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いやぁ、これは「目からウロコ」本だな。お笑い物理学とは此れまで誰も挑戦しなかった分野だ。つい先日「総統閣下はお怒りです」で最新ニュース科学について面白く語っているのを読み「やるなぁ」とは思ったけど、この「感じる科学」は異次元の笑劇、もとい衝撃だ。
著者自らが「光・宇宙・相対性理論について説明した本としては過去にこの地球上で発売された中で最もバカバカしい本と自信を持って断言できる」と言いきっているが、確かに数式は出ない代わりにクダラない例え話は無数に登場するのだ。
物を見るということは光子が物に跳ね返りそれが網膜に飛び込んでくるからだと極めて真面目に説明しているが、一方で「かわいいA子ちゃんの唇を今俺が見ているということ、つまり彼女のあのみずみずしい唇に一度触れた光子がそのまま俺の目に入っているということだからある意味これはA子ちゃんの唇と俺の眼球との間接キッス・・・」と妄想することを戒めたりするのだ。
地球の重力も遠心力との相殺で赤道付近では北極・南極に比べ弱くなると前置きし、南太平洋の島々の住民にデブが多いのは「体重計の示す値が低く出るから」とか赤道付近のバリ島で地元の男に貢ぐ日本人女性の行動も「遠心力で尻が軽くなったから」と論理的な馬鹿話で締めくくるのだから堪らない。
バカバカしいお笑いネタに包んでは居るけど物理学の本質は押さえているし、その例え話を裏付ける物理的計算はさくら剛の高校時代の同級生で横国大の准教授がやっているので間違いはない。それと本文中に出てくる多数のイラストもまた秀逸。唯一の問題は本書ののカテゴリー分けで「ノンフクション」に入れるべきか「科学物」に入れるか悩ましいことだ。量子重ね合わせ効果を採用して両方としたいくらいだ(図書分類コードでは「C0095」の日本文学、評論、随筆、その他だな)。
この画期的な現代物理学を愚弄する本を書いた著者のさくら剛については多分誰も知らないだろうな。初めて買ったのは確か2006年発売の「インドなんて二度と行くか!ボケ!!」だ。「ひきこもり系」と自らを称しながら何故か余りそういう人間が行きそうもないインドへ行きあちこちで地元の人間に騙され、また旅先で頻繁に下痢に襲われる気弱キャラのお笑い旅行記ライターと認識していた。結構笑えたので。その後も「アフリカなんて二度と行くか!ボケ!!」「南米でオーパーツ探してる場合かよ!! 」など出るたびに惰性で買っていたが、そのキャラは首尾一貫していた。
それがまさかいきなり「現代物理学」に挑戦だから驚くとしか言いようがないけど、内容的には絶対的な「成功」だ。このならまだまだ話題を変えて続編がでる予感がある。但し、営業的にはさくら剛のファンが「なんだ旅モノじゃないのか?」と買わない可能性もあるし、一方で物理学ファンにとっては「さくら剛?誰それ?」で素通りされる恐れが高い。笑いが好きで物理も好きな人間ってどのくらい世の中に居るのかは判らないが、どちらかが好きなら是非とも読んで損はない本だ。
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【新刊】感じる科学 さくら 剛
http://yamatoiebakawa.blogspot.com/2011/12/12.html
本書では、このようなよく耳にする科学現象を、日常生活レベルで考えたらどうなるかと、イラスト付きで(面白おかしく)解説されています。
「肩の力を抜いて、科学を学んでみよう」
と思っている方にオススメの1冊です。
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読まなくても良かった。序論の注意書きに従って批判はしません。
ただ、この本読んでいて良いのだろうか。という不安感だけ浮かんできた。
併読中の「サイエンス入門」を早く読み切らないと。
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相対性理論や光の速度、はたまた宇宙の起源やタイムマシーンについて、ある意味分かりやすく書かれている本です。大学で研究するであろう難しい事柄をおもしろい例に置き換えたりして説明しており、文系の私でもこれ調べてみようかなと、見た後に科学に対しての垣根が低くなる内容でした。
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相対性理論、量子力学、タイムマシンから宇宙の神秘を身近な例に置き換えて、面白く説明、というのが趣旨。
曲がりなりにも物理を学んだ身としては面白いし、ドラえもんを使った説明も分かりやすいのだけど、下ネタ?に結び付ける文体がなんとも…
というわけで星3つ
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わかりやすく、突っ込みどころ満載なのでちょっと知りたいよな~って人にはお勧めかも。ちょっとでも知識がある人には、うぜぇ~って思うかもwww
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解りやすい。挿絵も軽いし、とっつきやすい軽い文章で説明してくれるので、例えば相対性理論を説明されても、投げ出すことなく最後まで読めました。
欠点を上げるとすれば、文章を軽めに書いてる割には、振ってくる雑談のネタがキャバレーだったりミニモニだったり女子高生がどーのこーのだったりと――おじさんが若者ぶってる感が物凄い。これを微笑ましく感じるか、イタイと感じるかが評価の分かれ目か。
科学を解りやすく説明してくれるという点では、間違いなく◎。
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科学の本だと思って読んだら腹が立ちます。あくまで科学をネタにしたお笑い本ですね。
でお笑い本だとすると、この作者の旅行記の体をしたお笑い本より弱いなぁ。暇つぶしにはなったので評価はそこそこで。
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度々出てくる例え話とかギャグがいただけない。
ブクログを始めてから約3年、500冊近く本を読み、そのうちの399冊を登録しました。
この作者は2人目のブラックリスト入りが決定しました。
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例えばなしがぶっ飛び過ぎて、余計にわからないまま、読みおわりました。著者が前書きに書いている通り、バカバカしい本です。イラストは力が抜けてて可愛いので暇潰しによい。
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面白いところとつまらないところが半々。
面白いところは本当にのめり込んでしまうのだが
つまらないところはイライラしてしまう。
簡単に書いてあるとは言うが、やはりある程度知識がないと
ちんぷんかんぷんと思う。
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とっつきにくい科学の理論を身近な例えでわかりやすく、というコンセプトはいいのだが、いかんせん説明が下手くそすぎる。
しばしば説明に必然性のない内輪受けのギャグを無理やりはさみこんでくるのは見苦しいの一言。
著者のインドの旅行記がおもしろかったので手にとってみたが、なぜ科学のプロでもないこの人がわざわざ書いたのかよくわからない一冊。
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読んで勉強になるかと聞かれると自信は無いが、なんとなく各エピソードが記憶に残ってそうな気もする。ボケの方向性やその年代はなんとなく自分と通じるところがあるが、後半までくると大体ボケもパターン化して「またか」と思ってしまう。がしかし、なんとなく読者をおトモダチ扱いして「またか」と思われるのを念頭に置きながら似たようなボケを繰り出し続けている気もしないでもない。
とりあえず科学になんとなく抵抗感がある方には、その嫌悪感を解きほぐすためにこの本は有用かと思われます。
ホント、宇宙ってどうなってるんでしょうねぇ。
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科学に関するいくつかの話題を、下らないながらも分かりやすい例えで説明しています。例えの正確さはともかく、その話題に興味を持てるような内容になっていると感じました。肩の力を抜いて読める本。
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「インドなんて二度と行くかボケ!」とか書いてる作者が、なんで科学の本なんて書いてるんだろうと思い興味本位で購入。
意外とわかりやすくて、面白かった。
「インドなんて〜」などの旅行記に書いているほどの人格破綻者ではないようだ。