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「誰だてめぇ~」から始まるルカを探す旅。
主人公のセツは、まっすぐでめちゃくちゃ強い女の子。
考えるより動いてしまう。
こういう女の子は応援したくなる。
ルカに会えるのか。ルカはどこで何を考えてるのか。
途中合流するドリィがまたいい。
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実は妾腹の王子であった大事な幼なじみ・ルカを、かつて村から見送ったセツ。その後彼が王として即位したと聞いて、村を出、王となった彼の姿を最後に一目でも見ようと都に向かったセツだったが…。
ありふれた簡単な言葉では言い表せない、ひととひとの様々な心のかたち、思いやること・分かり合うことの難しさ、そして心が通い合う事の貴重さ、そういったものを美しく繊細に描き出した作品だと思います。切ないけれど、これが”ひと”なんだよなぁ、と深く共感できる物語です。
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ひたすらにルカを追うセツがとても強い女の子。
自分から進んで偽者になっている陛下もルカのことが大切で。
そんなルカリアはいったいどこにいるのか。
陛下も強いけどセツとドリィのコンビが良いです!
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「夏目」や「あかく」などとは違って、ファンタジー色のある今作。
個人的に、緑川先生の学園ミステリーだったり学生さんの恋物語が大好きなので、今作を買うのに躊躇っていたけども、買って正解?かもしれません。面白い!
ただ1巻だけだと、この先の展開の見通しが全然つかない…!ルカは本当に生きているのか?ルカの身代わりの「彼」はどうなるのか?ドリィは?そして結末は??!…などなど、実に気になるところ。次巻でどう決着がつくのか、それが分かるまで感想なんて書けないですwでも面白いの一言!
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主人公の少女、セツの凛とした強さがとてもかっこいいです。様々な人間の、様々な思惑が糸のように絡み、一体どうなるのかとハラハラしてしまいます。ルカは生きているのか、ルカに会えるのか。セツも難しい立場の中でも、陰ながらセツに協力するクレアも、陛下もカズナも、そして敵であるはずのドリィさえも応援したくなる作品です。
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テーマはキライじゃないんだけど、だから手に取ったのだけど
もっと面白くなりえた感じ。画力がいまいちなのも痛い。
画力がいまいちでも引き込まれるというようなレビューも
あったけれど、大和和紀や里中、池田女史世代としては
(最近ではよしながふみ)マンガにはストーリー、絵両方でハイレベルな内容を求めてしまう。
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ひたすら泣きました。
なんでこんなに泣けるんだろう、モノローグが自分の波長と合うのかなぁ。
登場人物には誰一人、心底残酷な人なんていないのに、人は死ぬし殺意は湧くしという話。
サワヤカで優しいように見えて、出てくる人は大体ヤンデレです(笑)。人を愛するって、毒なんだろうな。でもそうしなきゃ生きていけないし、そのせいで突き落とされたり救われたりしている。めんどくさいですね。
セツの不安定さがいとしく、陛下のストイックさに惹かれました。
ACT.3の「どうすれば幸せになってくれるだろう」って台詞が印象的。夏目でもこういうモノローグは見かけるんだけど、とにかくウルッとなってしまう。
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面白い作品、というよりは先の展開に非常に興味を惹く作品でした。
画力的なキャラクターの書き分けはお世辞にも上手いとは言えませんが、精神的な個々の個性は一人一人きちんと確立しているし、世界観も夏目のような和風から中世ヨーロッパ調な物までぶれずに書けるんだなーと感心。
一話進むごとに謎が解けて、さらにそこから謎が生まれる展開がもどかしく先へ先へと読みたいのになかなか指が進まないのがもどかしかった。
それは決してテンポが悪い訳ではなく、緑川さんが、試行錯誤しながら精一杯伝えたい、と沢山の想いを詰め込んでいるからこそのつっかえであって、初期の作品の初々しさを感じとれた作品でした。
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読み終わった瞬間、「きちんと作ってあるお話だったんだなぁ…」というのが率直な感想でした。
時間が経った今、あらすじをはっきり思い出せないのが残念なのですが、『夏目』よりは個人的にしっくりきた作品。
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「想い出の中で生き続けること」
高校生のときにはじめて読み、外にいたにもかかわらずに泣いてしまった思い出がある漫画です。「夏目友人帳」の作者が描く、ある王国の玉座をめぐる物語です。田舎の村で生まれ育った少年ルカリアは王家の妾腹だと判明し、王位を引き継ぐため王都に旅立ちます。その少年の幼なじみの少女セツは、数年後に彼を追いかけていきますが、そこで出会ったのは偽物の人物でした。セツは本物を見つける旅に出ます。だんだんと伏線が判明していく冒険ものの楽しみもありながら、登場人物たちのこころの揺れ動きにぐっときます。特に真の黒幕が判明したときに、その人物を責めることができるのかを、ぐるぐる考えさせられました。(松尾奈々絵)
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主人公の少女、セツの凛とした強さがとてもかっこいいです。様々な人間の、様々な思惑が糸のように絡み、一体どうなるのかとハラハラしてしまいます。ルカは生きているのか、ルカに会えるのか。セツも難しい立場の中でも、陰ながらセツに協力するクレアも、陛下もカズナも、そして敵であるはずのドリィさえも応援したくなる作品です。
登場人物たちに喪失の哀しさが漂いながらも、とても強い作品でした。
何か一つでも違かったら、もしかしたら皆幸せになれたのかもしれません。
彼らは、彼女たちは、痛みと悲しみを抱えたまま、それでも生きていくのでしょう。どうか少しでも笑っていられるようにと願わずにはいられません。
欲を言うならば、もっと続けてほしかった!
「読める」という幸せをしみじみと噛み締めながら、ページを捲りました。
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夏目友人帳にハマってこの作品を買ったのだけれど
どうもわかりにくい感じのする話だった。
手放すにあたって読み直し、買って読んで以来再読していなかったことに気付いた。
妾腹の王子だったという幼なじみのルカに会うため、都に登ったセツは、ルカリオという名の偽者が即位していることを知る。
ルカリオの正体はセツと同じ村にいた家なしの少年であった。ルカに同行した彼は、旅の途中に襲われ、行方が分からなくなってしまったルカに代わり、強欲なバジ一族から王座を守り続けている。
そのことを知っているのは、亡くなったルカの母親の親友だったキラ女史と、ルカを迎えに行った先代の忠臣、赤髪のカズナ。
バジ一族の刺客であったドリィもセツに協力してルカ探しに加わる。