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リアル・スティール みんなのレビュー
- リチャード・マシスン (著), 尾之上 浩司 (編/訳), 伊藤 典夫 (訳)
- 税込価格:704円(6pt)
- 出版社:早川書房
- 発行年月:2011.10
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文庫
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紙の本
マシスンは健在なり
2011/11/13 22:36
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:峰形 五介 - この投稿者のレビュー一覧を見る
リチャード・マシスンの短編集である。『運命のボタン』と同様、映画に便乗した日本独自の短編集だが、既訳作品をテキトーに集めてきたようなものではない。なんと十本の収録作のうち、半分の五本が本邦初訳。
お勧めは表題作の『リアル・スティール』(『運命のボタン』にも収録されてたけどね)。映画のほうはお涙頂戴の感動物語になっているらしいが、原作は負け犬の狂気混じりの矜持を描いた実に男臭いハードな作品。もし、ヘミングウェイがSFを書いたら、こんな作品が出来上がるかもしれない(そうか?)。
倫理観が大きく変わってしまった未来社会での椿事を描いた『おま★★』も良かった。ちなみに「この邦題は“おまんま(食べ物)”の略である。くれぐれも誤解のないように」(解説より)とのこと。
逆にいまいちだったのはラストの『最後の仕上げ』。雰囲気は実に良かったのだけれど、オチにもう一ひねりほしかった。
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