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マキャベリの君主論を、成毛眞氏が正に超訳。マキャベリはこう言ってるけど、おれはこう思う、とも。成毛氏ワールドが良いなぁ。
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マキアヴェッリの君主論には「空気読む」とか八方美人とか、中途半端なリーダー像はない。孤独に、揺らぐことなく、したたかに、大鉈を振るうのが、リーダーのあるべき姿。
一億総他責社会に一石投じる超訳古典、簡単に読めてお得な一冊。
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HONZ代表成毛眞の著書。
一方では自己啓発本は読むなと言いつつこんな本を書いちゃう。
マキアヴェッリの君主論に沿って、時事ネタ、歴史人物、自身の逸話が散りばめられていて面白い。そして考えさせられる部分も多い。
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個人的には気に食わないが、知識量や言動には納得せざるを得ないので見ているうちの一人、成毛さんの新作。
君主論をそのまま解説するのでなく、レビューを自身が実践した経験に照らし合わせながら行ったという感じ。マキアヴェッリの考えが世間一般で思われているものと少し違っていたので、軽く触れるには良い本ですね。
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成毛さんが言うように、「国民が覚醒していない」のが一番厄介だと思う。首相や大臣の行動を何でもかんでも批判する。政治家を、毎日炎上状態にしてしまっている気がする。これでは、中々決断するのは難しい。
発電と送配電、分離を本格検討…新規参入促す : 経済ニュース : マネー・経済 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
この方針はグットだと思う。こういう時に、政治家に対してFBの「いいね」ボタンのように、評価すべき時は評価できるシステムがあったら良いのにな。
100パーセントの人間が救われる決断はありえない。でも、リーダーはやるしかない。そして、国民は冷静に後押しするしかない。
あと、聖人と悪人は存在しないとの主張も頷ける。人間は、どっちかに偏っているけど、100パーセント染まっている人はいない。だから、それに応じて対策を立てるべきと説いている。完璧になろうとしない姿勢が良いですね。
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タイトルに比べて読みやすい内容。
具体例が自慢っぽかったりもするけど、分かりやすい。
マキャベリについての背景も説明されてて、より理解が深まった。
ケチは良いことやな。
ケチって言葉があかんけど。
別に、君主になりたいわけではないけど、自分単位で考えれば、私は私の君主やしね。
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著者が伝えたいことは?
非常時の時代に求められているのは、君主論で求められているリーダーである。
時代か変わり、世の中のシステムが変わっても、人の心までは変わらない。
既得権者から嫌われ者になる覚悟のあるリーダーである。
きれいごとでは、世の中は渡っていけない。清く正しいだけのリーダーは、平穏な時はいいが、危機的な時代の今は向かない。きれいごとではない世の中の真実を知らないといけない。
公的な目的のためなら、時には、悪人になれ!
決断力のない君主は、中立の道を選び、滅んでいく。
改革が成功するのは、リーダーの力が発揮された時ではなく、周りが改革に乗り気になった時である。
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成毛氏による君主論の解説書。分かった気にはなるが、君主論の解説というよりは、著者の解釈が中心。原著は難解なのであろうがいずれチャレンジしたい。
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内容は面白です。ためになること、なるほどと思うこともたくさんあります。
さすが成毛さん、と思わせてくれて、勉強になる箇所もたくさんあります。
そういう意味では☆4つでもおかしくないです。
ただ、どうしても「マキャベリ」「君主論」を持ち出してくる意味がわからなかったので。成毛さんの哲学として書けばよかったのに、と思ってしましたました。
「本来読書とは自由なものだ。自分なりに解釈して、自分の生活に役立てる。それが読書の醍醐味だと私は考えている」(p12)
とあって、僕もほぼ同意見ですが、その一方
「本の言葉や文章にとらわれて、著者のスピリットを理解していないからではないか」(p96)
とも書かれています。
そして、僕が理解しているマキャベリのスピリットと成毛さんが書かれていることがどうしても一致しなったのです、残念ながら。
「忙しくて『君主論』を読めない人は、本書で『君主論』のエッセンスをつかみ、ぜひ、自分の人生の指針にしてほしい」(p12)
とありましが、そんなことは言わず、ぜひ『君主論』そのものを読んでほしいなあ、と思います。そんな大部な作品ではないですし。
特に『君主論』は劇薬ですから、変な解釈をすると副作用が激しのでぜひ原典にあたって欲しいなと思います。
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リーダーとして、人としての在り方を綺麗ごとだけでなく、現実的な視点から学べる。時に非情な判断が必要であり、本道の為にぶれない大切さ、強さ、したたかさなど、八方美人では決してなしえないリーダーの孤独さなど、個人の生き方にも通じる点がたくさんある。
日本のリーダーにも是非、君主論を読んで実施していただきたい…
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●内容
・「『君主論』の教えを実践し、方法論を築き上げた」という著者による新解釈。
・現実主義の視点で、リーダー論と世界観が語られる。
(引用)
・成功しても気づかないほど鈍感であれば、常に未達成感が残るので、現状に満足しない。
いつでもハングリー精神を持って物事に挑んでいられる。
・人は常に、次のステージに上がるつもりで準備しておかなければならない。ステージに上がってから準備をして間に合うのは超優秀な人だけである。
●感想
・身も蓋もない現実主義での解決策が示されていて、非常に興味深い。
たとえば嫁姑問題で、自分が暴君=悪者になることで、嫁&姑連合VS夫の構図を作り、嫁と姑を団結させるなど。
・出世論としての捉え方が見事。
"1位を狙った結果、2位になるのならいいが、2位を狙ったらせいぜい5位くらいにしかならない"
最初から「部長になれればいい」だとせいぜい課長止まりだが、「社長になる」つもりでいれば、失敗しても「部長」程度にはなっている。
・「運」に対する見方も斬新。
"幸運は使える量が決まっている。生まれつきたくさん持っている人もいれば、少ない人もいる。
だが、幸運の使い方は自分である程度決められる"
このため著者は、「運の無駄遣いを避けるため」、ギャンブルも宝くじもやらないという。
●これやってみよう
・「成功」には鈍感であれ!
