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刑事の神崎は、詐欺師の姉弟を探り始めたが・・・
予想していたよりも、かなりエグイ展開に。
こういうの結構好き。
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馳星周らしいノアール。氷のザキさんと呼ばれる刑事が夢中になってしまったのは天性の詐欺師。あり得ないほど過激な展開に、次が知りたくて読み急いでしまう。
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美男美女の姉弟サギ師と追う刑事。
姉弟の目線と刑事の目線で
物語が展開されていく。
テンポのいい感じで
分厚さを感じさせないドラマだった。
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クールな刑事が闇へと落ちていく物語。馳ノワールをタップリ堪能出来た。最後の最後で明かされた謎は何となく想像していたが明かされ方が著者らしい…厚さが苦にならずサクサク読めた。
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「氷のザキ」と異名をとる警視庁三課の神崎は、相棒の水沢とともに大規模な美術品窃盗事件を捜査していた。その盗品を追う過程で、古美術品のコレクションを大量に市場に出している老富豪・井上康三へと辿りつく。井上の屋敷を訪ねた神崎らを迎えた榊田恵、学姉弟は、井上が妾に生ませた子どもだといい、数ヶ月前から屋敷に住みこみ、井上の介護をしているという。事件の臭いを感じた神崎は内偵を始めた―。
この姉妹は信州の貧乏酪農家育ちのプロの詐欺師。近親相姦。町金から借金した酒癖の悪い父を殺して逃げた。痴呆井上が死んだ。学が結婚詐欺する女の家で暮らしている。恵に見つかり女を殺して待っていた。ザキは恵の体に溺れる。財布を抜かれ鍵を作られ、クレジットカードで2000万円使われる。刑事なので被害届が出せない。姉妹が信州に関係しているのを突き止めた。
軽井沢の老人(元警察官僚の大物政治家)からの依頼で神崎は姉弟の詐欺師の仕業と判断
2人の本名を三郷妙と智久 二人の父は死体発見殺人事件として捜査 二人の子供は行方不明
妙が殺し二人で埋めた
キャバクラで働きながら弟を育てる 弟は学校には通わず 詐欺師となる 婆に近ずき貢がせる
姉は結婚詐欺
妙の高校時代の教師を神崎が訪ねる 友人が同席
尾行する 留守中に家に忍び込みPCハッキング
mixiから弟が長野に会いに来る 待ち伏せ。Nシステムを使用。
ガス欠。捕まえる。妙と住んでいた横浜にマンションに行くがもぬけの殻
マイミクに次のカモがいる。高校の友人(レズ関係)の名でホテルを予約。
待ち伏せして捕まえる。駐車場で最後のカモが逆上。神埼は殴られる。
妙がさらわれる。ラブホテルで強姦されているところに神埼突入。
逆上して、カモを殺してしまう。智は逃げるために受付の男を殺す。
騙した元政治家のところに智を連れていく。智を許す老人。
自主するという神埼。地下の特別室で最後の一晩互いの体を貪る。智が神埼と妙を地下室に閉じ込めるが、老人が逃がす。
裏の離れで智が落ち着くのを待つ。SEXしていると智がくる
「母さん」智は妙と父の子だった。智が父になって欲しかった神埼を殺してしまう。老人から現金を奪い、逃げることにした妙と智。
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・クールな刑事、美貌の詐欺師兄弟、セックス、暴力、近親相姦、予感させつつ最後まで明かされない秘密。面白くないわけねえだろう。ずるいわ。かつ一気に読ませる勢いがある。登場人物も結構魅力的。俺はハッピーエンド至上主義なんだけど、ラストもまあ満足。面白かった。
・ただ、馳星周って適当な作家だなーと思ったのは、細部でつじつまのあわないことがいくつも見つかる点。つい20ページ前の事を間違って書く。警察車両で尾行してたのにタクシーで尾行したことになってたり、母は死んだと述懐してたのにその後のシーンで母について初めて明かすような描写があったり。いや大筋には全く影響は無いんだけど、作家も適当編集者も適当でそのまま出版されてるのを見ると萎えるのよね。。。
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美術品の窃盗犯を追う警視庁の刑事・神埼が老富豪に取り入っている姉弟・妙と学に出会う。姉に魅入られてしまった神埼は、犯罪を重ねるこの姉弟を追い続ける。妙も神埼に魅かれるものを感じるのか、神埼を執拗に利用しようとする。
悲惨な過去を持つ妙の実体に迫った神埼は、妙と学が姉弟ではなく親子だという事を探り当てた後、全てを投げ打って、妙を愛し抜く。
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詐欺師姉弟とそれを追う刑事の話です。僅かなほころびから姉弟を追いつめますが,結局最後は馳星周らしい終わり方となっています。
それにしても結婚詐欺などの巧妙な手口を見ると,木嶋事件のように容姿ではないことがよくわかります。また,綿密な計画が練られ,周到な準備が行われた詐欺は,騙された方も騙されたことに気づかないということあるのでしょう。
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汚職もなにもない、真面目に職務につく刑事で、なんだかいつもと雰囲気が違うなあと思ったけど、でもやっぱりそうなっちゃうのね、と。なんだかんだいってもロマンティストなのかも。
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注文した本がAmazonから来ちゃったよ…。また馳星周にやられちゃう一週間なんだろうか…(u_u )
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久々のらしい一冊。
ラストの殺伐さ加減がやや控えめなのは、作風の変化なのか時代のニーズに合わせてのことなのか。
何れにせよ、なかなかに楽しめた。
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これが馳作品を初めて読んだものだったら、傑作だと震えたかもしれない。
しかし、今やこの展開は食傷気味だもんなあ。
それでもラストは初期作品の切れ味が戻ったかのようで、なかなかよかった。
いつも馳の描くキャラは自らで破滅に突き進む。
ぶち壊してしまい、時にストーリーも破綻する。
主人公に対する、なにやってるんだよ!の思いは作者にも同様に向けられる。
本作は、やっぱいつものだよな、と思う反面、圧倒されたのもたしか。
ほんと、ノワール職人とでも呼びましょうか。
もはやどこまでも暴走してくれ。
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相変わらずの馳ワールド
詐欺師の姉弟に騙され、執拗に追い詰める冷徹な刑事。読み始めた時には、これまでと比べ世界観が縮こまってしまったように感じたが全くの杞憂であった。登場人物たちの歪んだ愛、憎しみ、裏切り、落ちてゆく様といった馳ワールドは変わらない。でもちょっと消化不良。それでも相変わらず一気に読ませる。