紙の本
懐かしさを感じる作品
2012/01/25 18:51
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投稿者:bison - この投稿者のレビュー一覧を見る
舞台は1982年。"オタク"という単語が存在しなかった時代の、"オタクな少女"の物語です。
当時オタクだった方が読めば、ニヤリと出来るシーンが沢山盛り込まれています。
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一本木蛮ちゃんの実体験を交えて、80年代のオタク状況を熱血マンガで表現。主人公のじゅうべえがカワイイのにオタで熱血でと出来すぎだけど、それがオタの暗さをカンジさせないから楽しく読めるんだと思う。
40代なら多分皆分かるw 30代だと厳しいかも?
セリフ回しが若干くどくてオタ用語満載なので、それに馴染めない人にはつまらないかもしれない。が、多分、そんな人はそもそも読まない気もする。
あの当時を思い出してニヤニヤするか、頭をかかえてしまうかは、その人次第か?
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火浦功とかの関連で名前は知ってた、一本木蛮の『アオイホノオ』。
台詞や用語など、おそらくほぼ現代風に希釈してない感じで、(当時を知ってるわけじゃないけど、なんとなくその残滓のようなものは感じ取ってるだけですが)実に濃度の高い80年代を味わうことができます。
濃度が高いだけに、少々読みづらいところはありますが。
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あ、別にHな漫画ではないですww。
1980年代、漫画やアニメが大好きだった少女が、同人誌という世界を知り、のめり込んでいく…。
著者である一本木蛮のほぼ実話ではなかろうかと推測される、自伝的コメディww
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蛮ちゃんをFanroad時代から見ていた私には面白かったけど、一般的にはどうなのかな?
早く続きが読みたいなー。
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舞台は1982年。当時のマニア(当時はオタクという言葉は存在しなかったらしい)達の
生き様を描いた漫画・・・ではなくこれはもう歴史の教科書。
今から30年前の世界のお話なので会話中に出てくる作品は
その頃が旬の作品ばかりで時折話について行けない時があるけど
ネットも携帯もとらのあなもなんにもない時代で
どうやって過ごしていたのか?なんて想像もつかないのに
手軽に追体験が出来るのはなんという素晴らしいことだろうか。
ハガキ職人の藪木珠理(PN:矢吹十兵衛)が同人誌と出会い
ラムちゃんのコスプレでコミケデビューをし
マニア世界の面白さにのめり込んで行く様は読んでいて非常に心地よい。
げんしけんで斑目が言っていた
「オタクはなろうと思ってなるもんじゃない、気づいたらなっているものだ」を
とてもスムーズに描いているので
やはり皆行き着く所はどうあれ途中経過は同じなのだな。と再認識。
ちなみにこの子、見た目に反して
漫研の部室で400回超のスクワットをやったり
空気椅子をしながら漫画を読んだりする体育会系であり
趣味趣向は今で言う腐女子ではなく、少年漫画を愛する一般的なオタク。
巻末の島本和彦先生との対談や書き下ろし漫画で島本先生を兄と慕うように
随所に島本イズムが見られる・・・気がする。