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波乱万丈の第二巻!
ファリア司祭の死。
ハラハラドキドキの脱獄とお宝発見!
カドルッスとの再会とモレル家への救済。
カドルッスから聞き出した主要人物の経歴と現在の姿は、
ダンテスの今後の指標となったことであろう。
そして9年後・・・フランツとの出会いと、アルベール登場。
第三巻への展開の予感もはらんでいる。
山賊の挿話とか、エピソード風のものでも読み流せません。
実は、あちこちにフラグが立っていますからね~。
マクシミリアン、フランツ、ルイジ・ヴァンパ、アリ、
ペピーノ等々、キーパーソンになる人物も登場してますし、
イギリス人、司祭、船乗りシンドバッド、
そしてモンテ・クリスト伯!ダンテスの変装と偽名も
今後の物語の展開に大いに関わってきます。
多くの細い糸が縒り合され一本の物語に紡がれていく、
デュマの創造をかくと味わうべし!
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脱獄から、モンテクリスト島へとたどり着く様子、その中での心情などが描かれている物語。脱獄に成功したが、どこか後ろめたさがある中でモンテクリスト島で宝物を見つけるために奔走する。モレル氏を助けるために懸命になって宝を見つけ出す姿、沸沸と湧いて行く復讐への思い、いよいよ復讐のために新たな動きを見せて行くのにハラハラドキドキであった。これからどんな展開が待ち受けているのか緊迫した中でまた何か動き出すだろうと感じる終わり方。3巻でまた新たな動きが出るのか気になる。
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復讐譚2巻目。
薄々思っていたし、1巻の末に訳者が書いていたが、シェイクスピアらしさをとても感じた。自分からするとすごく親しみやすくて良い。
前半はエドモンの脱獄と、恩返しまで。後半は視点がフランツに移り、外から見た正体不明の船乗りシンドバッドことモンテ・クリスト伯の描写が続く。
ここら辺、エンタメ小説っぽい。
復讐を開始した彼はもうエドモン・ダンテスではなくなってしまったのだなと思う。しかし未だにどのような復讐を企てているのかさっぱりわからない。
それとイタリア女性は好きな殿方以外の男性が目に入らなくなるそうで、うはあ、かわいいと思いました。
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ずっと前に岩波少年文庫で読んだ事がある。子ども向けの本にしては長かったけど、当然はしょられてる部分がある。今回そういった細かいデティールに触れられて楽しめた。
自由の身になったダンテスは過去の事実を探るべく、関係者達に変装して近づく。ある時は司祭、ある時はイギリスの商人、そしてある時はイタリアの船乗りシンドバッド!
海賊や山賊も出てきて、エンタメ色も濃くて面白かった。
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牢獄を脱出し、モンテ・クリスト島にたどり着いて宝を手に入れ、困窮の極みにあるモレル氏を助ける。
その後、ダンテスはは表舞台に姿を表さず、影のようにそこここに現れる。
そして最後に、フランツとアルベールの前に登場する。
フランツとアルベールが一体誰なのかよくわからないし、この二人のくだりが長すぎはしないか。
でもともかくこれでダンテスがはっきりと登場したので、これから活躍するのだろう。
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どんどん展開が進んで行く。作中の時間はめちゃくちゃ進んでいるが、スピード感がある。この先の展開が非常に楽しみ。
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読み終わって最初に戻ってパラパラ見返したらまだファリア司祭が生きててビックリ。壮絶な展開の2巻目。ダンテスが自由になった。もう捕まった当時とは人相だけでなく知識・知恵・考え方が別次元に深く広く強い人間になった。一通りの恩返しを終え、さてこれから復讐に向かうのかな?先が楽しみ。それにしてもモレル氏の「商売道には友人はいないのです。あるのは取引だけ」の言葉にはしびれた!!
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脱獄に成功。
ファリア神父の残した財宝を手にいれる。
船乗りシンドバッドとしてモレル商会を救済。
モンテ・クリスト伯の復讐がいよいよ始まりそうだが、どう展開するのか見当もつかない。
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『謝肉祭の死刑執行予定は2名、第一の者は撲殺、第二の者は斬罪。慈悲に厚き人々よ、心正しき悔悟に生きんことを主に祈られたし』。いよいよモンテ・クリスト伯(ダンテス)が復讐と云う名の正義を実行する所で終了する。フェルナン、ダングラールがダンテスへの悪事の後大成功していることに私も彼らへの復讐心を助長する。また、ダンテスの父親が餓死したことは悲しく、フェルナンとメルセデスが一緒になり、死刑執行されるアルベールが息子である事実に驚愕しかない(予想が間違えているかも!)。第3巻は少し後で借りてきま~す。
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シャトー・ディフからの脱出。奇抜な着想。『巌窟王』を読んでいまだ印象に残るシーン。脱獄して世に地保を固める活動に入る。2021.5.28
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頼みのファリア司祭が亡くなり、見事でスリリングな脱獄劇から始まる2巻
密輸船に助けられ、船乗りの力量を発揮し順調なスタートを切るダンデス
結局彼は14年もの間牢獄生活を送ったことになる
20歳だったダンテスは34歳である
14年ぶりに見る自分の姿の変貌ぶりに「誰一人自分と気づかないだろう」と満足げに微笑む
この辺りがもうダンテスの完全なる精神変化が窺い知れ、こちらも不敵な笑みを浮かべ読み進める
もう以前のダンテスではない
精神を研ぎ澄ませ、知恵を活かし、とうとう宝の在り方であるモンテクリスト島へ
そして…
いやー実にドキドキするスリリングな展開である
まぁ出来すぎた内容でもある本書らしく、紆余曲折はあるものの、無事お宝ゲット!
