生、旧家の少女と出会い、真相へ。。。
あっちとこっちの川がいつか同じ海に辿り着くように、一貫性のない町の人々の言動が後半ますます加速し1箇所に集中していく様は圧巻だった。しかし、無駄な死が多いように感じ、そこは生かして、なお活かして欲しかった。
ただやはりOnda Worldであった。ミステリーでありファンタジー……人が死んでいるのに心暖まるという複雑な余韻ある読了感はそう味あうことは出来ない。
投稿元:
レビューを見る
少し虚を突かれた終わり方でした。
水に溢れた情景の力強い描写力は
圧巻で申し分無かったのですが、
個人的に塔に登ったエピソードが
上手く消化できませんでした。
投稿元:
レビューを見る
色んな人物がでてくるが誰も書き込まれてない感じで魅力なし。
真面目に伏線も回収してるようだが、恩田陸独特の空気をかき消してしまったような。
特にがっかりしたのは「あなたは」という二人称表記の地文。違和感を見事に涙で感動的に解消した重松清の「きみのともだち」に遠く及ばず…
最も好きな作家だったが、流石に打ち止めかな。
投稿元:
レビューを見る
新聞の連載だったのか。。そう考えると構成が巧いなぁと思う。
「昨日の世界」というタイトルの意味がやっと分かった。
投稿元:
レビューを見る
三つの塔がシンボルのように立つ町で、一人の男が殺されているのが発見された。その男は、一年前のある日突然遠くの町で姿を消した男だった。一体誰に殺されたのか、未解決のまま住民達からは忘れ去られていくようだったが、実は忘れているわけではなく、故意に忘れようとしているみたい…
人智を超える能力を持った人間の苦しみとか、土地を守る不思議な存在とか、運命とか、恩田ワールドが繰り広げられます~
投稿元:
レビューを見る
結局のところ、人を本当に救うのは真実だけである。が、必ずしもその真実が人を幸せにするとは限らない。救いと幸福は必ずしも一致しない。
しかしその中でも真実から逃げずにそれを追い求めようとする人たちがいる。この物語にもそういう人が出てくる。
個人的にはそっちの方が好みだ。だがそれが必ずしも人々の幸せに結びつかないのだから、邪魔する人、真実が暴かれるのを防ごうとする人がいるのもまた分かるところである。
と、なると何が正しいのかはもう分からなくなる。でもそれでいいとも思う。その間を漂うことが「生きる」ということであり、「感じる」ということではないだろうか。
無意識や防衛機制といった心の動きとしてこの物語を読むとまた面白い。が、これまでの物語に比べるときれいにまとまりすぎている感じも否めない。もう少し荒々しくてもよかったかな。
投稿元:
レビューを見る
恩田陸の、たまに出てくるこんな雰囲気、理解できない。
読み終わってすっきりしない。もやもやもやー
二人称の「あなた」が主人公の章があるけど、それが不快・・・
二人称である必要があるの?
投稿元:
レビューを見る
恩田陸は二作目
苦手かな~・・
伊坂幸太郎と似ていて、楽しく読めるのだけど、読後の余韻が弱いかな
たぶんもうこの人の作品は読まないだろう
投稿元:
レビューを見る
これはミステリーなのか、ファンタジーなのか。
確かに想定外のエンディングではあったんだけども、結局伏線が残ってるような気もしなくもなく?
常野物語っぽいなにか・・・なのかなぁ。。。
なんとなく消化不良なような感じであります。
投稿元:
レビューを見る
日常から一歩はずれた所にある不思議。あぁ恩田陸の小説だなぁという作品。
謎解きというにはファンタジー過ぎて腑に落ちないが、この作者の話はそこが味なので怒ってはいけない。いけないんだけど、それはないんじゃないの?と思ってしまう。
街に来て何かを調査をしていた男性を調べていた彼女の最期の説明が呆気なさすぎる。
話の引き込み方も盛り上げ方もすきだけど、すっきりしない。雰囲気は凄く好みだから違う話を読んではそのたびにモヤモヤしそうだ。
投稿元:
レビューを見る
スッキリするかと思いきや、やっぱり全然スッキリしない感じがさすが恩田先生。だいたい謎は解かれたように見せかけて、宙に浮いた謎がひっそり残っているのを後から思い出してゾッとします。
投稿元:
レビューを見る
上巻を読んだ時点では背表紙に書いてある「恩田陸の集大成」という理由がいまいちしっくり来ませんでしたが、最後まで読んでみてそれなりに納得できた。
リアルなようで実在するはずのない舞台設定、一般人に紛れ込んでいる異能を持つ一族、などは確かに恩田氏が好んで描くテーマですよね。
面白かったけれど、星5つではないかな。
投稿元:
レビューを見る
町に隠された秘密はスケールが大きくて驚かされた。事件の真相に徐々に迫っていく中盤も緊張感があってよかった。だけど…ラストはモヤっと。最後だけが少ーし残念でした。全体の話としては面白かったんだけどなぁ。
投稿元:
レビューを見る
様々な関係者のストーリーがつながっていく感覚は良かったが、つながった結果大きく展開していくわけでもなく、豪快に放り出して終わったような感覚。