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長野県警山岳救助隊員の体験記録。
隊員を目指した動機から、初出動、記憶に残る活動などが綴られている。
山岳救助隊に憧れている人は一読の一冊です。
また、登山をする人も遭難の影で活躍する隊員の事を知っていただき、安易な救援要請をしない安全登山を心掛けて欲しいです。
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「絶対助けてやるから待ってろよ」
こう言う方たちにお世話にならない
様な覚悟で山と向き合って行こうと思った。
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羽根田さんが監修したらしいのだけれど、
中身は、長野県警の山岳救助隊の皆さんの作文集。
現役やOB、また、新人や女性隊員、航空隊や救助隊、
常駐の人から麓の署の人、隊員の奥さんまで、
山岳遭難救助に関わるあらゆる人の文章を集めてある。
それぞれの立場で忌憚なく書かれており、
遭難事例の個別検証というにはあまり役立たないけれど、
救助隊の人達が日々どうほど激しい訓練をして、
遭難者のために時間外でも休暇中でも駆けつけ、
どんなことを思いながら救助してくれているのか、
ということを垣間見る事が出来る。
山で見かけると本当に頼もしいしかっこいい。
だけど、一生お世話にならないで済むのがお互いのためにベスト。
そういう、山岳救助隊の皆さんに本当に頭が下がります。
面白さという意味では★は2つか3つだが、
多分、山を歩く人間は、全員読むべきだと思うので、
その意味において★5つ。
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山に登る方は必ず一度読んだ方がいいと思います。
私は登山しませんが・・。
自己責任で、と楽しんでいたものが公的機関が救助してくれると思うと気がゆるんで甘くなるのは人間の性なんでしょうか。。
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救急車をタクシー代わりに気楽に呼びつけてしまうのと同様に山でもヘリや救助隊を携帯一本で気安く迎えにこさせる高齢者が後を絶たないという…近頃 街中や車の運転トラブルでも若者よりも中高年に対して憤りを感じることが多い。
本書は長野県警山岳遭難救助隊員の方々の手記で構成されています。本当に頭の下がる思いです。
一方、山に踏み入る以上遭難は自分にとっても全くの他人事では決してないことを改めて自覚。
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長野県警察山岳遭難救助隊・隊員たちによる文集。命がけで現場に向かう隊員の経験談などを聞くと、「登山は自己責任」という意味に対しての理解がとても深まりました。読んで良かったです。
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マンガの「岳」そのまんまの世界が、長野の山の中にはあった!。
三歩くんみたいな人が、久美ちゃんみたいな人が、野田チーフみたいな人が、牧さんみたいな人が、ホントにいるのね!
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この本を読んでいる間に北アルプスで遭難事故が相次いだと言うニュースが入る。
この本の中では平成23年の統計はまだ無かったが調べたところ遭難者251名と過去最大だったようだ。
隊員たちの手記が綴られているが皆同じ様に気をつけて山登りを楽しんで欲しいという。
遭難事故には落石など避けられないものもあるが、装備不足、悪天候での無理、体力の過信など避けられる事故も多い。
わたしゃ天気がいい日にビール片手のお手軽ハイキングで十分です。
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山に囲まれた長野県、その県警山岳救助隊の手記。
山の厳しさ、救えなかった命、命を担う重み、感動など、隊員たちがそれぞれの言葉で綴ります。夢中になりあっという間に読んでしまいました。
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美しい山々に恵まれた長野。
しかし、その美しさの裏には自然本来の厳しく険しい顔がある。
その凄まじさに触れ、身動きできなくなった登山者達を救うのが、
長野県警察山岳遭難救助隊のメンバーだ。
そもそも山岳救助隊、という警察内の管轄があったということも初めて知ったし、
また、毎年長野県内における遭難者数が余裕で150人を超えることや、
そのうち40人前後が毎年亡くなっているということも全く知らなかった。
かなりの数だ。
本書は、たくさんの隊員(現役・OBOG)たちが自身の体験や想いをまとめた短いレポート集のような形式になっている。
それぞれがそれぞれに、隊員になった経緯、仕事への想い、
忘れられない瞬間などを簡潔かつ臨場感溢れる言葉で綴っている。
実際に雪崩現場へ向かって自分も巻き込まれそうになった隊員もいれば、
いきなりヘリでの救助を担当することになって動揺した隊員、
夜の雨の中徒歩で山頂付近まで登り、遭難者を背負って帰ってきた隊員もいる。
こんな世界もあるのか、と心にいい意味で衝撃を喰らった。
なかでも印象的だったのは、
「そもそも、いったん現場に出動すれば、新隊員もベテラン隊員も関係ない。
遭難者にしてみれば同じ救助隊員であり、新人だろうがベテランだろうが、
救助隊員が来てくれたからには『これで助かった』と安堵するはずである。
現場においては、『新隊員だから』という甘えはいっさい許されないのだ。」
というある隊員の方の言葉。
こういう気持ちで救助にあたってくれているんだな。
(発想が教員と似ていて妙に感心してしまった。)
頭が下がる。
また、レスキューする側の、「なにがなんでも助けたい」という気持ちと、
そうは言っても二重遭難を起こしてはならないという県警のルールと、
どちらかを選ばなければならない時というのも予想外に多そうだ。
助けたい、って思ってしまうのだはある意味当然なのだけれど、
それで隊員・遭難者もろとも犠牲者が増えては本末転倒だ。
本当に難しい仕事だよなぁ、山岳警備隊。
その仕事を垣間見ることのできる良書。
欲を言えばもっと救助のシステムそのものについても知りたかったが、
(どんなトレーニングをして一人前になるのかとか、簡単な用語集とか、現場で判断する時のポイントとか…)
逆に、そういう小難しいことから離れて読み進められるから気持ちが入り込んでいけるのかもしれない。
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人気コミック『岳』のアイデアの元となった、長野県山岳警備隊員の手記。
救助隊員の想いを垣間見、彼らの苦労に支えられて気持ち良く登山できていることを再確認した。
日帰りハイキングであれ、山に登る人には読んでいて欲しい一冊。
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「警察」「山」と聞くとやはり高村薫『マークスの山』の合田雄一郎を思い浮かべてしまいますが、山岳レスキューとなると高島政宏さんの「北アルプス山岳救助隊・紫門一鬼」シリーズですかね。
事件解決するとおもむろにハーモニカを出してプピーと吹く2時間ドラマ。
あのドラマ結構好きだったのですが、終わってしまったことを知り軽い衝撃。
これは民間救助隊の方がモデルだったかも?
軽い気持ちで山登りはしてはいけないな、と本当に思う本。
怪我や遭難したら、その人を助けるために倍以上の多くの人が危険と隣り合わせの状態で助けに行く。
それが仕事、と言われてしまえばそうだけれど、そういう命がけで働いている人がいることを知ったうえで山登りをしてほしいと切に思います。
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☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB07299833
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救助隊員による手記集。訓練や救助活動の過酷さは想像以上だった。本当に頭が下がる。救助隊の方々のお世話になっちゃいけないと改めて思う。山では本当に安全第一で行きたい。やっぱり雪崩と滑落だよなあ。。