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発想のでたらめさについては他の追従を許さない奇跡の2人が対談。面白くない訳がない。微妙な距離を保ちつつ森羅万象について語る空気感がまことによい。そして期待通りのくだらなさ。最高である。続編求む。「どうやら俺たち、いずれ死ぬっつーじゃないですか(みうらじゅん/リリー・フランキー)」同様、およそ300年後くらいに発見され、その時代の教科書に掲載されてたらいいと思う。
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「当たり前の事になるには、それ相応のワケがある。
だとしたら当たり前になったワケとはいったい何なのか?」(ピエール瀧)
板尾創路と、ピエール瀧。
誰もがその発言・動向を気にする、お笑い界・音楽界を代表する二人の異才。
そのふたりは2006年より、都内某所の隠れ家的雰囲気の漂う居酒屋で、もはやあたりまえすぎて疑われることすらなくなった「あたりまえの文化」を疑い、独自の視点から検証する対談を行っていました。
その異才対談を一冊にまとめたものが本書、「板尾創路とピエール瀧の考える文化 ハチ公はなぜ剥製にされたのか?」です。
忠犬ハチ公、ゴッホの「ひまわり」、ダルマ、桃太郎、クリスマス、修学旅行、お花見、煙草、宝くじ、ファミレス、人間失格、ジンギスカン、手紙、お墓、映画、フェラーリ、インスタント麺、別荘、オペラ、Tシャツ、寿司、AV、ペット。23種の、もう特に話すことがないほど馴染んだ文化について、二人は喋りまくります。
時に脱線しつつ、時に核心を突く言葉の応酬。この本の見所は、日本で最もクリエイティブな二人の、溢れ出る想像力にほかなりません。
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「寿司」の項がめちゃくちゃ面白かった。ありふれた物とかの話を仮定を前提にどんどん膨らませていくのって、すごく面白いですよね。それを面白い二人がやった感じの本ですね。
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まさに、【文化の棚卸】
二人の想像力がごちゃ混ぜに合わさると本になる。
今のところ「忠犬ハチ公」がツボ
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板尾「『人間失格』読んだら、『走れメロス』書いた人は、実はそんなことこれっぽっちも思ってなかったんや、って思ってしまうで。」
瀧「『メロス』の主人公は、読んでいて非常に共感できますけど、『人間失格』の場合は共感を覚えるどころか、「何この人?」って遠くから眺めるようなキャラクターですよね。だってこいつ、自分にものすごく甘いですもん。」
板尾「アマアマやで。」
当たり前を疑う大人の?対談集。
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電車などの公共施設で読みにくい。
けど公共施設で読んだほうが何故か面白い。
日常を考察することは面白いなと思った。
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板尾と瀧が毎回1テーマの文化を棚卸して語る内容。昔ながらの当たり前を一度疑ってみる。その際の板尾と瀧の切り口が斬新。ダルマ、お墓、インスタント麺の回が面白かった。軽く読める内容で時間つぶしによい。
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「あたりまえを疑え」
あたりまえを疑うには無分別と体力がいる。
「あたりまえ」は、そっとしといたほうが面倒くさくなくていいもんだぜ、と大人は思う。
だって、それが世の中で「あたりまえ」になったのは、多数決の結果ってことじゃん。
そりゃそうなんだけど、ひっかかるものはひっかかる。王様は裸だと大声をあげるほど野暮じゃないけど、つついてみるのもおもしろかろう、という本。
おじさん二人が、ぼそぼそしゃべってる感がちょうどいい感じでした。
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タイトルのとおり、目の前に日常として存在する「文化」を再検討する企画。といっても深夜のバカ話のような放談は、その切り口も含めてとにかく面白いのよ。
そして、自分の自慰行為での射精ポーズからエロメディアの歴史を考察するピエール瀧の優れた視点に感服した。
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ゴッホの日本での過大評価やハチ公が剥製にされたことなど様々なテーマで対談したもの。
目の付け所は面白いが、表紙や題名からしてもう少し硬派だと思っていたのに、妄想を語り合った、ただのゆるい雑談に感じた。
そのがっかり感のため、低評価。