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想像以上に軽いテンション。
シモネタに屈しないでガンガン書いていく度胸がある。少し前の流行り廃り。意外と以前にもよく聞いた事のある話ばかり。そういうのを選んでいるのか。昭和中期のあるあるネタ。
P46の「振り」とかお笑い風、漫談のような。
「面妖な」とか「蛍を観に」という単語の実際にどういう場面で使っていたのか。
死にたくなるという感覚をもうこの時点で使っていた。
おんなじネタを使い回す。
「ぞなもし」なのか「ぞな、もし」なのか。
ピエール・ガスカールってどういうひとなのか。
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いやあ、時代だな〜と思わせる一冊です。遠藤周作にしてこういうなら、そして当時の女性の大部分がそれをまあそうか、と思っていたのなら、これは社会に出たい、出るしかない女性というのは大変だったと思うのです。田辺聖子さん、佐藤愛子さんのあの猛烈な姿勢は故あることだったのだと納得しました。
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北杜夫のエッセイでいろんな意味で偉大で面白い先生として描かれていたのでどんなお方か、興味を抱いてこの本を読んでみた。
自称してるとおり実は小心者で、この時代特有の小言やら説教じみたことを述べているときもあるが、それを本人達には決して言えないあたりが哀愁誘う。
北杜夫との絡みも勿論登場し、彼の行動に内心思うところがあっても後輩相手なのにやはり強く言えないのが、北杜夫のエッセイで読んだ遠藤周作のイメージとは違った。
合理主義を自称するからこそ、幽霊や占いに興味津々なのも面白い。
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ぐうたら人生の語り。はっきりノーともイエスとも言えないぐうたら、のんびりぐうたら等、さまざまな切り口でぐうたらした語りが展開している感じ。
わしも、もっとぐうたらしても良いかもなあ、と思わせてくれる、肩の力が抜ける本。