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続けて読了。
なんとなく後味が…!
細部が説明されないままそこで終わるのかーって感じでした。
どちらかというとこの系統は月の裏側の方が好み。
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ちょっと想像する所とオチが違ったので、そう来たかーーと一人納得。
ジワジワ迫りくるなんとも言えない恐怖感は存分に味わえる小説だと思いました。結構あっさりと終わるので物足りない人もいるかもしれませんが。
この街の仕掛けに一体何人が気付くのかと思いました。
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読みながらモヤモヤ、読後もモヤモヤ。
このモヤモヤに惹きこまれ、恩田ワールドの渦に巻かれて放り出された。
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如何にも恩田陸という作品。失踪した一年後に死体となって発見された男、掲示板に掲げられる謎の張り紙、壊れたままの第3の塔、雨の日に玄関先に置かれるハンカチ、亀とハサミと天の川の描かれたステンドグラス。次々と謎が現れ、翻弄されます。しかも各章ごとに視点が変わるので、さらに惑わされます。そうしている間に思いもよらぬ所から新たな謎が顔をもたげて全ての謎をさらっていきます。細かい思わせ振りな謎は蹴散らされる感じですね。この辺りの大風呂敷の畳み方も実に恩田陸らしいなあと思ったり。でもいいんです。謎に幻惑させられる悦びを充分味わいましたから。却って全ての謎が明かされない方がいいのかも。謎の解決法が力づくでも、それが恩田陸なんでしょう。
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2011.08.19読了。
恩田陸の作品をいくつか読んでいて、けっこうな頻度であーっ、ラストに期待しなきゃよかったと思うことがある。今回も綺麗な終わり方だと思うんですが、物足りなさは残ります。街の謎とか素敵だと思うんですけどね。。。
でも、恩田ワールドは味わえると思います!
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「あなた」に語られる部分は、なんだか自分に語られているように
ゾクゾクした。
「あなた」も誰だかわからない間はとても引き込まれた。
まーラストは、なんだかよくわからないけども
恩田陸ならではと思えば納得。
この人は途中経過を楽しむ作家さんだと実感。
それでも引き込むのはさすが。
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話の雰囲気は「月の裏側」、構成は「ユージニア」「Q&A」、ほんのりと「常野物語」や少年少女もののテイストも漂っていて、個人的には恩田さんベストみたいな作品だなと感じました。
全体的には大好きなタイプの話なんですが、恩田さんらしいモヤモヤとする読後感は相変わらず。独特の寸止め感がいい意味でも悪い意味でもたまらないです。知りたいことがまだまだたくさんあるんだがー!!
でも、これ系の話の中では、種明かしが多くて読みやすい方ですね。
(2011年8月16日購入、2011年8月17日読み始め、2011年8月18日読了)
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恩田作品の中でも、ストーリーそのものよりも世界に浸ることを楽しむ系の一冊。村の秘密にどきどきするというよりは、ひとりひとりの淡々とした日常であることの苦痛の描写が、面白かった。
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パッチワークがほとんど出揃った。
あの上司の送別会から事件まで数々の事実?があきらかになる。
そして もっと昔からの町の秘密も
でも まだまだ見えないこともある気がする。
ふと 思い出したシーンがある
萩尾望都 「マージナル」第二十一話洪水
ふと 思い出した言葉がある。
何事も知ってしまったら、知らなかった時には戻れない
いつも何か新しいことを知り得るのだから、
いつも新しい自分になっているのだきっと
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上巻を読んでいた時は、真剣に推理していたが、町全体が浮島で、集中豪雨が降ると水抜きされる。その栓の目印が塔だったって?!どっからそんなアイディアを…下巻は単純にファンタジーとして楽しめました。でも、この情報化時代に、町の秘密を隠しつづけることはできないでしょうね。和音と志津が共謀して栄子を殺してまで守る必要があったのでしょうかね。女達に利用された修平くんかわいそうです。女性不信になりそう(^^ゞ
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どんなに好きな作家さんでも合わないと感じる作品はあるものだ。恩田陸さんの作品も賛否が分かれるものがあるけれど本書もその一つに数えられるだろう。しかし終始何が起きているのか分からない不穏な雰囲気を作品から醸し出す様はさすがで一気に読み進めてしまう。この街では一体何が…?
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日常と異常は紙一重だと思っている私には、興味深かった。登場人物のあるものは一線を超え、あるものは上辺の日常を決死の覚悟で守り抜き、そのそれぞれに何らかの共感を持てる。
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やっぱり恩田ワールドだった(笑)
結末、ちょっと物足りない、謎が解決されずすっきりされない部分も多くて、やっぱり現実離れしているところが自分には苦手。
刑事ものや医療ものが合っていると再確認。
途中までは面白かった。水路を使った殺人とかにしてくれたほうが楽しめたかもしれない。
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上巻が幻想的な導入から始まったのでてっきりパラレルワールド的なアレかと思ったらとても現実的なオチで、かと思ったらやっぱりホラーだったという。
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ミステリなんだけど、「そうくるか!」と言う衝撃が走った。
推理小説好きとしては物足りなさを感じたけれど、
最後の章まで読まずにはいられないよい作品だったと思う。