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ポール・フライシュマンの父によるニューベリー賞受賞作ということで、大いに期待して読んだ。
設定は面白いのに、なんだか、テンポが悪い。翻訳のせいか?
悪たれ王子のキャラクターもいまいち納得できない。
主役の身代わり王子とあくたれ王子だけでなく、泥棒や少女などの脇役も魅力に欠ける。
登場人物に魅力がなく、テンポも悪いと、ちっとも面白くない。
これだけの設定があれば、もっともっと面白くできたろうに。
ポール・フライシュマンは結構面白いが、父親はもういいかと思った。
翻訳小説は場所、時代、名前などハードルがいくつかあり、大人向けでも日本語の小説より読み手は少ないが、児童文学はもっとそうだ。
子どもはあまり根気強くない。
だからこそ、海外の児童文学のいい作品は、教えて読ませたいと思う。
でも、これは、ま、読まなくてもよし。
読んで悪いわけじゃないけど。
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面白かった!ディズニーとスピルバーグがタッグを組んで映画化してくれないかしら(笑)魅力あるストーリーも明快で王子と身代わりの少年の関係が友情に変わっていくあたりとか、面白かったです。最後の王さまの一言も良かったな~
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飼い殺しみたいなお城の暮らしから逃れて、本当の意味で生きてみたいという王子の願望は、なんか理解できる。
小憎たらしく厄介者でしかなかった王子が、ジェミーと逃亡するうちに心の鎧を脱いでいく。憎み合っていた二人の間に信頼が育っていくのが奇跡みたいで面白かったなぁ。
少年同士の友情は、まずぶつかり合うところから育つみたいだね。
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子供の頃、こんな面白い本に出会っていたら、もっと早い段階で本好きになっていただろうな…と思わせてくれるほど、続きが読みたくてワクワクしました。
ただ面白いだけでなく、あくたれ王子と呼ばれているどうしようもない王子と、王子が悪さをした時に身代わりで鞭を打たれる少年(実際にそういう事実があったそうです)の関係が、少しずつ変化していく様もしっかり描かれていました。
大人も楽しめます。小学校高学年くらいから自分で読めると思います。
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悪たれホラス王子にうんざりして、お城から脱走しようとした身代わりジェミー。何故か二人で脱走する羽目になり、大泥棒に捕まり、逃げ出し、大爆笑の大立ち回り!
二人の間に友情が育ち、王子も脱ぽんこつを目指すようで、めでたしめでたし。楽しい本でした。