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完結。予想通りのハッピーエンドで何より。主人公もヒロインも最後までヘタレ加減・めんどくささ爆発だったが(苦笑)まぁこのカップルらしいか。シリーズ通して一番成長したと思われる市古さんに本当に幸あれ。
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父半次郎に仲を引き裂かれ、剣と八雲の関係は終わってしまう。剣は震災の影響で沈み、八雲はアメリカ留学で離れ離れ。新キャラであるチコリーと八雲の関係は?
しかし、家族・友人・仲間の力で2人はどうなるのか?
父半次郎がデレ、剣が素直になるとき物語は完結する。
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最終巻。
前作の引きから考えれば、予想外に暗くなっていない感じ。
震災の影響がエピソードに盛り込まれているので、必要以上に鬱展開にはできなかったのでしょうかねぇ。
仰々しく出てきた割には、流鏑馬父があっさり落ちてしまったのが期待外れ感多し。(^^;
まぁ、シリーズ当初のお気楽な感じが戻っての大団円なので、大満足です。(^^
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「もうチコリーと付き合っちゃいなYO!」とか思ってごめん。
だいぶ八雲と剣にはやきもきさせられたけど、これで最終巻かと思うと寂しいですね。
結末としてはハッピーエンドで良いんですが、そこにたどり着くまでの過程がなぁ……ま、この2人らしいってことで(苦笑)。
市古さんには人一倍の幸せを。
4年間ありがとう!
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これは、たとえて言えば、大量得点後に迎えた九回表、クローザーが登板してからの物語だ。結末以外の何物でもない。
先の巻で、中心の二人が自分たちでどうにかしようともがき苦しんだ一方で、こちらでは周囲の皆がお膳立てをする。これはやや対称的に描かれているかもしれない。二人はシリーズで出会った様々な人に助けられて、結末にたどり着くのだ。
正直、締まりのない終わりだとも思うけれど、それがこのシリーズに似つかわしいものだとも思う。これは皮肉ではなく、本当にそう思うところだ。
その意味で、星四つだけれど、本当に良い終わりだった。
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シリーズ最終巻。
八雲は、アメリカの内田博士のもとで猛勉強に励み、半年が過ぎます。内田博士の家には、八雲の他に金髪ダイナマイトミサイルおっぱいガールのチコリー・チェリー・ロビンソンが同居することになり、ラッキースケベの連続で2人の間にフラグが立ち、ハロウィンでの告白イベントを残すのみとなります。
内田博士の娘・水戸敷あるみは、そんな2人のラブラブで甘々な生活をヴィデオ・レターに収めて、引きこもり状態にある剣の部屋を訪れます。デレデレする八雲の姿を見た剣は怒りによって覚醒し、ついに雨の岩戸から出て、父・半次郎と向かい合います。そんな娘に対して父も、他者を信じ信頼を求める姿を娘に教えようと、玉砕覚悟でまるみにみずからの想いを告げようとしますが、なおも半次郎はみずからの心を人にさらすことができません。
ところが、土壇場で大逆転、ついにライトノベルの執筆を開始した多々湖が、剣と八雲をモデルにした新刊『あなたもこれでラブコメディが書ける』を完成させることになります。多々湖の作品によって、記憶の底に眠っていた亡き母との間の愛情を思い出した剣は、ハロウィンの夜、アメリカの八雲のもとへと向かいます。
前巻同様、ちょっと展開がバタバタしすぎのように感じましたが、落ち着くべきところに落ち着く安心の結末でした。なお、ラストに鹿之助の後日談的なエピソードが置かれているのですがも、できればゆうなの心のアフター・ケアもきちんとして欲しかったように思います。