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日本人は韓国が好きなのに、在日は嫌い。不思議な感覚だ。
それなら韓国に行かなければいいのに。テレビ見なけりゃいいのに、と思う。
歴史的に韓国、朝鮮出身者が差別されてきたことは周知の事実だが、問題の本質がどこにあるのか、まだわからない。そもそもどうして日本人は在日を差別するのだろうか。異質だからか?欧州でのユダヤ人差別と同じなのか?
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韓国嫌いな人にこそ、読んでほしい一冊。
一方日本にとっては謝罪外交をいつまでも続ければ良い、という訳ではない現実もあるのだから、国家レベルでの話ではやはり難しい問題だと思う。
最近の「愛国心」って、簡単な言葉だけどかなり曲解されてますね。
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知るべき内容の本なんだけど狙いが定まりきれなくて納まりが悪い。
「中学生の質問箱」「在日朝鮮人ってどんなひと?」というテーマとの間にズレがある。
これは、在日朝鮮人という切り口から見る日本国についての本。
途中でやめようかと思ったんだけど、これは最後まで読まないと評価できないタイプの本。
国家と自分を混同してはいけない、というメッセージを主眼にしてくれればもうちょっと読みやすかったんじゃないかな。
読者として想定されているのは完全な日本人(国籍や人種について考えずに育つことが出来るマジョリティ)の子。
在日朝鮮人の子のための本ではない。
それでもたまに在日朝鮮人の子へのメッセージも出てくるのは、強く伝えたいという気持ちの表れか。
それはわかるんだけども、にじみ出る強い気持ちと若年層向けの中立的な解説の部分がうまく溶け合わない。
あいこくてきなタイプの日本人が気分よく読める戦略を立てるなり、解説に徹するなり、在日朝鮮人としての主張を強く打ち出すなり、方向性を定めてほしかった。
なんだか、強い個性を無理やり善人の枠に押し込めたせいでつまんなくなっちゃう子供向け偉人伝のような読後感。
せっかくいい本なのにもったいない。
もっとも、具体的な批判もできないくせにイメージだけで「偏っている」とのたまうようなタイプの人は、どれだけ配慮してもらっても理解したいことしか理解しないもんだけど。
政策の非道を訴えるために「良い被害者/悪い被害者」の罠にはまってしまっている部分があるのも気になる。
納税してるのに日本国籍の納税者と区別されるのは確かにダメだけど、人権は納税者やその子供「だから」与えられるべきものではない。
無条件じゃなきゃ人権じゃない。
文明化=欧米化(欧米経由の民主主義)というのも気になる。
福島の朝鮮人学校が校庭の除染補助から除外されていることに衝撃を受けた。
政治と関係ないことなのに人としてダメだろ…
日本に「帰化する自由」ってものは、『アシュリー事件http://booklog.jp/users/melancholidea/archives/1/4903690814』で書かれた「死ぬ自由」に似ている。
「する」方向でだけ語られる「自由」
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在日朝鮮人の人権を含むさまざまな事について書かれてあります。
歴史についても詳しく明記されていて、在日朝鮮人に至った経緯についてもしることができます。
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タイトルのまんまの疑問を抱いて手に取った本。
何にも知りませんで。
こういうことも含め近代のことって確かに全然教わらない。
在日朝鮮人という枠が出来上がった歴史や経緯も初めて知った。
確かにこのことはリアルタイムだし、身近に感じられる問題だし、学校で教わると限らず、もっと活発に話されてもいい問題だと思う。
在日朝鮮人という枠の人と直にコミュニケーションしたことがないけども、彼らに関して無知や無関心であったのは間違いなく、それが無言の圧力になっていた可能性は確かにある。
しかし知れば知るほどにどうしたらいいのか分からなくなる。
日本と韓国だけの問題ではないのは分かるのだが、民族と国家を切り離して考えるというのが、まだやはり慣れない。正義や真実を拠り所にした道徳心でもって判断する。のは困難な想像ばかり先に立つ、が、確かに最初から折れていては仕方ない。
取り敢えず日本の都合で、国民にしたり外国人扱いしたりと当人達の意見も聞かずに勝手に枠組みを決めたり変更したことは、立場を入れ替えて想像すれば不愉快だよなと思う。自分勝手だし、はぁ日本何?とか思うだろう。
一人で生き抜くには誰だって心細く、ただでさえ保護に入れてもらえず、帰化するにだって道のりは困難なのに法務大臣の采配一つで是非が出て、仲間を求めて集まれば国家転覆だ陰謀だ敵視不安視されてじゃあどうしたらいいんだと思う。
過去の事情はいろいろとあったろう。其々命がけだったと思う。
その時点から正義や事実を述べられたらよかったんだろう。でも出来なかったし、マイノリティの声は浸透させれなかった。
話の後半は民族人種の多様性を実現させようという点だが、単一性を守ろうという人々もその実現すべき多様性の中に入っているんだろうか、と疑問。多様性を求める人が増えるとは、マイノリティの集合であって、マイノリティの集合が何れマジョリティ化、つまりは一般化する。その多様性を認めあうという一般常識の中ではやはり、一方を向くように仕向ける統治は難しくて、日本のような国家の枠組みには受け入れにくいものがあるんだろう。国家と契約するという考えが日本には薄いし。
全然話は飛んで、日本人は根本的には外国人が怖いのかもな。日本語が通じないと同じ人間(親切にし合える人間)に見れない、ナイーブ過ぎというか。日本語が通じない赤の他人には、集団でなら(しかも人数はこちらの方が多いなら)強く出れる。虚勢も張れる。違うかな。
その尻拭いは、自分のことのようにしなければいけないのかもしれない。
うーん支離滅裂。もうちょっと勉強したい。
