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著者が考える現代の子育て・幼児教育の問題点が書かれています。
著者もはじめに書いていますが、問題に対する解決や、具体的な育児方法はほとんど書かれていませんので、そういうものを期待しない方がいいです。
著者が言っていることはまぁわかりますが、主張の裏付けがよくわからないのと、論理的に説明されているような感じが薄かったかな。
でも、言っていることはわかります。
全部じゃないけど、そうだよなぁ、やっぱり と思う箇所もありました。
特に聴覚を鍛える重要性には共感しました。
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外山滋比古さんの幼児教育に関するエッセイ。
赤ちゃんの五感をどう生かすか、の話が多い。がちがちの育児ハウツー本ではないので、自分にとってはとても読みやすかったです。
まぁ、扱っているテーマの性質上、ふんわりした話が多いので頭に残る記述もそんなになかったように感じます。
めちゃくちゃ久しぶりに外山さんを読んだんですが、もうちょっといろんなテーマを扱っているエッセイのほうがおもしろいかなぁと思いました。
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外山滋比古という著者、以前この名前をどこかで見たことがあった。評論文か何かが、教科書に出てきたのだろう。こどもの教育で悩むことがあり、直ぐ読めそうだったので、手に取ってみた。こども聞くの力を育てよう、おとぎ話をしてあげようと思った(まず自分がお話をできるようにしてあげなくてはならない)。しかしそれは、絵に頼らない抽象的な考え方や、聞く力、さらには暗唱し、話す力を育むことにつながっていく。
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脳細胞が一番活発に活動している赤ちゃん期、集中力、想像力などの基となる「聞く力」をつけるのはこの時期がポイントなのです。今、小学校から大学まで授業中に私語をする子どもが増えています。その結果、学級崩壊に繋がることもあります。これは耳の集中力を欠いている証拠で、集中して聞いていたら私語はないはずなのです。しっかりと聞けていない子が増えているので、赤ちゃんのうちから聞く力をつけてあげるのが大切だということが分かる1冊です。
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「子育て」という観点だけでなくて、日常の中でも参考になることが多く書かれていた。気が付かせてくれることが多い本だったので、ぜひ役立てていきたい。
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久しぶりに一気読みしました。
もうすぐ10ヵ月になる子どもがいる自分にとって、今知っておくべき、大切なことが書いてある本です。
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様々な幼児教育の情報は多いですが、一番大切なのは、聞く力だ!という主張が後半に繰り返されます。確かに、日本人には、ヒアリングする力は弱いので、幼児に話をしっかりと聞かせるというのは理解できました。
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読み終わってからレビューを書くまでにちょっと間があいてしまった。その間、他にも幼児教育関係の本を複数読んでいるので、どこで誰が書いていたのか分からなくなってしまっているけれど、たぶん、次のようなことが書いてあった。一つは、小学校に上がるまでは文字を覚えるよりも、聞く方に力を入れること。集中して聞く、1回しか話してもらえないと意識して聞き逃さないようにする。そうする中で集中力、きっと記憶力も養える。文字のなかった時代は聞き伝えで昔話や神話などが残ってきた。文字が登場したために物語の記憶ができなくなった。もう一つ気をつけたいことは、外国語の習得について。幼児期に耳に入れないとLとRの区別ができないなどとはいうが、日本語がおぼつかない間に外国語を入れてしまうと、脳の中に何らかの問題をきたす。実験しづらいこともあって、おそらくきちんと証明はされていないだろうが、研究者の間ではいろいろと問題のあるケースが見つかっているのだろう。どこで読んだかわからない知識もいろいろだが、とりあえず、現在、幼児の保護者と面談をする中でいろいろと役立って入る。ところで、外山先生が幼稚園の園長もされていたというのは本書で初めて知った。本書は、「0歳児は天才である」というテーマのまだデッサンの段階だという。今後の大作を期待しています。
