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ニュートンを少しわかりにくくして,内容を初心者向けにしたもの。わかりやすく書いてあるつもりだろうけど,逆に肝心の部分をはしょったために少しわかりにくくなっていたように感じる。
でも,今回のニュートリノが超光速を観測したことによる影響はとてもわかりやすくかかれたあった。
ニュートリノとは重さがほぼゼロの素粒子で,陽子から生まれたπ中間子が飛び続けるとやがて変化するもの。ここで重要なのは,ニュートリノの重さがゼロではないということ。
物理学の常識(相対性理論による)は,真空中の光こそが宇宙の制限速度。
つまり,質量をもった物質は光速を超えられない。
これが相対性理論に矛盾するところ。
もしニュートリノがタキオン(重さが虚数)ならば相対性理論は保持されたまま。
次に,ニュートリノが超光速ということによる影響は,過去にいくことができるかもしれないということ。
物質は,光速になったとき時間がとまる。つまり,光速を超えたら時間は逆方向に動くと考えられる。
ここで,タキオンは相対性理論上存在するから,ニュートリノがタキオンならば問題ない。
今後どうなるのか,この実験は検証されるのか,
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文系のために書かれた宇宙物理学の入門書みたいな位置付け。
計算式は一切ナシ、比喩や図を多用して、かなり噛み砕いて書いてくれてます。
超文系人間の自分でも、最新の宇宙物理学の世界が何となくつかめるのでなかなか面白かったですよ。
タイムマシンは理論上可能って、すごく夢がありますね~
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最新の宇宙物理学はSF小説の世界と同じ・・・。
去年のニュートリノが光速を超えた報道で興味を持ったので初心者向けの解説本を読んでみた。
まだまだ多くの研究者が光速を超えた事に対する懐疑的な見方をする一方で、その可能性を完全否定できない現実。
そして興味深かったのが理論上はタイムマシンが可能だということ。それは過去にも未来にも行くことができ、現実にタイムマシンを作りえるなら時間旅行は夢ではない。
そして時間旅行する人物にとってはどの時空間も同時に平行して存在する不思議な世界観・・・・
それは目の前に並べられたお気に入りのDVDを手に取って、さあどの時代の世界の映像を観ようか・・・という感覚に似ている。時間は重なりあって存在しているのだろうか・・?
目ざましい発展を遂げる宇宙物理学も、進めば進むほど未知の領域が広がっていくようだ。
大変読みやすく高校生でも理解できる内容だと感じた。これからは宇宙を無視しては時代は進まないだろう。
宇宙に興味を持たれた方に入門編として最適です。
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理系でなくでも分かりやすい様に書かれているが、
理系が読んでも新たな気づきがいっぱいある。
ニュートリノからタイムマシンの可能性まで
一気によめて面白かった。
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2011年9月イタリア核物理学研究所「ニュートリノ光速超えを観測」発表。事実ならば現代物理学(アインシュタイン相対性理論)を覆す大事件。ニュートリノって何?ってとこから文系人間に丁寧に解説してくれる良書。
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文系の人にも解りやすく書いていただいたとの事ですが、
読んでいるときは理解した気でいても、
読後は、理解できたようなできないようなモヤモヤ感。
物理系ではないけど、工学部出なんですけどね。
「コマ大数学科」出演の竹内先生の顔を思い浮かべながら、
興味深く読みました。
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過日、ニュートリノ実験に不備があった可能性があるとの報道があった。光の速度を越えるということは要するに今までの相対性理論の枠組みでは説明できない何かということになるため、理論もへったくれもなくて、前提が覆されることになってしまう。それくらいインパクトがあることなのである。いずれにせよ、実際に本当かどうか確定するのに10数年の歳月を要するらしい。気長に待つしかないということだ。
タイムマシンについて、自分殺しのパラドクスで、ソフトタッチの解や、超越的な第三項による介入によって説明できる解の話がなかなか興味深かった。
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超光速ニュートリノが光より速いと実験結果が示された。事実だとタイムマシンの作成も可能。実験の概要とタイムマシンについて文系の方でも分かりやすく説明されている。理解できないことも多々あったが、実験結果が間違いではないかとか、5次元の近道を通ったんではないかという意見があることが分かった。
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ニュートリノの超光速というニュースに対して 「イヤイヤちょっと落ち着いて」 と説明する本。
これは本の冒頭でも書かれている通り、マスメディアが煽っていることに対して取り急ぎ解説せねば!という趣旨がある。
タイムマシンと光速度の関係や、タイムマシン実現に関する現代科学での解釈などが、分かりやすく書かれている。
難しい話を省いているので一気に読めました。
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文系にもわかるOPERA実験の意味とタイムマシンの可能性。売れっ子?科学ライターだけにやはり語り口がうまい。
OPERA実験に関しては,「『ものすごく気を付けて実験をやったんだけど、やっぱり超光速という結果しか出ませんでした。だから、世界中の実験物理学者の皆さん、どうか同じような実験をやってみてください』。そう言って、他の物理学者たちに『振った』わけなんです。」(p.72)が著者の結論。
結局,測定の際のケーブルの緩み何かが原因だった可能性が高いみたいだけど,この本の出版された昨年11月はまだそこまで分かっていなかった。未来館のブログわかりやすい。
/超光速ニュートリノは5月の追試が必要なわけhttp://blog.miraikan.jst.go.jp/event/2012031212668
タイムマシンについては,超光速粒子を使わなくても,キップ・ソーンのワームホールを使ったやつ,ゴット三世の宇宙ひもを使ったやつなどが理論的に可能であることが,解説されてる。実現するとなると,相当ハードルは高いけど…。
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真実が分かればどちらでもよいのに結局対立構造を作ってしまうから隠ぺいや作為が生まれてしまう。
新しい法則を見つけた側はいずれ自らが保守の側に回るその時清くその法則を手放すことができるのだろうか?
それが権力というものである。
で、この論争現在はどう解決されているのだろう?
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わかりやすそうな本。
やっぱり理科の基礎知識がない私には難しく感じた(・_・;
でも、物理学て面白そうだなて思った。