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色んな意味で久し振りで、斬新だった。最近あまり読まない表現だったり、言葉だったり。語彙力を高める面では案外良いのかも知れない。
内容は緩やかな印象。直接的な描写が少なく、間接的な描写ばかり。盛り上がりと言うものはないのかも。主人公の背景があって初めて、作中の行為に重みや深みがでているのではないか。
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一ページ当たりの文字量が普通よりだいぶ少ないのだけど、普通の小説を読むスピードの1/3くらいでしか読み進められなかった。
「九夏前夜」が全く入り込めないままだったので少し身構えたのだが、今作はそういうことは全くなかった。
日本語って美しいなぁ、という安易で平易な感想しか浮かばない自分が残念でならない。
いいですよね、「濃墨」とか「深緋」って響き。
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前作「九夏前夜」よりはずっと小説だった、と思う。
三分の二くらいは、相変わらず抽象物をさらに抽象的に形容したような言葉の洪水で意味不明だったが、今回はストーリーが理解できた。
かなりセンチメンタル!
小説を書いていた姉の遺した書き付けを、その娘から預かった弟が読んでいく。
頭脳が違う人はひとつ文章を書くにも違うね~などと卑屈になるような私に、多少なりとも理解できた作品だったということは、著者にとっては実は不本意なことなのではないか、とまたまた卑屈になるのでした。
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読めない漢字が、多い…。
タイトルが素敵ですね。最初区切るところを間違って怖い話かと思ってしまいました。
とても抽象的で、表紙のようなぼやけた黄色と、あとなんとなく白いイメージ。
姉がすごく思い悩んでいるようなところも、鬱鬱としないで読めたのが良かったです。