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うぅ、嫌いじゃないのに読み進むのがツラい作品(´‐ω‐`) カナ子さんもファンタジーも好きだけど、いまの自分の好みより重くて暗い。
唯一の救いはラベルの明るさだけど、この巻は王とリーの回想が多くて、もぅ空気が重い(泣)
2人の気持ちが同じなハズなのに磁石の同極みたいに見えないモノに邪魔をされ、重なれずズレた地点に着地するのが、見ていて具合悪くなるくらいツラい。 魔法使いの存在が切なすぎて、そう感じる王に同調して引きずられるのが苦しい。
元使役が守ってる王、まだ魂があるんだね。 リーとの再会を思うと、嬉しくも恐ろしい。
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ラベルの在りし日の父王とリー様の過去を主に描く2巻。王の見た夢の暮らしが泣けてくる。ああ苦しい。辛いわ。その辛さの救いはラベルの可愛さ。リー様に怒られて泣く顔さえ可愛いわ~。ヘタレ使役も可愛い。魚君だって愛嬌あるわ。そんな諸々の可愛さに支えられて3巻へ進む
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リー様とラベルのお父さんの過去話。
王妃とリー様の入れ替え以外は、ファンタジーならばよくある話ですが、これがあの先生とラベルのほのぼの生活の礎だと思うと切ないです。
明治さんの両片思い(いや、この場合はただの身分違いな両思い?)の残酷さは半端ないですね。
リー様の行動全てが王の為なので、あの入れ替わりも彼ならやると王も後になってちゃんと気付いていると願います。いや、もうあの時点で分かっていましたよね。それでも想いの成就が未遂だった事がやるせなかったから、あんな事を云ったのかもしれません。
どちらにせよ切ない。
次で最終刊です。つらい。
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魔法使いが多く住む町・ゲルの外れの荒れ山に、魔法使いのリーと弟子のラベルは住んでいる。ある日、リーに恨みを持つ魔法使いがリーを襲う。リーの力によって事なきを得るが、冷静さを忘れ取り乱したラベルをリーはきつく叱ってしまう。自分を恥じるリーだが、ある助言によりラベルの成長を改めて感じる。そしえラベルの姿にリーはラベルの父であり、かつて存在した大国・セロハンの王に想いを馳せ――。
(出版社より)
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王の想いも、リーの想いも、リーの使役のいた場所も、リーの願いも、使役の想いも、もう切なくて涙、涙
リーが眠っている間に黄泉の国への入り口で死者を見守っていた理由もここにあったんですね。
でも、使役は、リーであって、リーではない、今のリーの想いはどちらも大切すぎて複雑なのか、それとももう今は・・・。
でも、リーの想いとは裏腹にしなければならなかった時のリーの涙には泣かされました。
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主人公は最初と最後にちょっと出ますが、この一冊はほとんど魔法使いのリーの過去話になっています。リーとラベルがどうして一緒に暮らすようになったのか。苦い恋物語が明かされていくと同時に、それまで張られていた伏線が少しずつ回収されていき、あっという間に引き込まれました。何よりこの若い恋が…!リーが無二の王と仰ぐセロハンの王の想いが真っ直ぐすぎて、その恋の結末にはなんとも言えぬ寂寥を味わいました。
もちろん前の巻で思わず唸った世界観も健在。魔法使いという歪な存在を保つための国の在り方とそれに抗おうとする王の姿、そのいずれもがリーに密接に関わっており、ファンタジーであるストーリーを楽しむと同時に恋の行方もやきもきしながら読んでました。そして過去話が終わった後、現在のラベルへとはっきりつながった道筋に脱帽。たった二巻でここまで書ききる力は本物だと思います。
さて、次はいよいよ最終巻。ただ、現在最終巻は絶版状態で、普通に入手するのは不可能らしいです…大洋図書さんはそういうの多いですよね!(泣)仕方ないので電子で買って物語の最後を見届けようと思います。
追記:この後重版されました。
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2015/01/03
【好き】ある日、リーに恨みを持つ魔法使いがリーを襲う。 リーの力によって事なきを得るが、冷静さを忘れ取り乱したラベルをきつく叱ってしまう。自分を恥じるリーだが、ある助言によりラベルの成長を感じるのだった。そしてラベルの姿にリーは、ラベルの父親であり、かつて存在した大国・セロハンの王に想いを馳せ…。(裏表紙のあらすじ引用) この巻は王とリーの過去編がメイン。 リーを求める王だが、リーの意志を封じる誓いが二人を引き離す。 王侯貴族といえば婚姻でもめるのが王道だと分かっていても切ない。