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ついつい一気読みしてしまった。
久々に読みながらわくわくさせて頂きました。
この作品は生活描写が細かいので、頭の中に風景が広がりやすいです。そのせいで余計怖い。
あと吸血鬼倒した瞬間大団円にならないのが良いですね。
正直吸血鬼よりもその後の展開の方が怖かった。集団怖い。
まあ惜しむらくは吸血鬼の素性が全く判らないところかな。
未知の恐怖感はあるけど、ハリウッド的な『良く判らんが凶悪なモンスター』位にしか描かれてなくて薄っぺらい感じが…。
あと最後の罠がしょっぱい。吸血鬼さん、焦りすぎです。
しかし全体としては自分好みです。
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アメリカの田舎町で起こる恐ろしい出来事、登場人物の一人ひとりがドラマチックに描かれているという点が「アンダーザドーム」との共通点ですか。
ナンダこちらは吸血鬼?!って思った時点で、サラッと読んでしまおうとも思ったのですが、ついついじっくり腰を据えての一気読み。
さすが、キングマジックですね。
怖かったけど「アンダーザドーム」の比ではありません。なるほど、初期の作品とのこと。
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だいぶ古いけれど、その古さがまた不気味。
序盤は地味でリアルなストーリーなので、裏表紙にあったとんでもない設定が本当に始まるのか疑問だったけれど、いつのまにかそうなってた。映画にはなってないのかな。怖くてもの悲しいところがよかった。
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「屍鬼」は、起き上がった死者の苦悩や葛藤、
吸血鬼としてなおもこの世に存在している事の悲しさがひしひしと感じられる物語。
それに比べると「呪われた町」下巻はただひたすら怖い。
狩る者と狩られる者。捕食者と被食者。
人間の無意識化に刷り込まれた「恐怖」を、
時には嫌悪感を抱かせるほどの凄絶な描写で読者を圧倒します。
キングがモダンホラーの帝王と呼ばれる所以を再確認できた作品。
面白かったです。
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″だからこそ彼がこの町にやってきたんだ。町は彼と同じように死んでいるのさ。二十年も前から死んでいるんだよ。″
彼が来た時点で、町の行方は決まっていた。
諸悪の根源を自らの手で断ち切っても、汚染された町はもう手遅れで。
結局は為す術もなく、何も残らなかった。
勧善懲悪の結末だが、ハッピーエンドには程遠い。
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下巻のほうが緊迫感はあるけど、
いかんせん海外物独特の長い比喩表現のせいで、
若干冗長な印象はぬぐいきれない。
結局誰が生き残ってたのかがよくわかんないので、
(これは単に私の読解力不足)
すっきりしないまま読了。
救いはないほうかな。
全部読み終わってから、上巻のプロローグを読むとちょっと分かる気もする。
とりあえず、人の名前に「バーロー」を使うのはやめてほしい。
だめだよ……コナンにしか思えなくなってくるよ……。
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ようやく盛り上がってきたー!と思ったら、意外にあっけない結末。
とにかく登場人物が多い。多過ぎ。
また名前を略称で呼ぶ場合もあるので、さらに倍に感じる。。。
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上巻より少し時間を置いてしまったため、登場人物がどんな人達だったのか忘れてしまっていた部分もありました。
それほど登場人物が多いです。
刑事ドラマの様に、ホワイトボードに人物相関図を書きながら読みたいとすら思ってしまいました。
さて、物語のクライマックスです。
圧倒的な強さを誇る吸血鬼に対しどう立ち向かうのか。
超能力者でも超人でもない主人公達が必死に脅威に立ち向かう姿がリアルで読み応え十分でした。
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下準備が終わった次、なので、もう事件しか起こっていない下巻。
そもそも、何故吸血鬼は十字架と聖水が弱点なのだろう、と
まったく本筋と関係ない事を考えてしまいました。
やはり宗教…というか、祈る心? が駄目なのでしょうか?
ラストの、タバコ一本火事の元、状態の台詞が
ものすごく印象に残っています。
言いながら、それを手本にしたから、でしょうか?
読みやすくはあったのですが…何だか疲れてしまいました。
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屍鬼が、この作品のオマージュとのことで、続けて読むことに。屍鬼もこの作品も、前半、登場人物の描写がひたすら続き、耐える時間アリ。登場人物である小説家が小説の構想で、読者がもういいってくらい人物描写をするんだとプランニングしていたとこから、あえてかい!と。屍鬼と比べて、キャラクターの善悪がはっきりしてるので、そこまで人物描写必要だったか疑問。
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はー、怖かった。読み終わって、ちょっとほっとしました。けど、しばらく地下室には近づきたくないです。普段、あまり地下室とか縁がなくてよかった。。
現代の都市はどこも明るい夜になったけれど、でもやっぱり夜がもっている静かな感じ、闇の感じはどんなに電灯で照らしても払いきれるものではなくて。その、少しだけ不安な感じをくっきりと恐怖の形に切り取るのがさすが……と思いました。それにしても、怖かった……!
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やっと読み終わった。
やはり登場人物の多さがネックになっているように感じる。
屍鬼(漫画)読んでいたのもあるかもしれないが、町民の描写が数多く書かれてる割には、吸血鬼になった後の人物感情描写がなかっただけに、上巻の展開が余計無駄に感じた。
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下巻を読み終わった
後半からはまり込み、勢いで読んでしまった
この作品は吸血鬼ドラキュラを、80年代のアメリカの田舎町で再現している
上巻は街の様子を丹念に描くことにより、現代のアメリカ社会をきめ細かくリアリティををもって描いている
いささかくどく退屈に感じるディテールの作り込みは、後半で活きてくる
丹念にコミュティとそこに根付く文化背景を描きこむことで、読み手をメイン州の田舎町へと誘いこむ仕掛けとなっている
繁栄を逃しゆっくりと衰退していく田舎町を描きながら、現代の都市コミュニティの孤独と苦悩を浮き上がらせることにも成功している
現代のコミュニティの苦悩と吸血鬼の脅威を絡み合わせ、コミュニティの崩壊を描くことで平凡な日常とコミュニティの脆さを露呈させている
構成は複雑で、伏線も多くある
しかし構成が複雑であるものの、読み手に整合感を感じさせ歓心させるほどには至っていない
伏線も構成を複雑にしすぎたことで、印象に残らなくなっているように思う
現代人が恐慌や狂気に至るまでの描写もシャイニングほどの完成度には及んでいないように思う
余談になるが、キングのライフ・ワークであるダーク・タワーにキャラハン神父というキャラクターがでてくる
その作中で、キャラハン神父がセイラムズロッド事件のその後を語っている
呪われた町の該当する話を読みながら、ダークタワーでのキャラハン神父の話をさっぱり覚えていなかった
呪われた町を読み終わったあと、ダークタワーを読み直しているところだ
他にも短編集ナイトシフトにセイラムズロッドの関連作品が収録されているそうだ
機会があれば読んでみたい
感想として色々と書きたいことは多くあるのだけれど、いかんせんネタバレになるので控えておきたい
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吸血鬼の存在が示唆される上巻はホラー、正体を現してからは吸血鬼との知恵比べ、アクション小説だった。弱点があって、普通に殺せる、となるとあまり怖くない。この構成は「ジョーズ」と似ていると思った。
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他の方も言ってるように多い登場人物を把握するのが大変。でもこの鬱々とした雰囲気好きです。特別捻りがあるわけじゃないんだけど雰囲気が好き。ゾンビものの映画とか好きな人は好きなんじゃないかなと思う。