・「次のステージ」の準備をしよう!
●引用
(リーダー像)
・よく「誰からも好かれる人になれ」といった本を見かけるが、これは君主になるのを説いている本ではない。従者の論理を説いているのだ。
・決断力のない人間は、奴隷として生きるしかない。嫁姑問題。自分が悪者になってみる。
自ら敵になることで、嫁姑の団結を図る。
・リーダーはナンバー2になる方法や、ナンバー2としての生き方を学んでも意味はない。
リーダーとして王道を歩むためにも、君主になる人が読むべき書を読み、付き合うべき人と付き合い、運を高めておく必要がある。
・人は常に、次のステージに上がるつもりで準備しておかなければならない。ステージに上がってから準備をして間に合うのはよほど器量のある者、つまり超優秀な人だけである。
つねに一段上を意識しておかないと、いざ役職について右往左往して、周囲に醜態をさらす結果になる。
・自分の実力に限界を感じている人がリーダーを目指す場合は、実際よりも高い目標を掲げ、それに向かって前進すればいい。狙いが高すぎると感じても、実際には本来の目標地点に矢は落ちる。
1位を狙った結果、2位になるのならいいが、2位を狙ったらせいぜい5位くらいにしかならない。
(運)
・運命は変化するものだから依存するな。ついてない人は運のコントロールの仕方が悪い。
失敗ばかりの人は、どこかで運を無駄遣いしてしまっている。
・幸運は使える量が決まっている。生まれつきたくさん持っ���いる人もいれば、少ない人もいる。
だが、幸運の使い方は自分である程度決められる。
(世界観)
・成功しても気づかないほど鈍感であれば、常に未達成感が残るので、現状に満足しない。
いつでもハングリー精神を持って物事に挑んでいられる。
・「天国に行くための最良の方法は、地獄に行く道を熟知することである」
この先何が起こるかは、世界中に先例が転がっているので、ある程度予測を立てられる。
・人は簡単には従わない。常に不平や不満を抱く生き物である。それを知るためにも、『君主論』は役立つ。
簡単に従わせられると思っているから、うまくいかなかったときに混乱するのである。
うまくいかないものだと分かっていれば、深刻にならず受け流せる。
・1日3回、「本道は何か?」を考えろ。
大企業ではさまざまな部署を経験できる。その体験を通じて、自分の本道、つまり専門分野は何かがわかるだろう。
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マキャベリの書いた「君主論」について、成毛さんが独自のビジネス論を交えリーダー・社長としてどのように考え行動すればいいかを語っています。話し方からはいいすぎじゃないか、とも取れるものもありますが、上に立つ人の心得などは勉強になりました。マキャベリのことがわからなくても、成毛さんの経験に置き換えて説明されているのでとっつきやすかったです。ただ、章の最後に「成毛流・君主論」という一文でのまとめが入っていて、それがしっくりきませんでした。
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成毛眞の超訳・君主論 読了。
相変わらずの成毛節。世の中を斜め上から見ている感じがたまらない。(褒めてます)
Microsoftの社長就任時、副社長室に行っただけで辞表を出させた話が良い。
「人生は短い。成功しても失敗しても短い」
下手に成功論より元気になります。
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僕は基本的にマネジメントに関する本は読まない。自分のビジネスに他人の哲学など持ち込みたくないからだ。そんなワケで、実はマキャベリの「君主論」も敬遠していた。が、本書を読んでマキャベリの君主論はれっきとした軍事学、歴史学に基づいて構成されていることを改めて知らされた。そこに元マイクロソフト社長の成毛さんの貴重な実体験が紐付けられている。成毛さん独自の史観といってもいい。成毛さんだからこそという部分もあるが、自分の信念に共鳴する思想も多々見受けられ、ちょっとした迷いや戸惑いを祓うことができた。万人にオススメできる内容ではないが、きちんとした教養をもって読めば、幾倍もの勇気が与えれる好著。
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著者は元マイクロソフト(日本)の社長。現在は書評家としても有名。その成毛氏が実に小気味好くリーダーシップを語った本。歯に衣着せぬ物言いが良い。たとえてみれば、会社帰りに数人の仲間で居酒屋に行き、そこで年長者がずけずけ自分の意見を語っている、そんな感じ。誰に遠慮をするでもなく、政治のことから東日本大震災のことまで、独りよがりと思われる気遣いもなく、気ままにしゃべっている。
マキアヴェッリの「君主論」を成毛氏なりに解釈した本、ということになっているが、わざわざマキアヴェッリを出さなくても、成毛氏の考えを淡々と書くだけで良かったような気がする。その証拠(?)に、各セクション末尾に、そこまでの内容をまとめるかのように「成毛流『君主論』」の1行があるのだが、これがほとんど意味不明。内容とあっていないので、首を傾げるばかり。これは無いほうが良かったとしか思えない。
それにしても、内容は刺激的だ。「敵味方をはっきりさせろ」「高潔な人格など無駄」「リーダーは結果だけを見よ」「偉そうな振りができればよい」「予測不能な言動をして部下に畏れられよ」「側近は絶対服従させろ」「大いなる侮辱は恨まれない」等々、凡百の行儀のよいビジネス書には絶対書かれないリーダー論が書かれていて、面白く読める。
ビジネスの世界だけでなく、人生のあらゆる場面で応用できそうである。