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在日コリアンの方の国籍のことを調べていて、この本を読み始めたのですが、初めて知ることが多くありました。というより、何と知らないことばかりなのか。この本を読み進めるうちに、「歴史の事実を知る」ということの重要さを痛感しました。
その国に対する思いは、人それぞれかもしれませんが、日本と朝鮮半島の関係や歴史、発生した事実を冷静に学ぶことは、現在を生きる私たちにとっての基礎的な素養ではないかと思います。このことは、国と国との関係だけではなく、すべての差別事象にあてはまることだと思っています。
それを抜きにした感情論ほど恐ろしく、お互いにとって何の利益ももたらさないものはないでしょう。また「知らないこと」を、「誰か」の都合のいいように利用されてしまっているのではないでしょうか。
まずはお互いを知ること。そこから始まるものがあるだろうし、そこからしか始まらないことも多くあるのではないでしょうか。
私たちは「歴史」を学んできただろうか…
子どもたちに「歴史」伝えてきただろうか…
自らのあり方を、根本的に考えさせられる一冊でした。
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慰安婦問題や竹島問題、在日朝鮮人の問題…
いろいろな問題が蔓延る今日このごろ。
以前からですけどもううんざりしています。
しかしながら状況を正しく判断できないと考えて呼んでみました。
僕は政治家ではないので、
正しく判断する必要はないのですが日本で生きていくのであれば
この類の問題は避けては通れないと思いますので
知っていて損はないと考えます。
結論から言うとこの本を読むと誤解を呼ぶので、
中学生の質問箱というサブタイトル?が付いておりますが、
読まなくていいのではないかという印象です。
変に影響を受けます。
なので取り扱い注意です!
他の本も複数読むのであればいいと思いますが、
この本だけだとかなり思想が偏ってしまします。
またちょっと大げさに書かれているところや、
素人の僕が読んでも“盛っている”と思うところが多く見受けられます
書評ブログ:http://ameblo.jp/toshinobook/entry-11546627342.html
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現代社会の情報過剰で全体像がとらえにくい問題を、テーマごとにまるまる一冊、中学生目線の素朴な疑問に第一人者が答える形でひも解いてゆくシリーズ。第一弾は「在日朝鮮人」を知る!
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在日朝鮮人の立場から、在日を巡る問題を記した本。私は何も知らなかったので勉強になったが、レビューの評価が真っ二つに割れていることからもわかるように一方からみた視点として捉えたい。
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良い本です。
某ネット本屋さんのレビューも含めてこの手の本(在日朝鮮人や慰安婦関連や徴用工など)は地獄みたいなレビューが散見されますが、人間はどんなに証拠を提示されても自分の信じたいものを信じがちだというよい例だと思います。普段の仕事でよく経験するので、わかりみあります。
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中学生でも理解できるような易しい言葉で、在日朝鮮人が在日朝鮮人となった歴史が丁寧に書かれている。また、入門レベルで疑問に思うようなことへの解が本書にはだいたい網羅されているため、読みながら出てくる疑問点も本書で解決された。
大阪の鶴橋(コリアンタウン)で生まれ育ったのに、在日朝鮮人のことをよく知らなかった、知ろうともせず生きてきた30年間、恥やな。自分も在日3世やのに。
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「幕末暦女必読」 明治維新によって築かれた近代日本は、アイヌ民族、琉球民族、朝鮮民族を喰い物にして育っていった。戦後日本もそれを土台にしている。朝鮮韓国に対する植民地支配にも、やっぱり私たち国民の税金が使われたんだろう。もともと部落差別なんかしていた(今もしている)民族、まして他民族は言うまでもないだろう。どうして私たちはここまで個人がないのか。
東京オリンピックなんか開いている時点で、私たちの意識が当時と相変わらずだとわかる。
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10年以上前の本ですが、勉強になりました。在日朝鮮人についてきちんと説明する本は多くないのですが、さらに新しい本があれば読みたいと思っています。
大人には読みやすい内容ですが、中学生に読んでもらうにはハードルが高いかもしれません。実際、中学生の子に勧めましたが読んでもらえませんでした。内容を絞り、イラストやマンガを増やすなどの工夫が必要でしょう。本書の企画通り、子どもたちに知ってもらいたい内容であるからこそ、その点が残念に思えます。
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アクセス方法▼
https://library.kansaigaidai.ac.jp/%E8%B3%87%E6%96%99%E3%82%92%E6%8E%A2%E3%81%99/%E9%9B%BB%E5%AD%90BOOK#!#tu
電子ブックを読む▼
https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000104605
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客観的な事実はよく書かれているが、思想が強い。「被害者と連帯して日本政府に反省を促し、アジアの諸民族と和解して平和に共存していくほうが、この人にとっても幸せなのに、なぜそこまで国家と運命を共にしようとするのか」ずっと朝鮮人は被害者だから全ての悪かった出来事を日本人に学ばせて謝れという。日本人で自国の歴史をそこまで熱心に学べて、日本人に反するような正義感を持つ人なんてそうは作れまい。幸せは他者に計れない。