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紙の本
つかれた
2019/06/20 11:58
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんかオタク要素がちらほらだったなあ。
お嬢様学校を舞台に姉妹の関係だとかいろいろごちゃごちゃしててなんかつかれたわ。
紙の本
吉田秋生の同名漫画と『マリア様がみてる』を足して二で割り切れない迷作
2012/02/01 14:24
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:書痴 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書のストーリー、登場人物、設定などは、ブルジョワ階級の没落を描いた、チェーホフの戯曲『桜の園』を演じる女子高生たちの心の機微を描いた吉田秋生の漫画『櫻の園』と、お嬢さま学校の少女たちの交流を描いたライトノベル『マリア様がみてる』から借用、パロディ化、これらの作品の雰囲気を期待して、本書を読むと軽いヤケドを負います。
冒頭に太宰治の小説から引用したような文章が見られ、ラストになって、没落という象徴的な二重の意味にもとれ、物語の奥深さを感じさせる一方で、『桜の園』を演じるキャラクターのセリフや芝居は、時として『エヴァンゲリオン』や『涼宮ハルヒ』シリーズなどのアニメやラノベ他、オタクを魅了するネタ、小道具などにあふれ脱線気味、芝居中のハプニングとしても、その突飛な展開と乱れ飛ぶようなパロディの嵐は、読者の評価が分かれることでしょう。『薔薇さま』ならぬ『銀杏さま』、ロザリオの代わりがネギかタコで、姉妹の申し出を断る者をネギもタコも寄せ付けないという意味から、『イカ娘』と呼ばれるなど、姉妹制度のパロディは笑えます。
行き過ぎの感のあるスラプステックな面は、あくまでも表層的にすぎず。物語の核心をつらぬくのは、吉田秋生や『マリ見て』にも通じる少女のたちの内面心理、特に自分に自信のない演出家としての主人公の心の揺れや成長が、丁寧に描かれている点にあります。「そう、由奈(本編のヒロイン)にとってこの演劇は、昇子さまへのラブレターなのだ。読んでは貰える筈のないラブレター。住所も宛名も書かず、ポストに投函する告白文(略)」のような、文章も共感を覚えます。
やや辛口の評価(★★)になってしまったのは、個人的に、吉田秋生の映画化(1990年版)された作品のイメージが強く、どうしても先入観があって、純粋に?本書が読めなかったからかもしれません。むしろ、アニメ化した方が、ビジュアル的にも効果があって、本書の魅力がもっと上手く伝わるのではないかと思います。
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