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☆母乳語、離乳語という考え方‥具体語と抽象語
☆ゆっくり、繰り返し、はっきり話す‥おメメ、おてても繰り返しの意味がある
☆一人の子を子どもにしてやることが大切‥こどもは社会の中で育つ
☆読み聞かせもいいが、おとぎ話の語りきかせを
☆アメリカではリスニングドリルという聞き方の練習がある
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実データなどはなく、作者の感じていることで書かれているように感じた。
若い母親を批判してばかりの内容。
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思考の整理学の著者が考える幼児教育に興味を惹かれて読んでみた。母乳語、離乳語のくだりは著者らしさがでているが、他の項目は一般的な内容に感じた。スキンシップ、テレビの弊害、話しかけることなど。ただ、聞かせることの重要性は自らのことも考えるととても納得させられる。注意力が散漫な自分への戒めにもなった。
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「思考の整理学」の著者として有名な、お茶の水女子大教授の外山滋比古氏による子育て論。学会の理事長を辞退してまで就任した、同大学幼稚園の園長としての体験を基に、就学前の子育てを主観的に語っている。書中でも述べられているように、子育に正解はないとしながらも、外山先生の語る内容は至極真当なことばかりである。バイリンガルに憧れることは愚かなこと、勉強ばかりではなく遊ぶ時間を作るべき、子供はケンカやケガを通じて加減を学び社会性を身につけるなど、普通の常識が持っている人であれば共感できる内容ばかりである。しかし、園長先生としての経験で、教育方針にケチをつけてくる保護者がいたようで、そうした困った親たちに対する当たり前の常識を提示しているようにも見える。故に、普通の常識を持っている人にとってはあまり目新しいことはない。
ただし、サブタイトルにもなっている、聞く力を育てるということについては、目新しい視点である。就学前の子供は、非常に学習能力が高く、その時期に聞くことによる学習、といっても勉強ではなく、周囲とのコミュニケーション能力を鍛えることは、小学校以降で否応なしに強要される読み書きを中心とした教育への最適な準備となるということである。
まぁ、内容的にはブログなどで語ってもいいようなレベルなので、わざわざ本にするまでも無い気はするが、悪い本ではない。
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話を聞ける子に育てるために、赤ちゃんのうちから繰り返し聞かせることの大切さを説いてあった。
ただ話せばいいのではなく、ゆっくりはっきり、抑揚をつけてにこやかに、美しく話すことを心がける。
また、子どもは子供ども同士の遊びを通して人間関係を学ぶので、少子化で兄弟の少ない現代の子どもたちは保育園などの場でたくさん遊ばせることが大事。
うちの母親は未だに3歳神話を信じて小さいうちから保育園に入れるのは可愛そう。親がついてあげなきゃと言うが、保育園から帰ってきていつも楽しげに園での出来事や友達の名前を口にする2歳の我が子を見ていたら、四六時中私と二人きりで過ごすよりも保育園で過ごす方がやはり幸せだろうとつくづく思う。
もちろん、保育園に全て任せるのではなく、教育に関しては親が責任を持たなければならない。
スキンシップをとったり、顔を見て語りかけたり、子どもの模範となる行動を心がけたり、まあ当たり前と言えば当たり前のことだが、そういったことを大切に、のびのびと子育てをしていきたいと感じた。
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聞く力を育てる
●耳が良くなると、頭も良くなる
→話を集中して聞くことができれば、理解することができる
→集中して聞くトレーニングが必要
→聞き返す、反復させる
●子どものウソ
→一種のことばの遊び
ひとに迷惑をかけない程度は許容
ウソのない人は、ユーモアに欠けてしまう
ウソがなかったら作家、脚本家、漫画家など出てこなくなってしまう、、、
→子どもに、自作のフィクションのおはなしをして、ユーモアのある人になってほしい
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人間は生まれながらにして天才であり、
6歳まで?の伸びるべき時期に教育しなければもったいない、というのはもっともだと思う。
が、具体的方法は記載が少なく、
いささか古めかしいことばかり。
一人しか産んでいない&産むつもりのない私には耳の痛いことも多く…
でもだからこそ、一人っ子として大人で囲いすぎず友達との時間をたくさん作ってあげなければと再認識できた。