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上巻以上に、圧倒的なサイコ感が蔓延するダークフルな物語。
音無涼子の一人称は、間の抜けた軽い感じで変わらないが、
繰り広げられる物語に緩和はまるでなく、緊張感しか続かない。
『ダンガンロンパ』らしいバッドエンドは期待していたが、
全てが明かされた後のエピローグは、バッドエンドを越えたデッドエンドで、
読者を期待の絶望に叩き落してくれる。
さらに突然の狂気染みた発言、謎に包まれた人物達が持つ幻想、
収束に向かうにつれ繰り広げられる逆転の連鎖、時折出るブラックジョークなど、
どこを切り取っても黒の面白さを兼ね備えている。
『ダンガンロンパ』をプレイしていて、あのストーリーと世界観を面白いと
感じた人にしかオススメはできないが、それだけにファンには堪らない、
突き抜けた『超高校級の絶望』な物語が保証されている。
ラストのどんでん返しから『ダンガンロンパ』の物語への見事な繋ぎ方も素晴らしく、
また『スーパーダンガンロンパ2』への伏線らしき設定も有るため、
作品単体としてだけでなく、それぞれがリンクして楽しめるのもポイント高し。
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ゼロ完結編。
途中で予想した絶望が、結末になっていた。
上巻に引き続き、ゲームからは霧切・盾子、新しく
苗木・むくろが登場。(若干違うけど)
むくろが予想してたのと違う方向性のキャラで驚いた。
カムクライズルに対しては特に何も提示もなく終わって
しまったのは、2への伏線?
もう一度、上巻から読むとまた楽しめそう。
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うーん、何をいってもネタバレになってしまう気がする。
強いて言うならば、ちょっと悲しいなあと思いました。
絶望好きも大変なんですね…。
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ダンガンロンパの前日譚、ダンガンロンパゼロの完結編
もちろんこの下巻も本編のネタバレ満載なので本編クリア必須
あと挿絵が超ネタバレなので読む前にぱらぱらとめくることなかれ
絶対挿絵だけ先に見てみようとは思わないこと
上巻に続いて相変わらずのサイコなポップ
いや、終わりの始まりでもある今回はいつにもまして凄惨で、
それをサウンドやビジュアルがなく、すべて文章で描写される分、上巻・本編以上にサイコで凄惨になっている
そして絶望、ひたすら絶望
読み進めていくうちに読み手にも予想できてしまうことすら絶望である
始まる前から絶望だとわかっていてもさらにその上の絶望で塗り潰してしまうのは流石
読み終わって改めて、この前日端でもあるダンガンロンパゼロは彼女の物語であっただと再認識させられる
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「――妹様より優れた姉などこの世に存在しねえ!」~超高校級の絶望・談~
まさにダンガンロンパファンにだけ向けられたご褒美的作品、完結。ネタバレ全開なので、(いないとは思うが)ゲーム本編から入り、当然ゼロ上巻から読むことをおすすめ。賛否両論の下ネタ野郎は相変わらずだし斑井さんはキワモノだけど苗木君が出るよ!
そして何より断っておかなければならないこと――下巻の最大の魅力は、皆大好き残姉ちゃんであると言わざるを得ない。妹様と絡む残姉とかもう素敵すぎ! 何ナノ、アノ可愛イ生物ハ……?
まあ残姉ちゃんも例外ではなく太ましい太ももをしているのであるが、なに、あれに蹴られるならむしろご褒美というもの……そもそも、残姉がスレンダーなのは乳だけでよいのである。文句があろう筈もない。
ラストは予告通りに絶望的な終わり方。けれど、そんな妹様が絶望的に大好きなのです。カムクライズルについてはダンガンロンパ2で明らかになるのでしょうか、そちらも楽しみ。うぷぷ……(例の声で)
さあ――ゲーム本編では語られなかった、残念なお姉ちゃんの知られざる魅力に絶望しろ!!
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読了後にゲーム公式を覗き違和感。感想を少し見て納得。原作未プレイの人間が読んじゃあいけなかったのねこれは。もっとも原作をプレイする予定はないから問題はないのだが。
最後の最後の大ネタ、同一人物オチは上巻の段階で可能性の1つとしては思いついていた。ただ主人公視点でその対象が目の前に現れてるからねぇかなぁ…とも。
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そうきたか! そうくるか!
