紙の本
一部、難しいです。一番いいのは「手を出さないこと」だと思います。
2012/01/27 23:45
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投稿者:p-dock - この投稿者のレビュー一覧を見る
難しかったです。最後の方になると、信用売りなどを使ってのリスクヘッジ手法が説明されるのですが、よくわかりません。でもそこに至るまでの株や投資信託に関するお話はたいてい理解できたと思います。でもまだ筆者は投資信託に甘すぎると思います。買う人がいるから存在できてますが、皆、買うのを止めればいいのにと思います。
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タイトルどおり、投資家が間違えてしまう様々な投資パターンごとに、その原因とどうすべきかが記載されている。
基本も学べるが、初心者には手を出しにくい信用取引、先物取引等についてもわかりやすく記載されている。
実際に利用するかどうかはともかく、知識として投資の流れや裏側の仕組みを把握しておくことは大切。
「リスク」
・リスクとは、”危険”ではなく”振れ幅”。
・リターンはコントロールできないが、リスクは”投資の種類”・”銘柄”・”時間”の組み合わせ・分散によってコントロールできる
・ローリスク・ハイリターンはありえない
・長期保有=ほったらかしではない。定期点検(リバランス)が必要。
「投信」
・オススメ投信は、売り手にとってのオススメ
・投信は「安かろう、良かろう」
・怖い「運用打ち切り」。純資産30億未満で資産減少している投信は黄色信号
・賞をとった投信が将来も魅力的とは限らない
・良い投信=うまい投信は、シャープレシオをであぶりだす。リターンに対してどれだけのリスクをとったか。
少ないリスクで大きなリターンを得ることができる
・基準価格の高いほど優良と考える。
・世界市場は3年程度で大きな変動に直面する。テーマ株に飛びつくのではなく、
3年、5年という実績のあるファンドを狙う。
・塩漬け投信も見切る(手数料をむしり取られるだけ)
「株」
・ROA、PBR、ROEにも穴がある
・安定性を求める際には日経平均との振れ幅βが少ないものを選ぶ。
・塩漬け株は見切る(儲けの機会喪失)
・信用売買の推移を見る
・価格帯別累積売買高で株価の”ふた”を見る
「企業業績」
・企業イメージ・先入観で選ばない。きちんと業務内容をセグメント情報を確認する。
・倒産の予兆は、まず「現金の出入り=営業キャッシュフロー」に現れる。マイナスになったら要注意
・流動比率は200%以上が理想
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『退職後から平均寿命までの生活資金不足分をいかに確保していくか』
といった言葉から本書は始まる。
しかし並ぶのは投信,株式投資のデメリットの部分。万物に完璧がないのと同様に投資活動にも完璧はない。だからいかに上手に資産を積んでいくかを念頭に,皆が行動をしていく。
そこを反対に負の部分を並べて論調していくのはどうかと思う。それに言っている内容はプロのファンドマネージャーでも嫌でも食らってしまう失敗(リターンを得るために支払うべき対価の面としての失敗ファクター)含まれている。
個人的な嫌な感想を述べたが,それ以上に中級者にとっては得るものが多いのも本書の特徴だと思う。中途半端な知識でいらない損をしている(自分も含まれる)人にとっては武器になる知識が入っている。
投資をしたことがない人はこの本を読むよりも,もっと言い方が優しい内容の本から入ったほうがいいだろう。
いきなりこの本を読んで投資を始めようとすると,ある程度の覚悟がない限りまた預貯金に戻ってしまうと思う。
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株・投信についての基礎から初心者が陥りやすい考え方、日経ツールの利用法などについて紹介してくれている本。
・定期的なリバランスにより資産を増やす
・シャープレシオ=収益率-無リスク資産をリスク値(標準偏差)で除したもの。リスクに対する儲けがどれだけあるかと示す指標。
・プラスのシャープレシオを維持しているファンドは少数
・投信を見る際、分配金再投資利回りでみることが最も望ましい。
・累積リターンが3年プラスというのは一定の信頼性を有する。
・PERが高いと割高と感じられがちだが、高い利益成長を織り込んでいる可能性がある。逆に低いと減益の可能性が高い可能性あり
・PBRが低いのは資産の評価が誤っており、不良資産がある可能性。
または隠れた負債がある可能性もある
・TOPIXとの計数βについて
1に誓いと内需株がおおい
高いのはハイテク・設備投資関連株など景気敏感株が目立つ
低いのは医療品・食品関連などディフェンシブ株が目立つ
0に近いまたはマイナスは公益関連株や個別材料株
・QUICKコンセンサスと会社予想の関係で株の上下が決まる。
・会計は意見、キャッシュは事実
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2022/05/22:読了
久しぶりで、投資関係で勉強になった本だった。
投資関係の本も、初心者向け、中級者向け、上級者向けのようになっていて、どこまでのスキルがあれば、次は何を読むべきかみたいなことが分かると良いと思った。
良くある失敗例を起点に、テクニカル指標や、株の状況をどう読みまちがえたかという説明になっている。
入門書などに、ちょこっと書いてあるのでなく、こういう本でまとめて読めるのは、ありがたい。