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表紙に書かれていた「涙した」の鎌田先生の言葉の意味がとてもよくわかった。
ただ単に食育だとか、自主性を育てようとか、そういう問題定義ではなく、人が育つこと・育てること・育ち合うこと、生きるということがよくわかる。
あー、丁寧に生きよう。こうなってほしいと思うことをしてあげよう。
そういえば私が楽しんで作るお弁当を、息子(弟)は娘(姉)に向かってこう言ってくれた。
「お姉ちゃんもお母さんになったら、お母さんみたいなお弁当作ったら?」
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テレビ静岡製作の長寿番組『テレビ寺子屋』にて、竹下和男先生の提唱する「弁当の日」のお話を初めて拝聴。全面的に感動いたしました。
で、その足で本屋に行き先生の著書を当たったのですが、教育関連でも何でも専門書ってお高いのですよね……。とは云え手ぶらでは帰りたくなかったので、比較的安価だった本書(文章少なめ写真多め)を購入。
子どもの中から自然に湧き起こる「人の役に立ちたい」「自分もできるようになりたい」という衝動と、それに突き動かされて少しずつ「できる」ようになってゆく姿、そしてそれに伴う「気付き」の数々。人間の成長って凄え。尊すぎて頼もしすぎて涙出ます。
また、教育現場が「かわいそうな子」を作り出している(触れないでいてあげるから家の「かわいそう」を学校に持ち込まないで)、とのご指摘にもハッとさせられました。
「配慮」と「見て見ぬふり」は全く違うもの。出来ない理由を挙げ連ねるよりも、どうすれば出来るのかを考えよ。
食育の問題のみならず、人が豊かに暮らして行くためのヒントが散りばめられておりました。
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図書担当の先生のお薦めで借りた本。
勤務校の地域で食育弁当の日が設定された。
最初は、親の立場としてははた迷惑な話だと思っていたら、こういう意図があったのね。
そこまで掘り下げて説明してくれないと、わからない。と思った。
子どもが自分で弁当を作ることで、自己肯定感を高めていくのは納得。
いい話のエピソードもたくさん。