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森ミステリィへ深く誘われる「森語り自作小説のあとがき」、一筋縄ではいかない「森読書 書評や本に関するエッセィ」など、『森博嗣のミステリィ工作室』と対をなす、魅力がぎっしり詰まった個人読本。特別企画としてデビューまえの手紙や、新聞不掲載となった「子供には新聞を読ませない」なども収録(「BOOK」データベースより)
森さん、あとがき書かない主義なら徹底して書かなきゃいいのになぁ。
森さん自身の思考は相変わらず面白い。
でもだらだら長い文章で読むもんじゃないかな。
短い一文に端的に現れる思考のきらめきが見たい。
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2011/9/17 Amazonより届く。
2013/8/2〜8/7
森氏自身による「森博嗣読本」。こういうのを読むと最初に「すべてがFになる」を買った時の衝撃を思い出す。S&Mシリーズ、Vシリーズ、Gシリーズなどの世界観は、同じ理系作家である海堂尊氏のそれと近いものを感じる。同じ理系世界で生きる私としては、第五章の「森思考」が共感できるところ多数であった。
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文庫版が出ていたので,何年ぶりかに読み返すこととなった.
第5章が好き.一部のエッセイは,WEB上で読めるものもありますね.http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/essay/essay0.html
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「まえがき」の語りがいきなり良いなぁ。なんつーかオサレだな。
「自作小説のあとがき」はねー…、S&MとVが対応してるなんて気付かないよ。「アート・ギャラリィ・プレジョン商会」もわからないよ…。そしてメインキャラの「糸」の関連性も…。てか保呂草さん…。Vシリーズ最後の謎も「フォルクスワーゲン」までは気が付かなかった。これはしょうがない。
「作品解説」はスルーしての以下エッセイ。 うむ。特にインタビューが良かった。「小説家という職業」に通じるものもあった。
「森博嗣は色々考えてるんだなぁ」という如何に自分が何も考えていないかを体現した感想で締めよう。
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森博嗣好きなら読まなきゃ損!
森ミステリィが網羅されている上に、著者本人による解説は読んでいてワクワクしました。
大学や大学院についての記述は高校3年の今読むことができて本当によかったと思う内容。
何度も読み返したくなります。
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森さんの小説は一冊も読んだ事がないけど、エッセイが大好き。新刊の初版を購入してあっという間に読んじゃった。森さんの自著の後書きが大半なので正しいファンよりは楽しめないものの、やっぱり面白い。そしてこの方の完成、特に絵の趣味やら書く本やらはやっぱり全然理解出来ない。なのに面白いのが不思議。
エッセイとしては浮遊研究室シリーズが絶品なので相対的評価で☆3つ。
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またシリーズ通して読みたくなりました。シャープでひんやりとしていて窓を射ている、だけど時折ユーモアある文章が大好きです。
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中学校のとき森博嗣に出会って貪るように読み、その小説内で語られる「大学での生活、研究生活」にあこがれて高校では理系を選択した。会話中にちりばめられた学問っぽい感じにワクワクしながら読んだ記憶がある。犯行の動機が美学や主義だったり、主人公側に「罪を憎む熱血漢」が登場しなかったりするのもクールでよかった。シリーズものがなかなか出ないので最近読んでなかったが、社会人になって機械を扱うことが増えてきたのでまた一から読んでもいいかなと思った。
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Vシリーズから他の長編いくつかが紹介されています。
それにしても、森氏が他の作者の作品を紹介してるのって新鮮ですね。
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装丁が色彩鮮やかかわいいオサレだし、英題がお茶目だし、内容も大好きなVシリーズをはじめとするあとがきや、森博嗣が本を紹介してるとかまさかだし興奮するw
講談社の唐木さんの解説もいい。すごく気持ち伝わる。
100 MORI Hiroshies☆ミ
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読み終わった、と言っても第一章は手付かず。森博嗣の小説はトーマの心臓以外読んだことがない。トーマの心臓も、萩尾望都の漫画が好きだから、表紙に惹かれてうっかり読んだだけだし。「トーマの心臓」というより「オスカーの憂鬱」というタイトルの方がしっくりくる内容だったと記憶している。
でも、小説以外の書籍は何作か手を付けた。主に初期の、まだ大学に在籍していた頃のもの。本作も掲載されてるエッセイは割合昔に書かれたもの。
刊行が後のものになるほど、編集の仕方がいわゆるファンブック的になって、小説を読んでいない身からすると読みづらい。いや、小説読めよというのがごもっともだとは分かるけど、いまいち手が出せない。
名古屋が舞台らしい、ホワイトベアが出てくるらしい、などなど、聞けば聞くほど身近に感じて余計手が出ない。
第一章はいずれ小説を読むことができたら読もう。
他のエッセイは雑誌等々に寄稿したものを集めたためか、内容がライト。色々なところに掲載されたものの寄せ集めなので連続性も無くて少し不満。旭丘のインタヴューは面白かった。
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V読了直後、すぐさま購入し読了。 例により、未読本の解説は未読。(そして二人…、奥様は…、短篇集) Vの解説を読んでると、ついこないだ読んだような不思議な感覚に(読んだのついこないだだけど)。付けたマーカーを見返したりするせいだが、同じ本を何度も楽しめ何度も美味しい。 いつか「『美人』と書くと、読者は各人の美人像を想像するので、便利な言葉だ」と呟いたが、同じ内容を森先生も書かれていた。なるほど。 大学院には行きたかったなとふと。 「各分野で一流といわれる人は、どこか違うのである。」
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もし世界が百人の森博嗣だったら・・・
そんなくだりで始まるこの本。
小説も良いけど、
こういう文体も好きだな。
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前に読んだ、「森博嗣のミステリィ工作室」と対をなす、と書かれているように森博嗣の小説だけではなくそれ以外の魅力も詰め込んだ一冊。今作はVシリーズのあとがきが書かれているが、比重はそちらよりも趣味に関するエッセイだとか考え方、スタンスに関するエッセイの方が大きいように感じた。森博嗣という作家の思考の一端に触れるにはとても良い作品である。