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とっても書きたかったタイプの作品を書かれてしまったというか、とにかく面白くて悔しい作品。
日常系でいて、しっかり主題があって、オチがついてる。
イラストも、本全体の想定やデザインも素敵。
趣味の同人活動にも響く一冊だった。
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偶然にも、安心な僕らは旅に出ようぜ、と唄った京都出身のバンドがいたなあ。それぞれがそれぞれにエトランゼであることを受け入れ、チラッと前を見たり、半歩踏み出したりして、少しずつ強くなる。そのうち、思い切り泣いたり笑ったり、できるように。
……それにしても会長のなんと痛々しく、いとおしいことか。痛々しさと愛しさに身が捩れる。
あと、一部書店についた『エトランゼのごじつ』も地味によかった。
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整理してみると「自分より弱い人間見つけて安心する」話に見えないでもないんだが、まぁそれはそれとして、
突き放すのは理解できるし、「こいつらは付き合ったらダメになるな」というのは分かるのでアレなのですが、それでも素っ気無さすぎる気もします。
「故郷は遠きにありて思うもの」という趣きなんでしょうが。
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いわゆる「リア充」という大学生活と離れた生活を送っていた人、あと大学生活から抜け切れていない社会人にオススメ。
最初は主人公の気持ちに「あるある」と共感していたけど、部長の正体が判明したあたりから、別の視点で見えるようになった。面白いです。
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表紙買い。難しい背伸びしたような表現がなく、シンプルに綴られているのでとても読みやすかった。ラストシーンでの元会長のセリフから、これは完全にフラグだなと思ったが、中道さんルートで終わり、少し残念。個人的に一番好きなのは、勝原さんとのCDショップでのバイト、特に理由はないですw。こういう大学生活モノは好きでです、一度しかない期間をどうやって良いものにするか奮闘する主人公、それを取り巻く個性豊かなキャラクターたちみたい設定。
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大学デビューを果たしたい青年の成長物語。
意味深な『京都観察会』というサークルに入って会長と名乗る女性に想いを寄せる。
が。
実はその会長は学生でも何でもないただのニート。
その後押しをしたのが青年主人公『針塚』だ。
会長=種田という女性は東京の大学に入ったが、心が折れてニートに。
この種田という女性はぶっ飛んでいる。
いきなり『結婚して下さい』と針塚にプロポーズ。
私的には 結婚はしても数年様子見 でENDにして欲しかったかなぁ。
結局、『京都観察会』は種田=会長が『独り立ち出来るように見守る会』であった。
ニート立ち直りを見事にやってのけた針塚に拍手。
痛くない人生なんて、あってたまるか。
結局。
針塚は同期の『中道さん』と仲睦まじく、『京都観察会』を引き継ぐ事になる。
針塚、中道さんと仲良くなれる事を祈るよ。
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表紙絵と京都の大学生の話というのに惹かれて購入。文書からそこはかとなく堕落した大学生の香りがしてくる。
現役の大学生が読むとあまりの現実っぽさに鬱になるので注意(笑)。
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充実した大学生活に憧れ、京都大学に入学した針塚圭介は、「京都観察会」なる怪しげなサークルでミステリアスな美女“会長”と出会う。
「ちょっとした魔法ですよ」——そう言いながら淡々と圭介の個人情報を言い当てていく“会長”。彼女は一体何者なのか。その美貌と微笑みの裏には、思いもかけない秘密があった……。
注目の新鋭・森田季節が贈る、とびきりの青春小説。
▼試し読みはコチラ
http://sai-zen-sen.jp/fictions/etranger/
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舞台は京都。
「京都観察会」という京都大学のサークルに入部した新入生と、先輩たちが織りなす青春とちょっぴり恋愛のお話。
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その装丁が話題になった本作。思わず手に取ってしまった人も多いらしく、まさにオシャレな装丁にこだわる星海社って感じの一冊。
ちなみに、星海社FICTIONSはこれ以降もインパクトのある装丁の本がたまに出てくるのだが、裏のバーコード下の「定価」の字体が違うのは今のところ本書だけのようである。本気でどうでもよすぎてごめんなさい。
中身もよくできていて京都観察会や不思議な力を持つ会長といった非日常的な要素と主人公・針塚のリアル大学生としか思えない中身、というか地の文がうまくマッチして全体が現実の大学生の日常に見える。
てか、twitterとか知り合いの話聞いてると京大ならこんなサークルあっても不思議じゃないところがw
注意書きにあるように、半分著者の実体験が含まれてるみたいで、そこが余計物語を面白くしているのだろう。
皿洗いとか地元ネタのディティールがすごい。
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充実した大学生活に憧れ、京都大学に入学した針塚圭介は、「京都観察会」なる怪しげなサークルの新歓説明会でミステリアスな美女“会長”と出会う。
「ちょっとした魔法ですよ」──そう言いながら淡々と圭介の個人情報(せいかつ)を言い当てていく“会長”。彼女は一体何者なのか。なぜ自分のことを語らないのか。その美貌と微笑みの裏には、思いもかけない秘密があった……。
注目の新鋭・森田季節が贈る、とびきりの青春小説。──泣いても笑っても、この一年(せいしゅん)は一度だけ。ようこそ、京都へ。
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京都大学の学生のお話。
作者がこの大学出身のため、京都の描写や大学の描写がかなりリアリティーがあります。
暗黒の高校生活を過ごした主人公が、大学デビューを果たそうと一念発起し、サークルへ入るという話。
しかし、そのサークルこそが曲者変人がそろい踏みのサークルだった。
最後まで読み進めていくとエトランゼの真の意味が分かります。
しかし、これってアリなの?という展開。まぁ、実際にはありうりそうだけど…
この作者特有の人間さがしんどい話ではなく、あっさり読めてよかった。
なんかバカ騒ぎをしたくなるような気持ちにさせる一冊です。
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ああ、読み終えてしまった。
正月早々、何をしているのかというところだが、ここしばらく読みたいなと思っていた本ではあるし、あと三が日の残り2日に亘って、どうやって無聊をやり過ごすかという問題が発生したこと以外はあまり困っていない。
よく練られたプロットを基に、傷つきやすく恐がりなキャラクターを旨く配してできた、おいしいケーキのような作品。中道さんが鞍馬山やなんかに行きたがるのは森田季節だからしょうがないというか、この作者の場合、これは読者に「またやってるよ、しょうがねぇなぁ」とかツッコミをいれてほしくてやってボケなのに違いないから、きっちりツッコんであげればいいのだが、それにしても、ポイントはやっぱり会長でしょうね。もう、クライマックスの場面は、主人公格好良すぎますが、この会長が相手なら、このくらいしなきゃバランスがとれません。
たぶん、ボクみたいな年の人間が上から目線で読んだんじゃ、お話として宝の持ち腐れっぽいところがあります。おそらくは、大学入学直前の人たちに読んで貰いたいというところかな?まあ、もうすぐセンター試験ですからね。合格が決まったら、(別に京都大学でなくてもいいので)どうぞ、ご褒美としてお読み下さい。
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まず読み易かった。
ただ、文量や話の構成から、良い悪い合わせて、一気に読んだ方が良い。
話とディテールを幾つか落とせば、舞台でもやれそうと感じた。
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京都大学に通う男の子の話。
非常に読みやすくさくさくと読めあっという間に終わってしまった。
もう少しゆっくり楽しもうと思ったのに。
京都大学生の話なので当たり前だけど、京都の街がたくさん出てきて嬉しい限りだった。
会長のなぞもきちんと終結して満足。