いよいよここからダンテスは過去の人物らとの再会を図る
父の最期を知り、大いに嘆く
そして野心のためにダンテスを陥れたダングラール(元船乗りの仲間の会計士)とダンテスの婚約者メルセデス欲しさにダンテスを陥れたフェルナンも黒幕であることを再確認
しかも二人は大層出世した模様
さらにはフェルナンは愛するメルセデスと結婚したというではないか!
ダンテスの復讐の炎がジリジリと音を立てて燃えているのが想像できる
さらには船主であったモレル氏が破産に追い込まれていることを知り、身元を明かさず助ける
(もうダンテスと再会してもダンテスだと気づく者はもう居ない)
そしてストーリーは展開する
1838年イタリア
登場するのはパリの上流階級に属する青年二人
アルベールとその友人フランツである
(じつはアルベールというのが、フェルナンとメルセデスの息子であるが、それは前半にたった一度名前が出てくるだけなので見逃す人多発であろう…こういうのもデュマの演出なのかしらん?)
ここでダンテスは「船乗りシンドバッド」と名乗り二人に近づくのだが……
モンテクリスト島で宝を手にし、縁ある人達に再会する辺りから、ダンテス側からストーリーが進まないため、各所のダンテスの心情描写は一切ない
そしてこの青年二人へも少しずつ近づいているのだが、どんな展開になるのかまったく読めない
青年側からの描写でストーリーが進んでいくため、ダンテスが何を企み何を企てているのか読み手にもまったくわからないのだ
こういった構成の見せ方に読み手は完全に虜にされてしまう
うーんさすが名作!
ところどころにアラビアンナイト、ギリシャ神話、神曲のエピソードが散りばめられており、時間軸も空間も全く異なるのに同じ書に触れた作家の作品を読む喜びを味わうこともできる
続きが待ち遠しい
久しぶりのワクワク感♪
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2も面白くって、一気読み。
ハラハラとかムカムカとか同情とか心配とか、いろんな感情を揺さぶってくるデュマ、うまい。現代の脚本家とか、きっとこの辺りも勉強しているに違いない。父子の情、女との関係、襲いかかってくるピンチの数々、絶体絶命からどうやって切り抜ける、導いてくれる師の存在、豪華絢爛シーン、ハイのシーン、場面転換、キャラの投入…元ネタの宝庫。
イタリア編とも言うべきフランツとアルベールですが、この2人はこの後どういう意味を持ってくるんだろうか。
そして、いよっ!なんてカッコいい登場なんだ。
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いよいよダンテスの復讐の幕が
切って落とされた!
14年と言う長い年月と共にダンテスは
34歳になり、顔つきも昔のふっくらとした
無垢な青年とは思えない程顔は青白く精悍
な見目になって彼を知っていた者が見ても
誰か分からない程、変貌していた。
彼を貶めた人々を探しその者達が、今は金持ちに
なってこの世の春を満喫していると言う。
逆に彼を助けようとした者達は、苦境に陥っていた。
それら人々を陰から助け、モンテクリスト島
に隠れ住み謎のシンドバッドとして
あらゆる場所に出向いていた。
ある時モンテクリスト島で出会った若者フランツ
その友人アルベールにローマで、モンテクリスト伯
として姿を現すが、これからこの復讐撃が
どうなって行くのか先が読めないところが
このモンテクリスト伯の醍醐味だ。
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無実の罪で決して脱走などできないシャトー・ディフの監獄に囚われたダンテスは、ファリア司祭から語学や化学などの実学を学び、コツコツと脱獄の準備を進めていた。
しかし、ファリア司祭はついに3回目の発作を起こし、亡くなった。
この機にダンテスは脱獄を実行する。
そして船乗りの経験を活かして、密輸業者の船に乗り込み、機会を見つけてモンテ・クリスト島に隠された宝を見つけ、姿を消したのだった。
とはいえ、ダンテスが変装をしたところで読者にはわかる。
まず最初に姿を現わしたのは、ダンテスのかつての雇用主のモレル氏のところ。
モレル氏は最後までダンテスの無実を信じ、何度も関係者に掛け合ったけれども、ナポレオン派と王室派の権力争いの中でその行動は自ら災難に巻き込まれようとしているようなものだった。
そのうえ、所有していた船が沈没したり行方不明になったりして、モレル氏は今や破産寸前なのだった。
もちろんダンテスがその莫大な財産の中の一部を使って、かつての雇用主であり恩人でもあるモレル氏の窮状を救うのだけど。
結構モレル氏が自殺しようとする直前なんだよね、助けるタイミングが。
もっと早くなんとかして差し上げても良かったのではなくって?
しかもモレル氏の娘に「船乗りシンドバッドより」なんて手紙渡してさ、もってまわったやり方で助けるのよ。
恩人に対する態度とは思えん。
でも、これがダンテスの最後の善行で、これからは復讐あるのみ。
まず最初はフェルナンの息子、フランツ。
この青年、悪い人ではないというか、多分善人だとは思うけれど、金持ちの家に生まれたことによる無自覚の嫌なやつ臭がする。
『レ・ミゼラブル』のマリウスのような感じ。
苦労をしらないから、頭の中の倫理観で行動するけれど、無自覚に庶民を踏みつける。
彼と、友人のアルベールがローマの謝肉祭に出かけた先で、ダンテスが姿を現わすところで次へ続く。
莫大な財宝を手に入れたのはわかるのだけど、お金の使い方がえげつないダンテス。
たとえ復讐のためとはいえ、不必要な出費はなるべく抑えるが肝要かと思いますが。
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あらすじ書くとネタバレになるかもなんで感想のみ。
前半は怒涛の展開で、泣いたり息を止めたりで忙しい(私が)
後半は新キャラが登場して、これから彼らがどう絡むのかが楽しみな展開。
とにかく面白い!