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本書をきっかけに、僕は考古学(特に本書の物語の核となる「西欧文明ドナウ起源論」)や東西冷戦構造に、一時期かなり興味を持ったものです。主人公の平賀・キートン・太一の経歴、リアルにありえない〜!と思いつつも、格好良いので問題なし(ただし、たまにおっちょこちょい)。友情と愛情が詰まった最終回は特に名作ですね。
浦沢作品の中でも特に人物描写が優れていて、登場人物の誰もが魅力的です。
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このシリーズ以上に読んでいて勉強になり、考えさせられる漫画はないと思います。
どこまで事実に基づいているかは正直微妙なところはありますが、世界の話題についてあらゆる角度から話題提起されており、大人だけでなく多感な少年少女にも読んでもらいたい漫画です。
特に主人公キートンにとってかけがえのない師、鉄の睾丸ユーリー・スコット教授が言った「人間はどんなところでも学ぶことができる。 知りたいという心さえあれば」というセリフが心に残ります。
子供は社会で育てようなどと戯言を言って無駄な手当てや意味のない無償化を行っている某インチキ政党に聞かせてやりたいです。
意思も目的もない高学歴など無意味です。そこに目指すものがあれば勉強はいつからでもどこでもできるのだと教えられました。
長らく原作者サイドと作画サイドで争いがあり絶版状態でしたがこの度目出度く文庫完全版として発刊の運びとなりました。出版社の英断に感謝したいです。
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これがきっかけで歴史が好きになりました。
大学でもそっち系に進むほど。
という先輩が大絶賛していたので読んでみたかったのですが、
絶版扱いなのか古本屋でしか見かける事が無く残念でした。
今回、完全版という事で買ってみましたが、
大変満足な読み応えでした。
1話1話が短く、でも人物的には関連付けられた短編が多く入ってる印象です。
1回読んでもういいやという作品ではなく、
何回も読みたくなります。
所詮フィクションといえばそこまでかもしれませんが、
それ以上に読ませる、引き込ませる要素が多く買ってよかった、
友達に薦めたくなるような作品だと思います。
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待望の復刊。解説とか後書きとかのおまけは何もないけれど、カラーページが増えて判型がA5サイズに拡大した。判型が大きくなるのはとにかく良いことだ。
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これは、不意打ちでした、、全巻持っているにもかかわらず、そのままレジに。
自分にとっては学生の頃に文字通りに貪り読んだ、バイブルのひとつ。
完全版との事で、1巻あたり12話がまとめられている感じですかね。
いずれも秀作揃いですが、やはり最初の話の「迷宮の男」が印象的です。
- あの人も、そうして海を見ていたわ。
あぁ、でも「貴婦人との旅」も捨て難い、、東西ドイツの話が当時を思い出させます。
確か、ベルリンの壁崩壊の1-2年位前に描かれたエピソードでした。
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あの名作が帰ってきました。完全版にふさわしく装幀もよい。間違いなく買いな本でした。一冊の収録話数は12。四色二色のカラーページも再現されています。全体で十一冊か十二冊くらいになりますかねぇ…ま、買っちゃいますけどね。この第一巻の中では、第一話である「迷宮の男」、それに「貴婦人との旅」、そして「狩人の季節」「獲物の季節」「収穫の季節」の三部作が好きです。
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復刊を喜ぶ。
旧愛蔵版は手元に持ってるんだが、それでも本書は購入に値する。
原作者クレジットが違う(そりゃまあ、ね。)、判型が違う、紙質が大幅改善、更にカラーページも完全再現。
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ついに出た!って感じの、浦沢直樹・原点にして最高傑作。まさにマスターピース・キートン!
当時リアルタイムで読んでいた頃の面白さが全く劣化していないことに驚愕しつつ夢中で読み終わりました。
いやぁしかし当時はわからなかったけど相当にハード・ボイルドな話だったんですねぇ、しかもチャンドラー。
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高校の図書館にそろっていて、読みふけりました。大学時代に愛蔵版が出て、途中までそろえたものの、お金を持っていない時期だったので、途中で購読できなくなってしまったのでした。そして絶版。所蔵目的で本は買わないようにしようと思っていたのに、このシリーズの前にはその決意も崩れました。
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まさか復刻するなんて!この漫画を読まずして浦沢直樹を語るべからず。歴史ファンにとっても愉しい、名作中の名作です。
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全巻持っているのに手を出してしまった…
が、
後悔はしていない!笑
中古で漫画全巻大人買いするほど、
キートンが格好良すぎる…
私はアニメから入ったので、漫画を本屋でどんなに探してもなかったのが
不思議でならなかった…笑
アニメ観たいなー…!
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途中まで借りて読んでて自分でも欲しくなって古本屋とかを探しまわっててほとんどあきらめてたのが完全復刻版ですって!!
うれしすぎます~借りてたのかなり前ですっかり内容を忘れてたのでワクワクしながらページをめくってます。
たぶんあと10冊くらい?来月からは1冊ずつみたいなので毎月のお楽しみが1年近く続くんですね(*^_^*)
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しがない非常勤講師のキートンさんは実は保険会社のオプをやっていて、昔
は軍隊にいたのだ!というと何が何やら。
おそらく人生の中で一番読み返している漫画です。全巻を一年に五回は読んでいます。実際に役立ったり使う事のないばかりの知識なのになぜか覚えてしまっている。血なまぐさい話ばかりだけれど、ほろりとさせてくれる話も多い。長らく絶版だったのがようやく完全版の発売とか。いやそんな事情まったく知らなかったもので。キートン動物記はどうするのかな?
この漫画で思い出すのは今は亡き祖父が熱心に読んでいた事。貸したら二か月返ってこなかったなあ。どうしたんだろうと思っていたら親戚中にまわされていました。じいちゃん……
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何だかんだで絶版になっていたマスターキートンの復刻です。
読み終わったと書いてますが、連載当時のものを持っているので保存版用に購入しました。
日本ではさえない大学講師が、実は英国の英雄で・・・。
日本で評価されることって意外と狭いよねとも思わせる設定がすきでした。
スーツというのは砂漠では意外と快適なのかもしれません。
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いうまでもなく、名作中の名作。浦沢作品では一番好きかなあ。最近のは長編で謎を引っ張って引っ張ってよくわかんない感じで終わるけど、こっちは短編オムニバス形式たから地味にカタルシスがある。ただ、ロイズってこんな組織でしたっけ??とは思う。