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矢作俊彦なら読まなくては。
合作というのは珍しいなと思ったら、
以前(20年以上前)にも何度も組んでいたらしい。
ぱっとしないまま40歳を超えた中途半端な沖縄やくざが
一発逆転を狙った大勝負に出るが、
組んだ手下もからきし駄目で、
計画は一つも上手くいかずにトラブルばかり。
米軍、公安、中国人、沖縄やくざ。
ろくでもない連中のろくでもない物語だが、
なぜかそれぞれの人間に、心惹かれる瞬間がある。
キャラクターが強い。濃い。
沖縄の空気のように暑く湿って淀んでいる。
やるせない結末も、これでいいと思えてくる。
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タイトルに惹かれて、怖いもの読みたさで購入。
タイトルほどは怖くなかった。
結末は、個人的に期待していた物ではなかった。
でも、なんなんだこの綺麗なエンディングは!
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このミスベスト10、2010年版5位。オーソドックスなバイオレンスもの。せりふがくさすぎず、すんなり読める。脚本からノベライズした作り方のようで、展開がドラマのようでコンスタントに楽しめる。こういったのが娯楽小説の王道っぽくて好き。主役級の人物が最後に死んでしまうのも、全体に漂う思い切りのよさと一貫性があってなんとなくさわやか。
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はちゃめちゃな沖縄が楽しめるハードボイルド!
(ウチナンチューに失礼か?)
まあ主人公はヤマトンチューなんでいいじゃない?
うちの女房も犬並みに1日眠り続ければ、たいがいの病気治ります。