ゲーム本編以上に肉体的にも精神的にも痛いお話(^^;。
この感覚で行くと、キャラクターにしろ現実にしろ、
「存在感の大事さ」って何なんだろうと思います。
どこか、楽しんではいけないような、
そんな背徳感を覚える作品です。
しかし…ゲームの前日譚だけに
設定を知らない人には取っつきにくく、
これ読んじゃうとゲームの方のネタバレ満載という、
「クリアした人限定」な敷居の高さ。これってどうなのかな?
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ゲームをやってない身の上では、『ゼロ』で起こっていることは全て漠然とした闇の向こうにあるかのような話になっている。
『ゼロ』の主人公音無涼子が記憶を留めておけない設定で、いまいち自分と事件との関係性を実感できないのと同様、私にとってものめり込めない。けどこの作品を理解するためだけにゲームを買うのはハードルが高過ぎるな。
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面白かったです。
真相は途中で予想できましたが、クライマックスはそれをこう転がすか……! という思いでした。いや彼女である時点でこう転がるしかなかったと思いますが。
松田くんと彼女の関係や感情は個人的にはとてもツボっておいしかったです。酷い話ですが。
ちなみに最後の辺りで「彼女」も言っていますが、全体通して内容はゲーム本編に比べてポップさ控えめ、ややグロっぽい感じです。各種媒体で露出しているゲーム初期案のイメージに近いかも。
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《超高校級の希望》を地に落としめた私立希望ヶ峰学園史上最大最悪の事件を契機にして学園の転覆を謀る謎の女子高生・江ノ島盾子。彼女が紡ぐ陰謀の糸に次第に絡め取られていく音無涼子と松田夜助の“愛”——。待ち受ける驚愕のラスト・シーンに、あなたは必ず“絶望”する!
全ミステリーファンを沸騰させた傑作ゲーム『ダンガンロンパ』の目眩く“前日譚”を、担当シナリオライター・小高和剛が自ら小説化。
サイコポップ、ここに極まる——!
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下巻の方が面白い。まぁ謎解き編なので当たり前ですかね。
ゲームの中での最大のネタバレ的存在のあの人が出てきました。ゲームでは完全にあれだったので、ご本人登場して良かったです。
ところで、超高校級の希望さんは名前だけなんですよね?
結局才能こそが希望っていうのは間違ってたって事なんですよね?
時々自分に誰にも負けない才能があればって考えるけど、才能があればそれはそれなりに苦悩があるんですね。
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上巻に比べるとやや冗長かな、という気がした。
ともあれこれを読んでからゲーム本編をやるとまた違った見え方がするのかもしれない。
「3」は出るのかな。
出て欲しいなー
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ハッピーエンドを期待してたら・・・・ハッピーエンドでした。最悪に絶望的すぎ、絶望すぎて面白かった。これで準備完了、ゲームをやろう。
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ロンパゼロの下巻途中まではこんな感じで終わっちゃうのかと少し物足りなさを感じていたが、読者に「もしかして涼子って?」っと気づかせるような箇所を散りばめ始めてからは面白すぎて手が止まんなかったです。サイコポップの極地だよなロンパ。ゼロはポップさを少し欠いてるので暴力的でしたね。
2プレイ前に読んでおきたかったな。予備学科、評議委員会、学園長、希望ヶ峰学園史上最大最悪の事件、超高校級の希望、カムクラetcと補完できたんだね。まあなにより絶望のあの人とむくろさんですよね。はぁ、ネタバレ気にせず喋りたい
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上巻につづき、小説としての物足りなさは相変わらず。
ゲームファンのためのファンブックと思った方が良い。
下巻まで読むとゲーム一作目で謎だった部分の根拠や、
二作目に至るまでの素地が垣間見える。
ゲームのコアなファンであればあるほど、
この小説版のカラクリが見えてしまって、
肩透かしな印象を受けるかもしれない。
上巻途中からタネが分かってしまった。